拓哉を好きになった頃
拓哉のキャラなんて知らなかったけど
なんか芸能人って
特に人気のあるアイドルや俳優って
ちょっと気取ってたりするのかな、とか
わがまなんだろな、とか
そんな風に思ってた
別にそれが嫌なのではなく
「有名芸能人はそーゆーものだろう」な、感覚
だから、「プライド」のエキストラ行った時に
拓哉が、ほぼずっと、観客の見えるとこにいたことに驚いた
ほんのわずかな時間ならまだしも
拓哉以外の出演者のシーンの撮影時は
カメラの画角に入らないとこで
座ってたり、寝てたり、ストレッチしてたり
声援を送る観客としてのエキストラの出番がないときは
オペラグラスで拓哉を観察してたけど
常に見えるとこにいることが、最大のファンサだってことわかってたんだろな
年代が近いからか、拓哉は共演者の方々と、
いっつも楽しそうにしてて、
リンクに落としたキャンディ(チュッパチャプスみたいな棒付きキャンディ)を
拾って舐めたりしてて
なんなのこの人~( ・∇・)、だった
Twitterなんてなかった頃
スマホなんてなかった頃
カメラ付きのケータイはあったけど
画質は今と比べたらめちゃくちゃ悪かった頃
リンクにいるのは、拓哉じゃなく、里中ハルだったけど
1度だけ、木村拓哉としてリンクサイドに現れたことがあった
最終回の日光のロケ、里中ハルの撮影シーンが終わって
エキストラの中には、時間が遅いから、と帰る人も多かったんだけど
敵チームの撮影が終わった時に、拓哉が現れたんだよね
エキストラを入れての最後の撮影
もう里中ハルの木村拓哉に会うことはないんだろうな、と思ってたのに
あの時のエキストラたちの盛り上がりはすごかった
拓哉が帰っても、撮影のお手伝いをしてたご褒美だね、って、周りの人たちと話したっけ
かなりの人が帰った後だったから、残ってた人は空いた席にどんどんつめたから
みんなかなり見えやすい前方席に座ることが出来ていた
そして、すぐそこに里中ハルの木村拓哉
帰り際の拓哉の背中に向かって
周りの人たちみんなで「せーのっ!」「ハルーーーっ!」って叫んだら
拓哉が振り返ってくれて、にやり、とした
その表情と大きな瞳を、いまも時々思い出す
今日、ふと思い出したのは
ランチのドリンクを、グレープフルーツジュースにしたから、かな
拓哉、だぁ~~い好きっ‼️