遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

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友史会11月例会

2012-12-01 18:01:35 | 日記
紅葉がきれいですね~~~。今回は橿考研有史会11月例会のご報告を致します。

冒頭の紅葉は法隆寺で撮影したものです。
今回は、「仏教伝来の地を歩く2」とのこと。「仏教伝来の地を歩く1」は昨年に実施済みとのこと。残念。

最初は法隆寺です。
世界最古の木造建築物群です。

参道から中門に向かいます。
中門は、国宝です。
その脇に紅葉発見。

今年は紅葉がきれいですね。

法隆寺の次は、藤ノ木古墳です。

二段築成の円墳です。
この古墳は、直径50メートル以上、高さ約9メートルで、内部は、全長13.95メートルの両袖式横穴式石室があり、奥に全体を朱で塗られた家形石棺があります。
これはレプリカです。

未盗掘古墳で、大量の副葬品が出土しました。
金銅製(金めっき)で非常に精緻な装飾のある鞍金具や、全体に歩揺(ほよう。柄の先に小さな葉っぱ状の金属を付け、振動に合わせてゆらと揺れる装飾品。)の付いた飾履(しょくり。装飾の付いたくつ。)、冠、ガラス玉、空玉(うつろだま。確か中が空洞になった小さな金属製品。)などが出土しています。

解説板に写真がありましたからご紹介します。

これは、家形石棺と冠の写真です。
本当に真っ赤だ!驚きです。冠は緑色ですが、これは緑青のためでしょう。本来は金色に輝いていたはずです。


上に見えるのが、金銅製の鞍金具です。写真では分からないのですが、板状に見えるところには象、鳳凰、龍、鬼面などの透かし彫りがされており、きわめて精緻です。


真ん中上にあるのが、金銅製の飾履です。全体にびっしりと装飾が付けられているのが分かるでしょうか?これが歩揺です。履の大きさは38.4センチメートルで、歩揺が履の裏にも付いていますから、実用品ではありません。
飾履の下に写っているのは筒形製品と言われているもので、用途は分かっていません。

築造時期は6世紀後半とされており、被葬者は崇峻天皇とする伝承がありましたが、現在は様々な説があり、確定していないそうです。

本日はここまで。次回も例会の続きをします。

しかし、更新がままなりません。もう少し能率的に仕事をしないと・・・・

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