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美杉の小さな庭でおきていること ~カフェ葉流乃音のつれづれ~

 町ナカ(大阪府堺市)から
 山ナカ(三重県津市美杉町)に移住した店主夫婦が
 日々のアレコレを写真とともに綴ります

カフェ葉流乃音のあかりについて

2019年05月13日 | カフェ葉流乃音のこと

 

カフェを開く際に、一番頭を悩ませたのは照明のことでした。

「古民家でお店をする」というと、「峠の茶店でお団子でも売るん?」

ずいぶん、そう云われました(^_^;)

もちろんそんなお店も大好きですが、良い意味で期待を裏切りたかった!

でもこれといった照明器具は見つからず、開店の日は迫ってくるばかり・・・

 

 

そんな折にテレビを見ていて、たまたまチャンネルを変えたところ

「もしかして・・・コレ?!」と、ドキドキする番組に出会いました!

それは「和風総本家」という番組で

ガラス加工職人の藤本幸治さんが紹介されていました。

しかも大阪の方とか・・・!!

 

 

ネットで検索したところ、藤本さんの作品はもちろん

他にもさまざまなガラス照明を取り扱っている、素敵なお店に巡り会うことができました!

 

 

大阪も戦時中、あちこちが焼かれたのですが

谷町あたりは戦火を免れ、昔ながらの町家が残っています。

その雰囲気が好きで

谷町6丁目にある空堀商店街などに、よく遊びに行ってました。

初めて就職したのも、谷町6丁目の交差点にある銀行でした。

 

 

大阪の町家(長屋)も、なかなか風情があります。

間口は狭いのですが、門をくぐったところに前栽があったり

奥に長いので、採光のための中庭があったり

家のドン突きの便所(トイレというのが似合わない)の横に、庭があったり・・・

居ながらにして、陽ざしや雨降りの様子が感じられるんですね♡

 

 

そんな町家を改修した、イイ感じの飲食店や雑貨屋さん

古着屋さんをのぞくのが、休日の楽しみでした・・・

そのホン近くに、こんな素敵なガラス照明のお店があったなんて~

ですが、ギリギリ間に合いました!

ご縁に感謝です♡

 

 

そのお店は「コバルトブルー」さんといいます!

実はヒミツにしておきたい、宝箱のようなお店です♡

 

個性的なガラスシェードの良さを生かせるよう

店長の永尾さんには、いろいろとアドバイスをいただいて

本当に心強かったです♡

 

1号は「ふつうの照明は明るく照らすだけなのに、ここの照明は影ができる~!!」って

イチバン驚いたらしいです!

そういえば、ホントそうですね~(^^)v

 

 

これは藤本幸治さんが、今年90歳を迎えられるのを記念して

3月に開催された、作品展の様子です。

藤本さんは1929年生まれ。

修業ののち、1958年に独立してご自分の工房を持たれたそうです。

もう70年近くも、精進してこられたんですね~

「サンドブラスト」と「切子」の、ふたつの技法を使い

可愛いお花から伝統柄まで、繊細に、また大胆に、文様を描かれます。

そのセンスが本当に瑞々しくて、探究心に満ち満ちてます!

それでも「未だ満足できる仕事もできていませんが・・・」とおっしゃる藤本さん。

頭が下がって、上げられない~~~(+o+)

 

 

そんな藤本さんにあやかろうと

葉流乃音の玄関のシャンデリアを、入れ替えることにしました。

GW明けに、永尾さんがオーナーさんとともに4名で

配達がてらに・・・と称して、来店してくださいました!

 

 

小さなぼんぼり型のガラスシェード。

傾かないように、同じ重さのものを揃えないといけないそうで・・・

手間暇惜しまない藤本さん、コバルトブルーの皆さま、本当にありがとうございます♡

 

 

点灯するとこんな感じ・・・

まさにぼんぼりに灯がともったようで、とっても温かな空間になりました♡

 

今回、初めてオーナーさんとお会いしたのですが

またこの続きで、ご紹介したいものがあります!

