延長１０回、代打福留決勝２ラン

2017/7/29　阪神 ４－２ 中日

中日先発の小笠原が珍しくええピッチングをしよったので、えらい攻めあぐんだ。
５回にパンダが２塁打を打つまで一人のランナーも出んかった。
その回も得点できんかったしきつい展開や。
せやからメッセンジャーも先に点をやれんと、気合を入れたピッチングでランナーを出さん。

バッターがヒットを打たんから、６回にピッチャーのメッセンジャーが自らチーム２本目のヒットを打ってバッターに喝を入れよった。
喝を入れられた格好の１番俊介がフルカウントからレフトへ２ランホームラン。
ここんとこ若虎ならぬ中堅選手の中虎が頑張っとる。

７回にまずい守備とかもあって同点に追いつかれたけど、こないなったら継投合戦や。
中日が又吉を出してきたら、こっちは桑原や。
向こうが田島を出してきたら、阪神は高橋で対抗。
お互いに一歩も譲れへん。

延長になって、信頼できるピッチャーがおれへん中日はイニングまたぎで田島を続投させてきよった。
よっしゃー！
先頭バッターの大和が四球で出塁。
１アウトから金本監督がとっておきの代打福留を告げる。
福留は３球目、アウトコースよりのボールを引っ張り込んで、ライトセンター間のスタンドへ放り込みよった。
えらい！
福留、配球の読み勝ちや。

こっちは、リリーフ陣が充実してるから、一人１イニングで、１０回はドリスが登板。
３人をアウトにするんは簡単なことやった。
投手陣の差やな。
ナゴヤドームはお客さんや。

大和先制ホームラン

2017/7/28　阪神 ５－０ 中日

中日先発のバルデスは球が全然来てない。
フリーバッティングのピッチャーみたいな球を投げてきよる。
初回からそないなボールを投げてきよるから、打者がびっくりしてしもて２安打２四球で満塁と攻め立てても０点で終わってしもた。
せやけど威力のないボールは相変わらずやから、２回には先頭バッターの大和がフルカウントから高めの球をレフトスタンドへ持って行きよった。
今シーズンの第１号や。
非力な大和にホームラン打たれるようではアカンわ。
守備陣もイライラというか、ボケーッとしとったんと違うか。
ヒットと送りバントでランナーが２塁に進んだとこで、俊介がファーストのフェンス際へファウルフライを打ち上げアウト。
それをみた坂本が３塁へ走ってるのに、１塁のビシエドはゆっくりした動きや。
振り返ったらランナーが走っとるから、あわてて３塁へ送球したら、これが悪送球。
勝手に２点目が入ってしもた。

４回は鳥谷、大和の連続ヒットで出たランナー二人を、俊介が左中間を真っ二つに破り２点タイムリーツーベース。
このピッチャーが投げてたら、なんぼでも点が取れそうやった。
反対に阪神先発の秋山はスイスイスイのスイや。
得点圏までランナーを進めさせたりしよるんやけど、そこからアッカンベーとばかりに打ち取ってしまいよるんや。

８回にも鳥谷のライト線タイムリーツーベースがでてまた１点。
先制、中押し、ダメ押しと理想的な得点経過やった。
岩崎、メンデスと継いだピッチャーも完璧で、弱い中日をやっつけてしもた。
かつては苦手やったナゴヤドームもお得意さんになってきた。

中谷逆転３ラン

2017/7/27　阪神 10－３ DeNA

岩田がやっと帰ってきた。
今シーズン初登板で、去年は一つも勝てんかった。
立ち上がりはワイルドピッチや四球が絡んで、１回、２回と１点ずつ取られて苦しかった。
３回から投球テンポを変えて調子が出てきた。
３回、４回を０点に抑えたから打線は奮起したらなあかんやろ。
そない思ってたら４回裏先頭の北條が四球で出て、続く大山がセンター前のヒットでチャンス到来。
１アウトから５番の中谷が２球目をうまいこと救い上げた打球は高々と上がり、長い滞空時間を経てレフトスタンドへ。
逆転の３ランや！
これやから、中谷をはずされへん。
ホームランバッターの打球やった。
この打球を打てるんは、今の阪神には中谷しかおらへん。
パンダの３本のホームランはみなライナー性やもんな。

岩田は久しぶりやから勝ち投手の権利をもって５回で降板し、メンデス、高橋と継いでDeNAを抑え込んでいく。
特に高橋と筒香の対決は見応えがあった。
２アウト３塁で筒香を迎え、高橋は真っ向勝負。
カウントが悪くなったら歩かそなんて弱い気持ちを持っとれへん。
インコースにもビュンビュン投げてセカンドゴロに打ち取った。
ここが勝負の分かれ目やったかもしれん。

