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2018年度VAWW RAC総会シンポジウム(9/30)「慰安婦」被害はどう聞き取られてきたか――証言からオーラル・ヒストリーへ――

2018-08-27 13:31:52 | イベント案内
◆◆◆2018年度VAWW RAC総会シンポジウム(9/30)◆◆◆
 「慰安婦」被害はどう聞き取られてきたか――証言からオーラル・ヒストリーへ――

日本軍「慰安婦」問題解決運動において、被害証言は決定的に重要でした。しかし、「日韓合意」後の日本政府は、「慰安婦」問題を忘却の彼方に消し去ろうとしており、被害証言は日本社会で正確に理解されているとは言い難い状況にあります。
「「慰安婦」問題解決運動は、自らの聞きたい証言だけを聞いてきた、被害者を型にはめた」などと誤解している人たちがいるのです。
こうした誤解を解いて、サバイバーの言おうとしたこと、その人となりを深く理解し、歴史に書き残して未来へ手渡していくためには、証言が、誰によって、いつ、どこで、どのような方法で聞き取られてきたのかを明らかにしてゆくことがきわめて重要です。
そこでバウラックは、韓国での証言聞き取り方法に重要な転換をもたらした梁鉉娥さんを基調講演者にお呼びし、サバイバーの語りを型にはめないようにどのような方法で聞いてきたのかうかがいます。
さらに、日本で数多くの証言を聞いてきた川田文子さんのお話をうかがい、その上で、オーラル・ヒストリーに携わる二人の歴史研究者が証言聞き取りの意義について考えます。
吉見義明さん、梁澄子さんの特別発言もあります。奮ってご参加ください

◎基調報告:梁鉉娥(ヤン・ヒョナ)(ソウル大学法学専門大学院教授)「日本軍「慰安婦」被害サバイバーの証言研究 その方法論と意義 韓国の『証言4集:記憶で書き直す歴史』を中心に」
 *専門はジェンダー法学。ジェンダーと法、法と植民地主義に関する著書多数。1990年代から「慰安婦」被害の証言集作成を主導し、「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷(2000年)」では、南北コリア検事団の一人として参与。2011-14年には国家人権委員会非常任委員を務める。日本語で読める論文には、「植民地後に続く韓国人日本軍『慰安婦』被害」『証言 未来への記憶 アジア「慰安婦」証言集Ⅱ 南・北・在日コリア編 下』(明石書店)がある。

◆報告:川田文子(ノンフィクション作家) 「語るにまかせて ぺ・ポンギさんの証言聞き取りから」
 *『赤瓦の家』『皇軍慰安所の女たち』など著書多数。

◆コメント:小野沢あかね(立教大学教員)「性売買研究の立場から」
 *「女たちにとっての性産業」『沖縄県史 各論編8 女性史』など。  
 
◆コメント:大門正克 (横浜国立大学教員)「聞くということに向き合う」 
 *『語る歴史、聞く歴史』岩波新書、2017年など、著書多数。

◆特別発言:吉見義明、梁澄子
 
◆コーディネーター:金富子(東京外国語大学教員)
 *wam編(西野瑠美子・金富子責任編集)『証言 未来への記憶 アジア「慰安婦」 証言集Ⅰ、Ⅱ 南北コリア編  上下』など。

★日時:2018年9月30日(日) 13:30開始(13:00開場)

★場所:韓国YMCA 9階ホール(最寄駅:JR水道橋駅,地下鉄神保町駅)     

☆資料代:1000円(会員割引あり)

主催:「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)http://vawwrac.org/
 *バウラックは、VAWW-NETジャパンの後継団体です。
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