ハイナンNETの日常

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ハイナンNET、内閣府へ進出!?&新宿西口アピール

2007-08-12 09:55:44 | 活動報告
8月8日、今度は内閣府へ行ってきました! といっても「慰安婦」問題行動ネットと一緒にでしたが。米下院決議があったのと、参院選で野党が多数を占めたのとで、早めに行動をおこしたほうがよいとの判断です。
その後、夕方の新宿西口でアピール行動をしました。おばあさんたちの写真をパネルにして、マイクでひとりずつ訴えました。同世代数人がパネルを真剣に見てくれました。20代の女性は「性暴力に反対する人が居てうれしい」と言ってくれました。

(以下、報告)

8月8日 午前11:00~11:35

午前は日本軍「慰安婦」問題行動ネットワークとして、内閣府へいき、首相あてに要望書を提出した。米国下院本会議採択を受けて、安倍首相への要望書を読み、先月31日の記者会見の資料(ハイナンネット声明も入ってます!)を提出。その後、各人が思い思いの主張をした。担当者はそれをメモにまとめ、首相に伝えると言った。

ハイナンNETからは一旦木綿と私梁が出席。

一旦木綿氏:「現在、海南島の裁判は裁判が進行中である。地裁では被害に対する事実認定がされている。司法において台湾・フィリピン被害者は事実認定さえされていないことが問題。政府は、今まで多くの裁判が被害事実を認定した、この認定を前提として補償をやってほしい。証言を聞いて欲しい」

私:「同世代で「慰安婦」問題は非常に関心が高い。皆知ると、政府がなぜこれをひた隠すのか疑問に思い不信感を抱く。もしあなた方がちゃんと問題に向き合わないなら、若い世代は政府や日本国の成り立ちや存在そのものに疑問を持つようになるだろう」

他にも長年「慰安婦」問題に取り組んできた方の発言が多数。やはりずっと取り組んできた方の発言は、それなりの重みがあり、自分の言葉で伝えることの重要性をあらためて思った。

ひとつ重要な問題だと思ったこと。「東チモールはポルトガル領で交戦国でない。つまり平和条約を結べない国。どうする?」という発言があった。確かにこのケースはサンフランシスコ条約や二国間条約でそもそも解決できないし、解決済みだということもできない。

また裁判支援運動をつづけてきたある女性のとても胸を打つ発言があった。いわく韓国の被害者が来日したときに、厚生省は「日本名を教えよ」とか「何処に連れて行かれたのか」などと聞き、また議員二名がやってきたがかれらの対応がまずく、相当な怒りをかった。そして総務省は要望書を受取っただけでわざわざ韓国からきた被害者を一歩も入れさせないがためにガードを大量に動員して厳重警備を布き、彼女らを追い返した。その時の被害者の怒りよう悲しみようと、政府の対応の恥ずかしさが、運動の原点となっているとのことだった。

いつも思うが、現場で何が起きているか、マスコミは伝えない。現場で動いてきた人の生々しい話を聞くと、問題の根深さを改めて思う。


昼に解散したあと、午後18時半から、新宿西口前でアピール行動を行った。被害者の写真をパネルにし、横断幕を貼って、びらまきをしながら、各人がリレートーク。

最初は、こんなやり方(昔ながらの古いやり方に思えた)でどれだけ効果あるか、と半信半疑であった。しかし、意外に(行動ネットの方、スミマセン)ビラを受けとる方が多く、道ゆく人も、じっと立ち止まってパネルを観たり、マイクの主張に耳を傾ける人が少なくない。20人ぐらいは止まってくれたろう。

そのうち半分は若い20代ぐらいだった。なかには、

「この問題にはすっごく関心がありました。こういうの(性暴力)って絶対に許せないんです。こうやって性暴力に反対している人に会えてよかったです」

と声をかけてくれた、20代の女性がいた。

写真にをみながらこちらの話を聞くという雰囲気が徐々に出来てきた。写真は訴える力がある。

他方で「日本はもう謝罪している」と目をつりあげる若者や、「週刊誌が正しい」と言い置いていった男性もいたとのこと。今度あったらじっくり話したい。

頭の片隅には「こんなことやって効果あるだろうか?」という疑念があったのだが、やってみると色んなことがわかる。私はこのやり方がベストだと思わないけれども、もっと工夫したらよりよい結果を得られるに違いないと思った。

一時間の間で、500枚のビラは全て配り終えた。

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