延長１２回、マートン、サヨナラ２塁打

2014/6/17　阪神 ４-３ 日ハム

先発の藤波は８回を投げて自己最速の156キロの投げ込み、自己最多の１３奪三振。
ランナーを出しては三振で抑えていく、日ハムからしたらイライラさせられるピッチング。
それでも試合は１対１の同点で進んで行った。
そしたら８回裏に、先頭の梅野が２塁打で出て、上本がバントで送り、代打の坂がレフトへ深々と打ちあげて待望の勝ち越し点。
９回を呉昇桓が押さえたら、藤波にも勝ち星がつくという絵にかいたような試合展開や。
そんな平凡な試合を嫌うんが阪神タイガースというチームで、呉昇桓は２アウトランナーなしから２点とられて逆転されよった。

な、な、なんちゅうこっちゃ！

せやけど、ここからなんよな、阪神が頑張るんは。
９回先頭バッターのゴメスがレフト線ツーベースを打った。
この男、こんな場面では打つんよな。
そこからの満塁で俊介が起死回生の同点内野ゴロ。
一気に逆転サヨナラにせえへんとこが奥ゆかしいとこやね。
阪神の選手は野球が好きなんか、楽勝出来る試合を延長戦に持ち込んだ。
１０回裏も２アウト満塁まではいくんやけど、まだまだガマンで点を取らん。

これでもう負けはなくなったという１２回裏２アウト、ランナーなしから１塁２塁と責めて、バッターボックスにはマートン。
気力充実、初球はセンターオーバーへ。
９回２アウト、ランナーなしから逆転させたったんやから、こっちは２アウト、ランナーなしからサヨナラで仕返しや。
４時間４６分、決着をつけたった。

信じられへんけど、阪神は今シーズンの交流戦で初の連勝や。
やっと吹っ切れた。遅いけど・・・。

メッセ、ビジター初勝利

2014/6/15　阪神 ８-１ 西武

なんでか敵地では勝てんかったメッセンジャーが今シーズン初の敵地勝利。
最初はええんか、悪いんか分からんピッチングやったけど、４回以降は本来のピッチングを見せた。
８回を投げ１３奪三振の１点や。
なんで今までビジター球場では勝てんかったんやろ？

打線は先発全員安打の猛攻や。
３回にでた上本の先制タイムリーが口火。
５回は先頭マートンの２塁だから滅多打ちしたった。
先日ベースを踏み忘れるチョンボをした緒方が勝ち越し３ラン。
お仕置きで出れんかった時もあったけど、もう一回仕切り直しで頑張ってもらおう。
豊田とかいうピッチャーはゴメスの顔に恐れをなして満塁やのに逃げまくり。
ビビッてアウトコースに逃げたボールがワイルドピッチとなって、セカンドランナーの大和まで帰って来てしもた。

緒方は続く６回に自分が打った打球を見失って、ファウルと思ったのか「どこいったん？」とバッターボックスでウロウロしてたら打球はレフト前に飛んでて、これがタイムリー。
オモロすぎるやないか、緒方。

最後は先日打たれた安藤をテスト登板させたら、今日は完璧に抑えきった。
ワールドサッカーの初戦敗北の鬱憤がちょっとは晴れた。

代打良太満塁一掃逆転二塁打

2014/6/12　阪神 ８-７ ロッテ

８対７は一番面白い試合と言われてる。
それは勝ったらの話やけど、今日はオモロイ試合やった。

久しぶりに先発の岩崎は初回からメロメロで滅多打ちされた。
よう３点で止まったと思うピッチングやった。
せやけど、それが演出やったんやね。
その後はランナー出しながらも０点で持ちこたえた。

そしたら４回に新井のお兄ちゃんがライトへタイムリーヒットを打って１点。
和田監督、今シーズンの３塁は新井でええんとちゃいますか。

続く５回はけがから帰って久しぶりに先発マスクをかぶった男前の藤井がヒットで出て、選手会長上本がレフト線へタイムリー２塁打。
西岡が帰ってきたらどないしょう？
さらに２アウトから、ランナー二人を置いてゴメスがバックスクリーンへ放り込んだ。
振り回すだけやという批判も出てきたけど、ゴメスはこれでええんや。
ここ一発を打ってくれたらええ。
ホームランの怖さが漂ってるんはゴメスしかおらんもんな。
５対３となって岩崎に勝ち投手の権利がついた。

せやけどこれで終わらんのが阪神と言うチームのチームカラーやね。
リリーフの安藤が７回に角中に同点打を打たれ、クルーズに逆転２ランを打たれ、あっという間の４点であっさりと逆転されよった。
今の阪神では、６回加藤、７回安藤、８回福原、９回呉昇桓で逃げ切るんはつらいわな。
ＪＦＫの時代が懐かしいわ。

