ハイナンNETの日常

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平和の海国際平和キャンプin台湾に行ってきました(その1)

2016-10-02 17:48:16 | 活動報告
ご報告が遅くなりましたが、8/24から8/28、平和の海国際平和キャンプ2016が、高雄と台東で開催されました。

台湾各地からは元より、済州島、沖縄、西表島、フィリピンなどから参加者が集まり、お互いの地域の活動を紹介し合い交流を深めました。
第一回キャンプは済州島、第二回は沖縄辺野古でした。第三回となる台湾平和キャンプの目的は、以下の3つ。

1. 参加者それぞれの島における国家暴力、軍事暴力、および企業暴力に抗う取り組みと経験について学び合うこと

2. 非武装化したアジア太平洋地域に持続可能な平和を構築するための参加者それぞれの島での取り組みにおける連帯を構築すること

3. 民主主義を問い直し、私たち自身と私たちの環境にとって持続可能な平和にむけて進むべき道を模索すること


ハイナンNetメンバーは二日目の夜から4日間参加してきました。
キャンプでは、中国語、韓国語、日本語、英語などに加え、台湾原住民族の言葉やフィリピン先住民族の言葉を教わったりと、様々な言語が入り乱れ、連日大変賑やかでした。

以下に、キャンプの簡単なご報告を。
(キャンプの初日と二日目は高雄の、石油工場に反対してきた住民運動、製油所のために現在立ち退きを迫られている住民の反対運動、旗津戦争と平和祈念公園テーマ館を訪れたそうです。)

■8/25の夜■

蘆葦(あし)の歌〜 Song of the Reed〜上映会

台湾の日本軍戦時性暴力の被害女性達の姿を描いたドキュメンタリー映画の上映後、ちょっとしたワークショップの後、参加者同士で感想をシェアしました。
ワークショップは、参加者にYesとNoのカードが配られ、司会者の質問に対しそのカードで自分の意見を表し、他の人と意見交換する、というものでした。
司会者の質問は
「『慰安婦問題』で、『強制だったか強制じゃなかったか』という議論がされる事があるが、ならばもし強制ではなく、志願して『イアンフ』にされた場合その女性は、日本からの謝罪や賠償を受けられるか?」
というものでした。
参加者の上げたカードは「Yes」という意見ばかりで、司会者も
「さすがに皆さんピースキャンプに参加するだけあって、同じような意見ですね」
と感想を漏らしていました。
参加者からの意見で、台湾人の男性は
「当時は今と状況が違い、貧困などから抜け出すための職業選択を自由に選ぶ事もできなかったので、もし仕事内容をわかっていて慰安所に送られた女性がいるとしても、それは被害と認められるべきだ」
などの意見を述べていました。

映画に出てくる、盧満妹さんという阿嬤(アマー:台湾でおばあちゃんの意)は、海南島の慰安所に連れて行かれ被害に遭った方です。盧満妹アマー達も、ここ高雄から海南島の榆林に連れて行かれたので、私も高雄港に行ってみました。
当時の台湾の女性達がどんな思いで海南島に連れて行かれたのか、想像しながら、出港していく船が夜の闇に消えていくのを見ていました。

写真は、その時の高雄港

つづく

M


平和の海国際平和キャンプ2016 in 台湾 討論資料集 参照
平和の島連帯主催、台湾東亜歴史資源交流協会(Eaphet)共催
http://2016peaceforthesea.blogspot.jp/2016/06/2016-in.html
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