上海下町写真館2014

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冬の上海グルメ時々観光(6):住民が消えた北京東路

2024-01-15 06:00:00 | 海外旅行

大規模な再開発がスローダウンした黄浦区ですが、住民が撤去した北京東路では開発を待つ廃墟のような空き家が続いています。

 

1.北京東路

英国租界時代貿易港だった外灘を起点に東西南北の道路が整備されました。

東西の道は中国の都市名が当てられ、北京路は一番北に位置します。

 

2.北京東路・福建中路付近

南北の道は省の名前が当てられています。

 

3.五金街

北京東路の河南路から西蔵路の両側は金属・機械・工具関係の商店が50店舗以上並ぶ専門店街でした。

以前は虹口区にあったものが第二次上海事変後、旧日本軍の支配を嫌い集団移転して来ました。

中国語では金・銀・銅‣錫・鉄のことを「五金」と呼び、金物商のことを五金商と呼びます。

北京東路は金物の問屋が立ち並ぶ金物街でした。

 

4.住民の立ち退きが終わった

その五金街は4年の内に無人の街となりました。

かつて全国から仕入れに集まった商人達も今は姿を消してしまいました。

 

5.黄浦劇場

国華影業公司が出資して1934年に落成した1600席ほどの映画館です。中国語では映画のことを「電影」と言います。

開館当時は国産映画の封切館でしたが、第二次上海事変のときは難民の収容所となりました。

その後、劇場や映画館として営業を続けていましたが、今は廃館のようです。

 

6.大移動

再開発で大勢の住民は郊外に大移動をしました。

こちらは上海中心部から30kmほど西にある青浦区にある集団移転の団地。地下には大駐車場があります。

 

7.安住の地

上海在住時マンションのお隣さんだった方の両親が移転した団地にお邪魔しました。

お父さんは毎日近所の川で魚釣り。お母さんは近所の友人とマージャン。

3LDKでエレベーターもある部屋で結構満足した生活を送っておられるようでした。

 

撮影:CANON EOS  RP + RF24-105mm F4-7.1 IS STM

 


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