Travel SMAP

いつか届くことを夢見て
『拓哉、だぁ~~い好き!!』
と、叫び続けるアホなブログです♪

どうか届きますように

思い込みだって、いいの

2011-07-19 23:25:23 | 2011:南極ちゃん
瞳に映るのと
目が合うのとは
微妙に違う気がする
っつうか、結構違うかな

こちらを見ないわけじゃないけど
視界にはいれているけれど
視線は合わさないようにしているような

“うちらはセットみたいなもんだから”と拓友さんが言う
まさにその通り!
そう、ファンじゃなくセット!

でも、セットにも優しい彼は
彼なりのサービスはしてくれるけど
ちゃんと一線は引いている
そんな気がしていた



その日は朝から暑かった
額や首に汗をかく、なんてレベルじゃなかった
汗が顎からポタポタとたれたりしてた

着物を着せられたワタシと拓友さんが配置された場所は
やや広めな場所から細い路地を入ったところ
少し離れたところでは煙りを焚く為か、
缶みたいなもので焚き火までしていた

休憩時間に、愛しき人は広い通りの椅子で
周りの視線を浴びたりしていたようだけど
基本的に移動の許されないセット(ワタシたち)は
路地奥に配置されてしまったら
たま~に移動はしたりしたけど
その様子を見ることはなかなか出来なかった

広い通りに立つ人の様子を路地奥から見て
“遠慮がちにちらちら見てるから、座ってるのかな”
“よーく見てるから、少し離れたとこにいるのかな”と
そんな話をしながら、他のみんなと同じように
決められた場所をなるべく動かないようにして
セットとしての役割を全うしようとしてた

飲み物はスタッフさんが紙コップに入れて
休憩のたびに配りに来てくれていた

と、ちょっと長めの休憩の際に
セットたち(か?)みんなに
“ポカリ飲みたい方はあちらへ”というように
一時的な移動の許可が下りた

ポカリを貰いに行くついでに
愛しき人を遠くから眺められるかな、と
拓友さんと一緒に、広い通りに出た

愛しき人はどこにいるんだろ?
通りの端が少し日陰になっていて
みんなその日陰に並ぶように立っていたので
通りの真ん中あたりに、ワタシたちだけが立つような形になった

少し離れた場所で、ホースを持って水をまいている人がいた
“あ!”“水まいてる”
こっちをむいて水をまいていたのは
愛しの彼だった

弧を描いてキラキラと水が落ちている
キラキラ輝く水の向こうに、キラキラ輝く愛しき人
たまに風に乗って、細かい霧が飛んでくる
“気持ちいいね~”
“もっとかけてくれたらいいのに”と
その僅かな霧を仰いで彼女と話していた
そこに姿を見つけてしまったから
たとえポカリをとりに行く為とはいえ
さらに彼に近寄る形になる行動がとりずらくて
風に乗ってくる霧を待っていた

と、その時に
いつもは感じたことのない視線を感じた


ホースを持つ腕が動くのがわかった
確かに見ている、と感じたその瞬間

“うわっ!”
“きゃ~っ!”

放物線を描く水の先端がワタシたちに命中した
あっという間に手も顔もびしょびしょ
肩にかかった水は着物に染み込み肌を濡らした

“冷たい~!”
“びしょびしょだよ”
思わず2人で愛しき人を見た時に
楽しそうに笑ってるように見えた

ほんの数秒の出来事

“今さぁ、狙ったよね”
“うん、仕掛けてきたよね”
“乾かなきゃいいのにね”と
水をかけられて喜ぶ2人
手のひらの水滴が、腕の水滴が
宝石みたいにキラキラしてた

たまたま、少し先まで水を撒こうとしていたとこに
たまたま、ワタシたちが立っただけ、だろう
たった2人を、わさわざ狙ったんじゃないだろう
見てるような気がした、だけ
笑ってるような気がした、だけ

そう、あまりの暑さにぼーっとして
2人で幻覚を見たのかもしれない
たぶん、思い込み

でも、思い込みだって、いいの
それだって、素敵な思い出だから


幻覚を見た、セットの戯言です(笑)
コメント (21)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする