日本シリーズ第１戦

2023/10/28　阪神 ８―０ オリックス

オリックスの先発は3年連続投手4冠に輝く日本の大エース山本由伸やったけど阪神の勢いは止められんかった。
岡田監督は「山本、山本言うても6敗もしとるんやろ。うちの大竹は2敗しかしとらんで」と言うとったからな。
マッチアップは最優秀防御率の村上やったけど、村上は期待通りにビシビシ決めて、森に京セラドームの天井に消える2塁打を打たれたけど、7回をわずか2安打に抑えて無失点や。
オリックス打線はなすすべもなく泣きそうな顔しとったで。

阪神打線は序盤を様子見で過ごし、一巡したとこから攻めだし５回の先頭打者佐藤輝がセンターへ抜けるヒットを打ち、すかさず1球目に盗塁。
まさかと思ってた山本が慌て出しよった。
ノイジーのライトフライで佐藤輝が三塁へ行くと、ＤＨで7番に入った渡邉諒がセンター前へポトリと落ちるタイムリーヒット。
岡田監督の選手起用は冴えとるわ。
8番木浪はいつも通りここでライトへのヒットで続き、2アウト一塁ニ塁となったとこで1番の近本が右中間真っ二つの２点タイムリー3塁打。
2番の中野もレフトへ流し打ちのタイムリーヒットでこの回4点。
下位打線がチャンスを作り、1番2番で帰すパターンの完成や。
阪神の得点パターンの1つが見事に決まり、マウンド上では山本が「なんでや？」と青い顔しとった。

続く6回も攻撃の手は休めんかった。
先頭の大山がフォアボールで出る。
なに大山にビビっとるんや。
大山はこの日フォアボール3つやもんな。
ノイジーもヒット打って、2アウト一塁三塁となったとこで恐怖の8番打者木浪が期待通りレフトへタイムリーヒット。
さらに坂本もレフト線へタイムリー⒉塁打を打って山本をノックアウトや。
山本から山田に代わっても一緒や。
近本がフォアボールを選んだ満塁で中野がレフトへタイムリーヒット。
あんまり可哀そうやからセカンドランナーはホームでアウトになってやったわ。
9回の1点なんてオマケみたいなもんや。

こっちのリリーフ陣は万全で、8回9回を加治屋、岩貞でピシャリや。
9回の岩貞なんか3者連続三振やもんな。
せやけど阪神のここっちゅうとこの集中力はスゴイで。
一気に攻めるもんなあ。
ペナントレースでも2アウトランナーなしからよう点入れとったもんなあ。
これでアレのアレが見えてきたな。

CSファイナル制覇

2023/10/21　阪神 ４―２ 広島

阪神は広島戦６勝無敗の大竹が先発。
勝てば日本シリーズ進出なのだが、今日の大竹は悪かった。
5回を105球と悪かったけど、悪かったけど2点に抑えたんは合格や。
4回表に先制されたその裏、先頭の中野が当りそこねのショートへ内野安打で出た。
中野はシリーズ初ヒット。
ヒットはヒットや。
最多安打の中野にヒットが出たんは何かあるなとの予感がしたわ。
1アウトから大山がフォアボールを選び、最高出塁率がダテではないことを見せた。
2アウトになったけど6番のノイジーがライトへ同点のタイムリーヒット。
続く坂本もレフトへタイムリーヒットを打って逆転や。
取られたらすぐに取り返す攻撃で、広島はあきれ返っとった。

広島は必死で5回に同点に追いついてきよった。
取られたら取り返す。
それが今の阪神や。
2アウト、ランナーなしから点を取るのもよう見てきたことや。
６回もそうやった。
佐藤輝がセンターへヒットを打ち、ノイジーがフォアボールで続くと坂本がライトへタイムリーヒットを打ってあっさりとリードや。

7回は先頭の木浪がレフトへヒットを打ち、代打の小幡が送りバントを決めると、もう広島の矢崎はアカン。
近本を申告敬遠したら中野にフォアボール。
満塁で森下にも押し出しのフォアボールや。
矢崎は何しに出てきよったんや。

こっちは大竹から桐敷、岩貞、石井、島本、岩崎と完璧の投手リレーや。
リリーフ陣はこのシリーズ1点も取られてへん。
3連勝で終わってもたがな。
MVPは木浪で200万円ゲットや。
新井監督に「阪神は強かった」と言わしたった。

恐怖の8番打者

2023/10/19　阪神 ２―１ 広島

いやあ～伊藤将司の調子は悪かったー。
初回に1点を取られ、その後も毎回先頭打者を出し、相手の大瀬良には内容で負けとった。
せやけど7回をこの1点だけで切り抜けたんは流石で、伊藤将司の伊藤将司たるゆえんやったな。
大瀬良は良かったけど、2回1あうとから佐藤輝がヒットで出ると、続くノイジーがライトへ痛烈なヒット。
前進して捕ろうと思ったライトの末包が打球の速さに横を抜かれるエラーで打球はフェンスまでころがった。
そこまで行ったら佐藤輝は楽々同点のホームインや。

