雨中のサヨナラ劇

2012/04/26 阪神 １-０ 広島

今シーズン初のサヨナラゲームだあ！

先発の安藤が昨日のレンジャーズ・ダルビッシュに勝るとも劣らん見事なピッチングで９回を被安打４の10奪三振という快投を見せてくれたんがサヨナラにつながった。
息詰まる投手戦に、鳥谷、平野らの好守もひかって、なかなかの手に汗握る好ゲームやった。
延長に入って、こっちは藤川、榎田とええピッチャーから投入して絶対サヨナラ勝ちやと相手を威圧したったら、広島はその迫力にシュン太郎や。
そこで迎えた１１回裏、２アウトから放ったマートンの１塁ゴロに気合が乗り移って、その気合の打球を広島のファースト岩本がトンネルしよって、マートンは２塁へ行った。
こないなったら、押せ押せや。
ピンチランナーに俊足の俊介を起用。
バッターは目下セリーグ最多安打の平野。
雨が強くなってきたけど、そんなん関係あらへん。
期待にこたえて平野はその雨を切り裂いてセンター前にヒット。
セカンドから俊介が快速を飛ばして生還。
ベンチから全員が飛び出し、安藤が平野に向かって全力疾走。
「オイラの力投が報われたー！」っちゅうとこやな。
金本に抱きあげられた平野に全員が祝福のポカポカポカ。
平野は関本に肩車されて凱旋や。
ヒーローインタビュー、「ここで打たんかったら男やないと思いまして…」。
バンザーイ！　バンザーイ！　が甲子園にこだました。

完封リレー

2012/04/25 阪神 ５-０ 広島

昨日は堂林の出合いがしらの一発に泣いたけど、広島相手に連敗はできんと初回から気合の攻撃。
平野のヒットを足がかりに、ブラゼルが先制のタイムリーを打ったら、続く金本も追い打ちのタイムリーでいきなりの２点。
先発の久保は安定感抜群のピッチングでピンチらしいピンチはなかった。
７回を投げて２安打８奪三振で広島をねじ伏せてくれた。
打線はそろそろ追加点が欲しい５回に再び爆発。
先頭のマートンが右中間を深々と破る大３塁打で出ると平野が強烈なライナーでショートを弾き飛ばすタイムリーでマートンを迎え入れた。
鳥谷もヒットで出たら、広島はピッチャーを江草に代えてきよった。
元阪神の江草やったら、可哀そうに思って打つのんをやめるんちゃうかと考えたんかも知れん。
ところが江草はお世話になった阪神への遠慮からかボークで１点をくれた。
さらに四球を連発して満塁となったとこで、代打の城島が軽々とライトへ運んでさらに１点。
江草のつらそうな顔見てたらホンマに可哀そうになってきた。
久保は７回１０３球で余裕の交代。
あとは榎田、鄭がノーヒットで締めくくれば３人での完封劇やった。
阪神打線は１０安打を放ったけど、２流ピッチャーやったらえらい打つようにはなってきてるから、本調子までもうあと一歩まで来てると思う。
広島なんぞに連敗しとれんからな、とりあえず今日は良しというこっちゃ・・・。
昨日３安打で完封されたから、今日は２安打で完封したった。

大和６打点の大活躍

2012/04/22 阪神 11-３ 横浜

宇宙戦艦ヤマトのテーマソングに乗って打席に入った大和が期待以上の大活躍をやってくれた。
打線を組み替えてマートンを１番にもってきたら、そのマートンが１回いきなりのヒット。
その後の満塁で、１塁にはいった城島が先制の２点タイムリーヒット。
いつも先に点を取られてた先発の岩田に「今日は頑張れよ！」とプレゼントや。
さらに大和がレフト前にヒット。
ラミレスがもたついて２塁打になって２点タイムリーとなってこの回４点。

