ただし、韓国で。
自動車のナンバープレートに、国の刻印が入ったキャップの取り付けを義務付ける「封印制度」が廃止されることになりました。
現行の法律では、車両後部のナンバープレートの左上のボルトに「封印」と呼ばれる国の刻印が入ったステンレス製のキャップを取り付けることが義務付けられています。
日本では
現在のところ、封印はアルミ製。東京なら「東」、大阪なら「大」といったように、封印の表面には地方運輸局に属する各運輸支局の刻印が入っています。移転登録などの手続きに従ってナンバープレートを取り外すときは、運輸支局の敷地内に限り、所有者が自ら取り外すことができます。ただし取り付けはできず、執行官が車検証と車台番号、ナンバープレートを照合したうえで、封印をします。
(JAF
道路運送車両法11条5項
何人も、国土交通大臣若しくは封印取付受託者が取付けをした封印又はこれらの者が封印の取付けをした自動車登録番号標は、これを取り外してはならない。ただし、整備のため特に必要があるときその他の国土交通省令で定めるやむを得ない事由に該当するときは、この限りでない。
同法108条
次の各号のいずれかに該当する者は、六月以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
一 第四条、第十一条第五項、第二十条第一項若しくは第二項、第三十五条第六項、第三十六条、第三十六条の二第七項(第七十三条第二項において準用する場合を含む。)、第五十四条の二第七項、第五十八条第一項、第六十九条第二項又は第九十九条の二の規定に違反した者 (以下略)
この自動車封印制度は、現在、韓国と日本、中国だけで施行されています。
恥ずかしながら、知りませんでした。。。
封印の目的はナンバープレートの取り外しを防止するとともに、車両の盗難犯罪を防ぐ重要な役割があります
なので外すだけで処罰対象。
IT技術などの発展により、盗まれたナンバープレートや不正改造された車両を即時に照会できるシステムが整っているほか、改造防止の効果がある反射材を使用したナンバープレートが普及していることから、封印制度を廃止すべきという声が上がっていました。
封印の発行や再発行にはコストや時間がかかるうえ、時間がたつと封印が腐食する問題も指摘されていました。
冬季の路面に撒かれる凍結防止剤(塩化ナトリウム )が、
金属の腐食を加速させます。
……封印制度の廃止は、日本でも時間の問題でしょう。