遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

遺跡好き弁護士射場守夫は現在奈良県大和高田市一法律事務所にて業務中!遺跡紹介とたまに法律や仕事のお話をいたします。

橿原考古学研究所付属博物館

2012-05-03 21:27:41 | 日記
今日は、憲法記念日です。各政党や新聞社説が憲法改正の立場や、護憲の立場からいろいろ発言していますね。そういうのを見ると、法律家としてはちょっと何か言いたくなりますが、この手の議論は政治的な議論になりやすいので今回はやりません。

奈良県での生活も丸2ヶ月が経過しました。ここで満を持しての橿原考古学研究所付属博物館です。ようやく行ってきました。
さらに、橿原考古学研究所有史会(ゆうしかい)に入会してきました。有史会とは、月に1~2回研究講座を開いたり、時々遺跡巡りをしている団体です。年会費は4000円で少し高いですが、1年間博物館の入館料は無料となります。
これが会員証。

また、例によって斜めに写してしまいました。

入館後、ちょうど企画中だった特別展「三国志の時代-2・3世紀の東アジア-」をやっていました。そこでは、なんとあの曹操の墓と見られている墓が紹介されていました。しかし、写真はNG。またまたガックリ。
しかたがありませんので、記憶に焼き付けておこうとゆっくり見ていると「常設展示で、展示物解説をしますよ。」というアナウンスが。
早速、常設展示の方でボランティアの案内員の方に解説をお願いしました。しかも、ありがたいことに案内される人は私一人。マンツーマン。
約1時間の予定だったと思うのですが、案内員の方も私もノリノリの状態となり、なんと約2時間半(!)解説していただきました。ボランティアなのに有り難うございます。ちなみに常設展示は、一部を除き写真OKです。

これは縄文時代の展示品

真ん中の奥に見えるのは、漆塗りの腕輪だそうです。聞いたことはありますが、縄文時代から漆塗りが行われていたんですね。
展示されているのは、奈良県の遺跡から出土したものばかりですが、その中に東北系の文様や、中部系の文様、瀬戸内系の文様を持つものなどがありました。

左の写真が東北系、右が中部系の文様だそうです。そんなところから人が移住してきたのでしょうか?それとも、土器(技術)だけが伝搬してきたのでしょうか?

展示品が多すぎますので、適当にはしょります。次は弥生時代。

これは、巨大石包丁。隣のの石包丁に比べて明らかに大きいですよね。ひもを通す穴も1つしかありません。
どうやって稲の穂を刈り取ったのでしょうか?

これは弥生時代の犬のお墓から出てきた犬の骨。右上に見える壺がいぬの骨を入れていた壺です。
弥生時代にはすでに犬を飼っていたのですね~。しかも、お墓まで作って・・・。
そして、またまた、絵画土器です。

鳥をモチーフにしたそうですが、よく見ると頭に角が生えていますよね。 シカ? でも足が二本しか見えないからやっぱり鳥かな?
鳥の右にあるぐねぐねした線は水際を表しているそうです。水鳥ですかね?
同じ壺を別な角度から見ると

魚をモチーフにした絵画があります。

長くなってしまいましたので、今日はこの辺で終了します。
しかし、大変な物量でした。とても一日で勉強し尽くせるものではありません。2時間半もボランティアの方に同行いただきまして、結局当初見ていた特別展は見送りとなりました。
しかし、GWはまだありますので、6日までにもう一度覗いてみたいと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。