ところが今日は根性があった。
すぐさま８回の表、代打の柴田がヒットで出たんを足がかりに２アウト満塁や。
ここでピンチヒッターは新井良太。
いつもやったら、ここで終わるんやけど、良太は初球を詰まりながらもセンター前へ力で跳ね返した。
深く守ってたセンターの岡田が前進前進でフライを捕りにくるけど打球は延びてけえへん。
やっとこさグラブの先端に入れたけど、ひっくり返った反動で打球はポロリ。
２アウトやから、全員ホームに帰って来た。
１アウトやったらヤバかったな。
オモロすぎるやないか。

流石にこの展開では負けられへんから、後は福原、呉昇桓が締めた。
あ～、しんど…。

猛虎打線１８安打１４点の猛攻

2014/6/8　阪神 14-８ ソフトバンク

何でもありの試合やった。
３時間５９分を最後まで楽しめた。

３試合連続２桁得点を続けてるソフトバンクやから、初回に榎田がいきなり１点を取られた時は嫌な気がした。
その不安をその裏に阪神打線が払いのけた。
選手会長が四球で出てすかさず盗塁。
オセゲラとかいうわけの分からんピッチャーは、これでリズムをなくしてボロボロや。
大和に進塁打を打たれた後、鳥谷に初球を完璧なスウィングでライトスタンドに放り込まれよった。
そしたらビビッてしもて、もうあかん。
ゴメスにライトへヒット、マートンにはレフト線のツーベース、新井の兄ちゃんにレフトへ２点タイムリーヒット。
まだまだ止まらへん。
新井良太もヒット、８番緒方には腕が縮んでファーボール。
新人キャッチャーの梅野には走者一掃の左中間３点タイムリースリーベース。
打者一巡でさらにチャンスを作り、ゴメスがこの回９点目のタイムリーヒットをレフトに打って、打者１４人８安打３四球で９点を入れて試合を決めてしもた。

１回で今日の試合が終わりなんて、そんなんやったらお客さん面白ないがな。
榎田は人がええわ。
試合を面白するために、四死球を与えてはタイムリーを打たしたって、３回に５点をやって降板。
これで試合は９対６や。
試合らしなって、お客さん大喜びや。

ほなら、こっちも点入れたろやないかと３回裏に２塁打の梅野を３塁に置いた２アウトから鳥谷がレフトへタイムリーヒット。
４回に１点入れられたら、こっちは新井貴が左中間へタイムリーツーベースや。
５回なんか、平凡なセンターフライを大和が見失って１点入れられた。
どこまでオモロイことするねん？
その裏、こっちはマートンが正真正銘のライトへのタイムリーヒットや。
１２対８の乱打戦や。

やられたらやり返す、倍返しや！

７回にはゴメス、マートンの連続タイムリーがでて合計１４点。
２番大和３安打、３番鳥谷３安打、４番ゴメス３安打、５番マートン４安打、６番新井貴２安打。
他にも打ったけど、誰が打ったか忘れるぐらい打ちまくったった。
どうじゃ、マイッタか！
阪神は11カードぶりに初戦に勝った。

今日は快勝！

014/6/4　阪神 ９-１ 楽天

先発メンバーを見て、おおお～！
新井のお兄ちゃんが６番３塁手でスコアボードに名前があるやないか。
ゴメスが予想に反して（？）頑張ったから、１塁の定位置を譲ったことになってるけど、今年はオープン戦から頑張ってたのに代打に甘んじてた。
それが先発メンバーに帰って来た。

昨日は東北のファンの為に勝を譲ってやったけど、今日はそうはいかんでと言う気持ちやった。
せやのに藤浪は１回にジョーンズのピッチャーゴロをお手玉して１塁へ悪送球。
またかいな…。
ちょっと嫌な予感がしたけど、ここを１点で終わったんが勝因の一つやったな。

２回は期待の新井のお兄ちゃんがいきなり２塁打。
やる気満々やで。
俊介がすかさず同点のタイムリー。
この回キャプテン鳥谷が逆転の２点タイムリー。
速攻の反撃や。

昨日のことがあるさかい今日は手を抜かん！
続く３回も再び新井がチャンスメイク。
新人キャッチャーの梅野が左中間２点タイムリーツーベース。
故障の西岡に代わって大活躍の上本がライト線タイムリーツーベース。
不振から抜け出しつつある大和がセンタータイムリーヒット。
どうじゃ、まいったか！

トドメは６回に出た鳥谷のレフトへの２ランホームラン。
どうじゃ、まいったか！
手抜きせんかったらこんなもんじゃ！

活を入れられた藤浪はこの前から別人のピッチング。
７回を１点に抑えて、８回は休んでた福原をテスト登板させる余裕もあった。