遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

遺跡好き弁護士射場守夫は現在奈良県大和高田市一法律事務所にて業務中!遺跡紹介とたまに法律や仕事のお話をいたします。

有史会11月例会その2

2012-12-03 20:33:49 | 日記
今回は有史会11月例会の第2回です。
まずは、達磨寺です。これは禅宗の寺院ですが、遅くとも鎌倉時代まで建立が遡ります。
後記古墳の上に建てられたお寺です。
このお寺の境内には、他にも後期古墳があり、小さな古墳群を形成しているとのこと。

僅かな隙間から横穴式石室がのぞけます。


このお寺の周囲もいろいろとあります。

これは九重石塔というものです。

そしてこれが問答石です。
伝説によると、達磨大師が変身した飢えた人と聖徳太子がここで出会い、歌を詠みあったとのこと。

最初に達磨寺は後期古墳の上に建っているといいましたが、お寺の下には2002年の発掘で石塔が納められた石室が発見され、そこから石塔、その石塔の中にはハート形の舎利が納められていたそうな。(冒頭の写真参照。)

次に芦田池です。
これは、日本書紀で聖徳太子が築いた肩岡池ではないかといわれています。

まあ、池の様子は今も昔も変わりません。

そして、最後の見学地、尼寺廃寺(にんじはいじ)跡です。

これは基壇を復元したものだと思います。
ここからは、地下約1.2メートルから、約3.8メートル四方の心礎が発見されています。これは、日本最大級のものです。
心礎の柱穴から耳環12点、水晶丸玉2点、水晶切子玉2点、ガラス丸玉1点、ガラストンボ玉1点などが出土しています。


礎石の近影です。


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2 コメント

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ありがとうございます!! (射場)
2012-12-30 00:57:50
いちの様、コメントありがとうございます!
コメントに気付くのに大変遅くなりまして申し訳ありません。

いえいえ私なんてまだまだです。
吉備路に魅せられていらっしゃるとこと、昔吉備路サイクリングロードを何度も走った記憶が蘇ります。
角力山、造山、国分寺、コウモリ塚、作山などなどなど、懐かしいです。そのころは写真を撮っていなかったのが悔やまれます。
そのうち吉備特集をやりたいですね。
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はじめまして (いちの)
2012-12-09 21:20:55
古墳関係の記事を読んでいて、一さんの記事にたどり着きました。
わたしは中国地方在住でして、小学生の時に吉備路に魅せられ、高校で遺跡に魅せられ早●年の自称コフィーです。
一さんはかなり巡られていらっしゃるので、向学のためにもブログにおじゃまさせて下さい。
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