助命嘆願を求める署名が起きた刑事事件の例として、
ピアノ殺人事件
がある。
事件が起きた当時、
近隣騒音が社会問題化していたから。
助命嘆願署名が功を奏したせいなのか、
ピアノ殺人事件の犯人は、
最高齢の死刑囚
として生き続けています。
(東京拘置所は、騒音とは無縁ではないのに……)
さて、
ピアノ殺人事件の特徴として、
犯行は秩序立っているのに、
自身と犯行とを結びつけないようにする細工
(隠蔽工作)をほとんどしていないこと。
(前者が出来る犯人ならば、後者もできるものです。)
ピアノ殺人事件の犯人は、犯行直後に近隣住民(主婦)に顔を見られていのに、口封じをしなかった(四人目として、手に掛けることもできたのに……)。
同じ特徴を持つ事件が、
ススキノ頭部切断事件
初犯によるこの種の事件としては、
切断込みで手際よく行われた(解剖学のテキストを熟読していれば可能ですけど……)。
しかし、
・防犯カメラが至る所に設置されているも関わらず、
大した変装もせずに、容姿が判別できる状態で記録される事を許した。
(犯行前後だけでなく、道具類の調達でも。)
・移動に自家用車を使った。
(ナンバーからすぐに割り出せます。
)
・遺体の大半を、容易に見つかる状態のまま、放置
(被害者の身元が判明すれば、人間関係から容易に辿られれる。その上、犯行発覚までの時間、特に、防犯カメラの記録が機械的に消去されるまでの時間を、稼ぎにくい。)
犯行は秩序立っているのに、
自身と犯行とを結びつけないようにする細工
(隠蔽工作)をほとんどしていない。
そして、
ススキノ頭部切断事件
の特徴は、
(一家の)団結感が半端ない。
当方は強く思いました。
まるで、
仇討ち
或いは
人食い熊の駆除
ようだ
と。
『集英社オンライン』では、瑠奈容疑者の祖父が『瑠奈は(亡くなった男性に)襲われてるんだ』と証言。また、『NEWSポストセブン』の取材に対しては捜査関係者が『瑠奈容疑者は、被害者に何らかの動画を撮られていた』『被害者男性が一家の住む自宅に押し掛けたことがある』と語っています。
「被害者」が人食い熊の如き状態だったことは、
容易に伺えます。
また、
娘の仇を討とうとする闘志も、
容易に伺えます。
(ついでに言えば、準備具合は、忠臣蔵を連想させます。)
この事件には、日本社会の抱える社会問題があります。
八年前の映像です。
が、今でも未解決の社会問題です。
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