お楽しみに~(って、私が楽しんでるだけ?!)(^^)v

                                        はるのん2号

   <コバルトブルー>

    大阪市中央区内久宝寺町2丁目7-15

    ☎06-6764-7150 

    不定休

    http://www.cobaltblue.jp/

 

 


見られると美しくなる・・・?!

2018年11月28日 | カフェ葉流乃音のこと


カフェ葉流乃音の庭には
樹齢100年?!とでも云いたくなるような
オオモミジの大木があります。

移住してきたときには
新芽は鹿にかじられ
ツタが幹に巻き付いて、締め付けられていました・・・



お客さまに「このモミジ、紅葉するんですか?」と聞かれるたび
「いえいえ、しないんです。枯れて葉っぱが落ちるだけ・・・」
と、答えていたのですが
なんと今年は、木の上の方は黄色く色づき



下の方は、確かに赤い・・・



ねっ!少しずつ赤くなっていますよね~!!

こんなことって、あるのでしょうか・・・
みなさんの期待に応えて、紅葉してくれるなんて?!



先住者さんの置き土産のタヌキさんも
フシギそうに見上げています・・・(*^_^*)





縁側には、シャコバサボテン。
これは、大阪から持ってきたもの。



10年くらい前に購入したひと鉢を
毎年、植え替えて増やしてきました。
“コンペイトウ”という名前がついていました(^^)v



古民家の縁側を、懐かしい雰囲気にしたく
昭和レトロな火鉢を、鉢カバーにして・・・



この縁側は、夕方5時~6時には真っ暗になるので
花付きも花持ちも良く
ホントによく咲いてくれるようになりました。
こちらもお客さんによく愛でていただくので
よけいに、せいいっぱい咲いてくれるのかな・・・



「きんは百歳、ぎんも百歳!」で
人気者になった、きんさんぎんさんも
テレビに出たり
いろんな人に声をかけてもらうようになってから
足取りがしっかりし
黒い毛も増えたそうですよ(^^)v

植物も人間も同じ。
みなさんに見てもらい
触れ合うことで
いきいきと輝き出すのかもしれませんね♡

                はるのん2号


ハッピーハロウィン!!

2018年10月20日 | カフェ葉流乃音のこと


ピンクや白のコスモスや、ススキが
風に揺れる季節になりました。
キバナコスモスは、山里や古民家によく似合いますね~
ツマグロヒョウモンが蜜を吸いに、やってきています。



ハチも、全身を花粉まみれにして
たわむれていました~(^_^;)

渡りチョウであるアサギマダラが
ようやく美杉にも、やってきているそうです。
奥津、太郎生、下之川に
アサギマダラが好きな、フジバカマ畑(?)がありますよ~





庭の栗の実を、渋皮煮にしました。
たくさんできたので
今回の二胡の夕べのスイーツに使ってみようと
1号が、あれこれと試行錯誤・・・



刻んで生地に混ぜ込み
カップケーキに焼いてみました♡
渋皮煮のシロップも塗って
出来上がり!



ハロウィンのラッピングで
お出ししました~(^^)v
ハッピーハロウィン!!



今回も、23名ものお客さまが来てくださいました。
ありがとうございます♡
秋にちなんだ調べの数々を
披露してくださった“二胡ユニット ぶち”のおふたり。



こころのこもった素敵な演奏♪♪
ありがとうございました~(*^_^*)

次回は、来年1月18日(金)
午後4時半開演で、6時頃に終了する予定です。
昨年ご好評をいただいたおぜんざいを
お出ししようと思っていますので
ぜひ、いらしてくださいね~(^O^)/

                  はるのん2号



第5回 二胡の夕べ

2018年07月14日 | カフェ葉流乃音のこと


梅雨も明け、いきなり猛暑に突入です・・・
そんな中、葉流乃音では「二胡の夕べ」を開きました。
お店にはクーラーがないので、夏は夜7時の開演です。
常連さんやご近所さん、22名もの方々が
集まってくださいました~(^^)v

