消せない記憶 @高知

講演会名：　消せない記憶　
―旧日本軍問題の解決を求める証言集会―

　韓国より元日本軍性奴隷のおばあさんをお呼びして証言集会をします。
毎年、全国数ヶ所で同時期に証言集会という形で行動を示しています。高知には
姜日出（カン・イルチュル）さんをおむかえします。16歳で性奴隷にされ中国を
転々とし、72歳に韓国へ帰郷しました。彼女の一生を通して、日本軍性奴隷問題
と日本政府の対応、そして今のわたしたちを考えていく企画です。

日時：2007年9月2日　開場13:30　開演14:00
場所：高知県立県民文化ホール　オレンジ


○主催者団体
全国同時証言集会高知実行委員ＳＡＬＡＤ
　2004年より、日本軍性奴隷問題の学習および解決を求める活動をしている青年
グループです。毎年開催しているこの講演会「消せない記憶」も、今年で4回目を
迎えました。2年前、初めて高知に被害者女性の朴玉善（パク・オクソン）さんを
お呼びしました。証言集会は今年で2回目となります。今年お呼びする姜日出（カ
ン・イルチュル）さんも以前お呼びした朴（パク）さんと同じく、韓国にある「
ナヌムの家」という性奴隷として被害を受けた女性たちの共同生活の場で暮らし
ています。


○連絡先
主催：全国同時証言集会高知実行委員ＳＡＬＡＤ
事務局　
平和資料館・草の家
〒780-0861 高知市 升形 9-11
Tel: (088)-875-1275. 821-0263 Fax: (088)-821-0586
GRH@ma1.seikyou.ne.jp http://ha1.seikyou.ne.jp/home/Shigeo.Nishimori


○証言者
姜日出（カン・イルチュル）さん
1928年韓国の慶尚北道生まれ。16歳で中国へ連れて行かれ、奉天（瀋陽）、新京
（長春）、牡丹江の「慰安所」で性奴隷として過ごした。18歳でひとり中国に残
され、72歳までの長いあいだ故郷の地を踏むことができなかった。


○全国同時証言集会の目的
「ナヌムの家」にいた金学順（キム・ハクスン）さんが1991年、50年もの沈黙を
やぶり性奴隷にされたという証言をはじめました。彼女を筆頭に、その後次々と
被害者女性が声をあげています。しかし、高齢化や身心共に苦しみながら生活し
ているため、この1年間では「ナヌムの家」の７名の方が亡くなっています。一方
で日本政府は加害の事実に対して沈黙を続けています。彼女たちのために、そし
て私たち自身の今とこれからのために、彼女たちが生きているあいだに、早急な
解決を求める必要があります。


日時：2007年9月2日　開場13:30　開演14:00
場所：高知県立県民文化ホール　オレンジ
〒780-0870　高知市本町4丁目3-30
TEL：088-824-5321　FAX：088-875-2003
http://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~hall/