遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

遺跡好き弁護士射場守夫は現在奈良県大和高田市一法律事務所にて業務中!遺跡紹介とたまに法律や仕事のお話をいたします。

鳥谷口古墳(葛城市)

2013-12-31 22:01:42 | 日記
今年も後1時間と少しとなりました。予告どおり、鳥谷口古墳のご紹介です。
一昨日更新するまでに大変時間が空きましたが、今回はすぐに更新です。
やっぱり、休日は必要なんですね・・・としみじみ思う今日この頃(u_u)

この鳥谷口古墳は、7世紀後半の築造なんですが、前回ご紹介した大津皇子の真のお墓がこれではないかといわれています。
ご覧のとおりの横口式石槨です。
とりあえず、正面から。


次に開口部の中から。


天井石のうえがデコボコしていますよね。家形になっているのかな?

アップで見ると。

やっぱりよくわからない。

この古墳は、土取り工事をしていて発見された古墳で、そのせいか一辺7.6mの方墳なんですが、墳丘の形はよくわからなくなっています。しかし、調査当時の写真を見ると版築の様子がよくわかります。


石材は二上山製の凝灰岩を使用しており、底石と側石に家形石棺の未製品を使用しています。とりあえず手元にあった材料で賄ったということでしょうか?
大津皇子は謀反の罪を着せられて処刑されたらしいのですが、その後不吉なことが起きたので、二上山に葬ったとの話があります。大急ぎで作ったとすれば、辻褄が合うような・・・
この古墳からは、須恵器や土師器が出土したようですが、被葬者を特定できるほどの材料はなかったとのことです。

今年1年は、私と当事務所にとっては、地域への定着を果たすべく頑張った年でした。来年はどんな年になるんでしょうか?
うまく行くか行かないか分かりませんが、大変な1年になることだけは予想できます。
頑張ろう( ̄Д ̄)ノ

皆様良いお年を(^o^)/



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。