私たちだけでは、とっても手が回らないので
同じく東京から移住してこられた“十瑠窯(とおるがま)”のご夫婦が
いつもお手伝いくださってます。
ありがとうございまぁす(^o^)y

奏者は“二胡ユニット ぶち”という名前で活動されている
素敵なおふたりです♡♡



夏の夜を楽しんでいただきたく
恒例のキャンドルナイト。



薄暮の空を見上げると
うっすらと夕映えが・・・
美杉は山の中なので、日暮れも早く
夕焼けにお目にかかることがないので
これは嬉しい~(^^)v



ぶちさんとの出会いも、美杉つながり。
四日市にお住いのおふたりは
美杉の民宿によく泊まりに来ておられ
そのオーナーが「葉流乃音でライブをしたら?!」と
連れてきてくださったのです。



ぶちさんもうちを大変気に入ってくださって
「季節ごとに演奏会を開いて、100回はやりたい!」
と宣言(?)されたので、お客さまともども
「がんばって元気に長生きせねば・・・」と
誓い、励ましあっています(^_^;)



夜も更け・・・
涼しい川風が、お店の中にまで流れ込んできてくれました。

“七夕さま”からはじまったコンサートも
季節の歌から“糸”“イエスタデイ”“ローズ”など
心にしみる旋律の数々まで・・・
皆さん、熱心に聴き入ってくださっていました(*^0^*)



次回は10月19日(金)4時半の開演予定です。
また、ブログでもお知らせしますね♡

     *****

お話変わって、引き続き栗の実の成長日記です!
この暑さの中でも、雨や太陽の光を吸収して
元気に育ってます(というか、大きく美味しくなぁれ~)!



ブログを始めて、不思議なご縁で知り合えた
なおさん(なんと美杉のご出身!)とguuchanさんから
絵手紙をいただきました~♡♡
とっても素敵です!!

おかげさまで、この夏も元気に過ごせそうです(^^)v
お客さまにも、パワーをおすそ分けさせていただきますね~
ありがとうございました~(^O^)/
                    はるのん2号


毎日、手作り、3年目

2018年06月01日 | カフェ葉流乃音のこと



「カフェ葉流乃音」があるのは“美杉町奥津”という
奈良県と三重県の県境の山の中。
緑に囲まれた素敵なところで
とってもお気に入りの場所なんですが、そのかわり
“気軽に行けて、何でも揃う”お店などはなく
“何でも簡単に仕入ができる”というわけにはいきません・・・





そんな訳で“コーヒーは自家焙煎しよう”と
開店前から準備していましたが
ケーキはまだしも、サンドイッチ用のパンまで
手作りすることになろうとは
思ってもいませんでした。





まあ、元々パンやケーキを焼くのは好きだったので
“楽しくて作っている”という面もあるんですけど
店にあるのは、家庭用のオーブンなので
数を焼かなくてはいけない時は大変です。






パンやケーキを毎日作っていて思うのは
ちゃんとした材料で、シンプルに作られたものほど
“おいしい”ということ。

だから葉流乃音では
パンやケーキに“国産小麦粉”を使っています。
“日本の小麦農家を応援したい”という気持ちもあるんですが
輸入小麦には“ポストハーベスト農薬”すなわち
収穫後に長期保存・長距離輸送しても
虫やカビが全く発生しなくなる、強力な農薬が
“まぶされている”ことが多いから。





体に必要のないものは
自分たちもできるだけ食べたくないし
ましてやお客さまにも食べていただきたくないのです。

シンプルな材料で作られていて“おいしい”のは
やはり材料の品質が良かったり、新鮮だからだと思います。
化学調味料や添加物など
余計な混ぜ物をする必要がないんですね。





とはいえ、いくら良い材料を使って、シンプルに作っても
料理人の腕が良くないと“おいしく”はなりません。

葉流乃音は、今日から3年目に入りました!
はるのん1号の修行の日々は、まだまだ続きそうです(笑)。
はるのん2号ともども
カフェ葉流乃音を、よろしくお願いいたします。

                    はるのん1号