そこからの投手戦でお互いになかなか点が入らへん。
後半勝負となったらこっちの投手陣は充実しとるで。
8回は石井、島本、ブルワーと惜しげもなくつぎ込んで広島をねじ伏せる。
9回は岩崎が3人をピシャリや。
阪神の迫力に9回に出てきよった広島の抑えのエース栗林はビビりよった。
ヒットの出てなかった大山が右中間へツーベースや。
佐藤輝がアウトになると広島はノイジーを申告敬遠。
ノイジーに痛烈なヒットを打たれてたから坂本を選んだんやろけど、緊張でガチガチの栗林は坂本にストレートのフォアボールで満塁や。
1塁へ向かう坂本は次の木浪を指さして「お前の番や！頼んだぞ！」と叫んだ。
言われた木浪は根性を入れなおし、高めのボール球にも食らいついてファールを連発。
栗林は冷や汗タラタラで、木浪はついに6球目をとらえてライトへサヨナラヒット。
岡田采配が冴えわたり、8番木浪がいつも通りの活躍で阪神らしい勝ち方や。
猛打爆発とちゃうけど、ここぞと言う時の集中力は健在やで。
明日も勝って3連勝でアッサリと決めそうやで。

玉ネギパワーで広島を粉砕

2023/10/18　阪神 ４―１ 広島

やっとCSのファイナルステージがやってきた。
満を持して村上頌樹が先発。
そない調子がようなかったけど6回を1点で抑えたんは流石に防御率1位だけのことはあるわ。
阪神の村神様やわ。
1点を先行された4回裏の1アウトでバッターは３番の森下。
３番にはノイジーや前川など試したけど、結局はこの男やった。
森下は九里の投げるフルカウントからのボールを一閃。
打球は一直線でレフトスタンドに飛び込んだ。
スタンド埋めた95％の阪神ファンは大盛り上がりで、完全に阪神ペースに持ち込めたがな。
森の下に落ちた秋の味覚の栗を食べたったわ。

勢いづいた阪神は続く5回裏に1アウトから7番の坂本がデッドボールで出る。
キャッチャーにデッドボールはやめてくれという気がしたけど、続くバッターは8番の木浪や。
恐怖の8番と言われるだけあって木浪はライトへヒット打って1塁3塁や。
短期決戦やから村上に代打かなと思ったら村上はそのままバッターボックスや。
1塁ランナーを2塁に進めて近本に期待の送りバントかと思ってたら、村上は初球を1塁横を抜くライト線へのタイムリーツーベースを打ちよった。
投げて良し、打って良しの村上やわ。
木浪と言い、村上と言い様子を見んときよったけど、なめとんか！
このチャンスに1番の近本がセンター２点タイムリーヒットや。
1番の近本の打点が多いのがわかるわ。
下位打線でチャンスを作り、1番2番が帰すいつものパターンや。
村上も近本も淡路島出身で、玉ネギパワーや！

4対１と逆転したから、村上は６回を３者凡退で打ち取りよった。
流石は防御率１位の貫録や。
そないなったらこっちはいつもの必勝リレーが待っとる。
7回は桐敷で3者連続三振。
8回は石井、島本で三者凡退。
9回は岩崎で、再び三者連続三振や。
どや！　ペナントレース通りの強い阪神は健在やったやろ。
3連勝で終わったら、また日程が空くなあ。

佐藤輝４打点

2023/10/1　阪神 ６―５ 広島

広島は今日が最終戦で引き分け以上なら２位が確定するんで本気だしてきよった。
せやから、こっちもちょっとだけ本気出してやってみた。
先発の大瀬良を攻めて1回から満塁としたけど、ここは初回やし堪忍しといたった。

打者が一巡した3回は先頭の近本がレフトへのヒットで出て中野がフォアボールを選ぶと、どうしても勝ちたい広島はもうピッチャを大瀬良から大道に代えてきよった。
森下もフォアボールを選んだ満塁で佐藤輝が先制となるセンターへのタイムリーヒット。
1点だけで我慢しといたったわ。

その裏に2点やって逆転させたったけど、すぐに近本がタイムリーヒットを打って同点や。
さらに5回表の先頭バッター森下がヒットで出ると、大山の3ゴロを1塁へ悪送球。
ここで佐藤輝が粘りながらフルカウントからライトへ完璧な３ランホームラン。
佐藤輝は目下絶好調継続中や。

1点取られたら7回には森下のセンターオーバーツーベースを足掛かりに坂本がタイムリーヒットを打って取り返した。
森下はふちょうやったけど生き返ったかもしれんな。
3点さやからセーブがつく展開で9回は岩崎が登板。
広島の最終戦で、広島ファンも大勢来てるから、岩崎は2点までやって1点差までにしてやりよった。
岩崎はセーブ王が決定。
中野は最多安打で牧と並んでる。
あと1試合、こうなったら勝ちより個人タイトルのための試合を目指すわ。