大は小を兼ねる、
という言葉の「大」は、
物理的な大きさだけ……ではないのでしょう。
汎用性を大きく持たせる
意としての「大」とみるべきでしょう。
大阪の箱庭、
もとい
大阪・南港(著名な刑事事件の舞台)の
大型展示場「インテックス大阪」
に開かれた臨時施設の顛末記事
想定より陽性者が少なかった
だけならば、
名誉ある空振り。
しかし、
府はセンターで高齢者を受け入れることを模索したが、介護スタッフの確保や施設の段差を解消するための改修費がネックになり、断念
バリアフリー思想が浸透していない時代に、作られた設備……
対象は原則40歳未満の自宅療養者に限定。
そもそも、
40歳未満の自宅療養者に、
例えば、車いす使用者や松葉杖使用者が存在しうる、
という想像力すら欠落していた疑い。
国内最大の臨時医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター」
は、広い。
しかし、
「大きい」からは、程遠かった。
府幹部は「新たな株の特性を予想できず、ニーズに応じた軌道修正もできなかった」と振り返る。
バリアフリー思想が入っていない者たちにとって、
「ニーズ」を見通すことなどできない。
ましてや、軌道修正など……
箱庭を押し広げても庭成らず (舶匝)