横浜はDeNAとオーナーが代わって、監督も中畑になったけど予想通り弱い。
強気をくじき、弱気を助ける阪神は昨日、一昨日と負けてやったし、今日も３点を返させてやって自信をつけさせたってる。
せやけど甘い顔もここまでで、３連敗の岩田に勝ちをつけなあかんから、５回は再度の攻撃モードにスイッチがはいった。
ツーアウトからの新井のヒットの後、ブラゼルがあわやホームランというフェンス直撃の滞空時間の長い一撃。
まだ手抜きが続いていると思った新井がホームに帰ってこない。
「オイ新井！ 本気モードに変わってるんやで!!」と２塁ベース上でブラゼルが叫んどった。
城島敬遠の満塁で大和がハミルトンの高めの速球を捕えて左中間に満塁一掃の３塁打を打って試合を決めた。
岩田は５回裏を抑えて、勝利投手の権利を持ってゆとりの降板。
本気モードに入ってしもた阪神はその後も攻撃の手を緩めず、７回も新井のタイムリー、城島の２点タイムリー２塁打。
城島は今日４打点で、やっぱ、城島のバッティングは魅力や。
さらに大和に再びタイムリー３塁打が出てこの回４点をいれた。

岩田の後を継いだ鄭、榎田、福原が危なげないリリーフ。
岩田は予定してた通り、待望の今シーズン初勝利をあげた。
ビジターのヒーローインタビューを場内に流せへん横浜球場やけど、今日はこの点差やから特別に場内にも流した。
二つ負けたった阪神へのお礼のお返しやったんかもしれんな。

逆転につぐ逆転

2012/04/19 阪神 ４-３ ヤクルト

２回に１点を先制されたけど、その裏ヒットの新井を置いてブラゼルがあわやホームランというレフトオーバーの２塁打を打ってノーアウト、２塁、３塁のチャンス。
ここでマートンがしぶとくライト前に運んで同点。
続く金本のダブルプレーの間に１点入れて逆転。
あっさりと逆転や。
ヤクルトはせっかく喜んだとこやのに、１０分もたたんうちにシュンや。
シュン太郎やったけど、ヤクルトはなんとか元気盛り返して５回に２点入れて再逆転しよった。
根性あるやんか。
喜ばしといて、こっちは６回裏の２アウト１塁、２塁でマートンが右中間に２塁打。
２アウトやから思い切りスタートしてた１塁ランナーの新井が激走して間一髪セーフで生還。
４対３と再々逆転や。
ここまできたら必勝采配でレフトに俊介を入れて、ピッチャーは筒井に交代。
筒井は７回をあっさりと三者凡退で責任を果たした。
そしたら８回の榎田も予定のリリーフ。
１アウト３塁のチャンスをやってから４番、５番を打ち取って得点を与えんかった。
ヤクルトは同点と思ったのに、抑えられてベンチはシ～ン。
９回は当然球児の登板。
先頭バッターの宮本にヒット打たしたった。
2000本安打までもうちょっとやからサービスしたったんやと思う。
せやから宮本の代走やった比屋根はきっちりと牽制アウトで仕留めたった。
最後のバッター代打の武内予定通りの三振でゲームセット。

復活の安藤は２勝目。
マートンは同点打＆逆転打。
これでこのヤクルト戦も勝ち越した。
首位の座は盤石の雰囲気が出てきたで・・・。

ブラゼル先制２ラン、メッセ来日初完封

2012/04/17 阪神 ４-０ ヤクルト

今日は外人デーやった。
先ずは４回裏のブラゼル。
ヒットとボークで２塁に進んだ新井を置いて先制の２ランをレフトスタンドへ。
高々とあがった純白のボールは漆黒の夜空に吸い込まれていった。
まるで人工衛星が飛んでるように真っ白な点となって滞空時間を保ってスタンドに落ちて行った。
美しいなあ～。
絵画を見てるようなホームランやった。
続いて７回裏のマートン。
２アウト満塁で打席に入ったマートンは、安打製造機らしくきっちりとセンター前へ２点タイムリー。
マートンは今日は３安打で、そろそろエンジンがかかってきたみたいや。
ヒーローの一番は先発のメッセンジャー。
わずか１００球で、４安打１四球でヤクルトをシャットアウト。
まったく危なげなかった。
グングンと力で押して行ったら、ヤクルトのバッターはみんな力負けしとった。
メッセンジャーは来日初完封やった。
今シーズン初めての連敗をやった後だけに、今日の完勝は大きいな。
３連敗はせんと言うこっちゃ。
首位独走になってきたで。