美杉の小さな庭でおきていること ~カフェ葉流乃音のつれづれ~

 町ナカ(大阪府堺市)から
 山ナカ(三重県津市美杉町)に移住した店主夫婦が
 日々のアレコレを写真とともに綴ります

10月11月の営業予定と夏の記憶

2023年10月01日 | カフェ葉流乃音の営業予定とお知らせ

 

コロナに足を取られている間に、10月を迎えてしまいました。

心配のお声掛けをいただいたり

ありがたい差し入れをいただいたり...

美杉に来てからのご縁に支えられました。

本当にありがとうございます。

 

10月5日(木曜日)から、営業を再開します。

何卒よろしくお願いいたします。

 

 

人類の進歩・・・

コロナが猛威を振るっていた頃

死の恐怖が身近に迫った感のあるウィルスでしたが

いまや、風邪薬と解熱剤の対症療法で、自宅で自分で治す!

発病した時期が違えば、対応がこんなにも違う・・・

知らない間にヒトが進歩?進化?したということでしょうか?

 

フィギュアスケートだって(急になんや⁈)

ジャネット・リンの頃は、1回転半もすれば拍手喝采だったのに

今や、4回転や4回転半を競い合う!!

いつも不思議に思っています。

おんなじ人間やのに、でき始めるとみんなできるようになる・・・

(関連なさ過ぎて、ようわからんわ~)

 

 

世界を飛び回って公演していた“シルク・ドゥ・ソレイユ”。

コロナで一時は解散を余儀なくされましたが

この夏、“アレグリア”で5年ぶりに来阪。

人間の身体能力と芸術が融合した、最高のエンターテインメントです♡

このヒトたちもスゴイ!

きっと同じ人類では・・・ない!

 

 

EXPO’70の頃、私は小学6年生でした。

ミッション系(ハジメテつこたわ、この単語)の小学校に通っていて

それまでの鼓笛隊を、トランペット鼓隊にバージョンアップして

“バチカンデイ”に、お祭り広場で演奏とマスゲームを披露しました。

私は鼓笛隊の時はたて笛でしたが、トランペット鼓隊の時は小太鼓!

人前で演奏するのは全然平気!な子どもでした(今は違いますっ!)。

 

 

うちは全然裕福じゃないのに

(友だちに、家が団地っていう子はいなかった・・・)

父親が信者で教育熱心で、無理して通わせた学校でしたが

まあそのおかげでいろいろな経験をさせてもらったと思います。

 

 

万博には、学校遠足で、ガールスカウトで

東京から来た父の友人家族を案内して

親戚の叔父さん叔母さんなどと一緒に・・・など

10回くらい行きました。

鼓笛隊で、会場を練り歩いたりもしました。

大阪の小学生として、万博を盛り上げるのに

ひと役買っていたんですねぇ~(*_*)

 

 

その内おめあてのパビリオンができて

脇目もふらずに向かったのが、“リコー館”。

 

色とカタチが様々なソファに座って、天井を見上げると

聴いたこともないシンセサイザーの音楽とともに

照明の光が無数の星のように、キラキラと降り注いでくる・・・

まるで宇宙に吸い上げられていくような浮揚感に包まれて

決まってアタマがボーっとなってしまうことに

刹那過ぎるシアワセを味わっていました(ちょっとヤバイ子!)。

 

かと言って、リコー館がリバイバルしたとしても

「なんや、こんなんやったんかいな」って

思うもんなのかもしれません(>_<);

 

                  

大阪を離れたおかげで?なつかしくなり

この夏、万博記念公園に行ってみようと思いたちました。

予約をして、太陽の塔の内部も見学できました。

 

 

EXPO’70パビリオンは、懐かしい展示が満載でした。

あれから53年も経つんですね!感慨深すぎた~(>_<);

                        

国立民族学博物館にも初めて訪れました。

展示が今様になっていて、何時間でも楽しめます(^^)/

アジアン雑貨好きや楽器好きにも、たまらない場所だとおもいます。

ましてや服飾やデザイン好きにおいておや!

時間が足りなくなって、大阪日本民芸館は次回のお楽しみになりました。

 

 

さて次の万博…EXPO2025。

開催の意義が今一つわからない気がします。

EXPO’70の時ですら、岡本太郎さんがいなければ

果たして後世に語り継がれるような万博になっていたかどうか。

いまだにまず経済効果ありきの万博・・・

その後IRですか⁈ 大阪、どうなっちゃうの⁈

 

EXPO2025のコンセプトは

「いのち輝く未来社会のデザイン」だそうですが

その “いのち“ のなかに

“生きとし生けるもの” すべてが含まれていますか?

この世に生きているのは人間だけじゃない。

美杉に来て、遅ればせながら気づかされました。

自ら考えることなく、時流に乗り

ゴーマンな半世紀を生きてきたと悲しくなります。

今後 “人新世” と総括されるかもしれない時代の万博とは・・・⁈

今一度立ち止まって考えなおし、世界に発信する機会にして欲しい。

EXPO’70のテーマ「人類の進歩と調和」。

その “調和” という大きな宿題が残されたままです。

,

 

2代目の黄金の顔。

はるか遠く...何を見つめているのでしょうか。

 

      はるのん2号

 

 

 

コメント
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