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数息観(すそくかん)について

2007-01-22 21:39:48 | その他
1月20日亡き父の17回忌の法要を行った。高野山真言宗の大師寺の中谷住職を自宅へお招きして、姉と息子夫婦と4人で行った。
講話は、最近の子供の教育についてお話があった。どこかの幼稚園で食事をする時に『頂きます』『ご馳走様』ということを、宗教的な言葉だから止めようという話を聞いたことがあり、大変驚いた。食事を作ってくれた人、耕作してくれた人、これらを生んだ自然界に感謝の気持ちを伝えるためであるのに、何か意味を履き違えているのではないかと。

今回、標記の『数息感』について、実地に教えてもらったので、ここで披露します。
(1)先ず姿勢を正し、お腹をひっこめながら、口を少し開けて、ゆっくりと息を吐  く。
 心の中で一と数える
(2)息を吐き切った後、次に口を閉じ、お腹を膨らましながら、鼻からゆるゆると
  息を吸う。
 心の中で二と数える
(3)この呼吸を三回繰り返した後は、出る息も入る息も口を閉じたままで、静かにゆっくりと呼吸する。

これを繰り返し息の数を一、二、三と十まで数えていく呼吸法を数息観という。

これにより、心が落ち着き、気が調い、活力の充実を得ることが出来る。
お釈迦さまの悟りへも通じる仏教修法の原点とも言える感法である。
複式呼吸ではないかと思う。