こないなったら８回は必勝を期して桑原の登場や。
ショートのエラーなんかも絡んで、えらいピンチを背負ってしもたけど、そこは桑原、力でDeNA打線をねじ伏せよった。
そないなったら、もうこっちのもんや。
８回裏は滅多打ちしたった。
最初の花火は大山の２ラン。
新人ながら全日本学生４番の力を出してきよった。
その後もパンダのヒット、中谷のヒットなどで１アウト満塁と攻め立てる。
ここで大和がライトへしぶとくタイムリーヒット。
ピッチャーを砂田から三嶋に代えよったけど、そんなんで止まれへん。
２アウトから代打の高山が走者一掃のツーベースで３点追加。
やる気のなくなったDeNAは一塁手の後藤が俊介のファーストゴロをエラーしてまた１点や。

岩田は２年ぶりの勝ち星やった。
力のピッチングから技巧派として再出発してほしい。
投球のリズムを早よしていったらまだまだ勝てるで。

メッセンジャー来日8年目の初ホームラン

2017/7/23　阪神 ５－０ ヤクルト

それは３回表のことやった。
先頭バッターのメッセンジャーがライトポール際へ打ったライナーがわずかに右にそれて、あと30センチずれとったらホームランやったのにという、強烈な当たりやった。
三振前のバカ当たりというのは、ようある話やねんけど、ここからメッセンジャーは打ちなおして右中間のスタンドへライナーを売り込んだ。
ホームランを打ち直すなんてなかなかでけへん。
えらい！　よーやった！
メッセンジャーは来日８年目やけど、これが初めてのホームラン。
ホームラン打つんが夢やと言うてたけど、夢が叶ったやないか。
よかったわあ～！

先発のメッセンジャーは変化球が冴えて、バッタバッタと三振を取っていく。
このままやったら、「野球は一人でも勝てるんや！」と言われてもしょうがない展開やった。
さすがに打撃陣が、それはまずいやろと７回に奮起しよった。
昨日送りバントを失敗して、えらい怒られた代打の中谷が名誉挽回とばかりにレフトポール直撃のソロホームラン。
中谷、根性見せたなあ～。　えらい！
鳥谷もヒットを打ったら、ヤクルトはピッチャーを中澤から石山に代えてきよったけど、もう遅いがな。
大和がレフト線へツーベースを打ってノーアウト、２塁３塁や。
ここで梅野が初球をピッチャー横へセーフティスクイズ。
楽々１点追加で、おまけにあわてた石山が１塁へ悪送球。
梅野が２塁へ盗塁とやりたい放題や。
２アウトになったけど上本がフルカウントから左中間を真っ二つに割る２点タイムリースリーベース。
勝負が決まってしもた。

メッセは８回、１１４球を投げて１２奪三振。
完封もできたけど次の登板も考えて、９回はドリスが締めくくった。
１４連敗もしとるヤクルトが可哀そうになって昨日は負けたったけど、さすがに弱いヤクルトに負け越すわけにはいかん。
きっちりと勝ち切ったった。
打つときは打つんや。
今日も２ケタ安打の２ホームランやった。
メッセは１０勝目で、６度目の二けた勝利はあのジーン・バッキーの５回を抜いた。
目指せ２０勝や!!!!

パンダが打った！

2017/7/21　阪神 11－１ ヤクルト

パンダは上野動物園だけとちゃう。
白浜のワールドアドベンチャーにはようさんおるけど、阪神にもいてるんやで。
パンダことロジャースが来日初ホームランを打った。
４回に左中間へ２ランホームランを打ったんやけど、ロジャースは６回にもセンターへ２ランホームランを打って本領発揮。
２回に福留が打った先制ホームランがかすんでしまう活躍や。
おまけに７回にはアウトコースのスライダーを見事にレフトに引っ張り込むタイムリーヒットや。
恐るべし、パンダ！　

阪神打線は１３連敗中のヤクルト投手陣を打ちまくった。
ボコボコに打ちまくったって１２安打の１１点や。
ヤクルトはそろそろ勝ちそうかなと思ったけど、やっぱ弱いわ。

先発の秋山は初回を切り抜けてスイスイと行ったんやけど、完封を意識しすぎて９回に１点取られてしもた。
金本監督も秋山も苦笑いや。

今日は大山も３ランを打って、４本塁打の猛攻やった。
糸原に代わって上がってきた北條も途中から出てヒット打ったし、キャッチャーの坂本も２点タイムリーを打ってる。
せやけど、何というても今日のヒーローはロジャースやった。
パンダ、頼りにしてまっせ！