ボットン２号の欠陥。。。

「なんぼアホ面でも、あんだけ文明の進んだスカタン星人の造ったロボットで故障って何なんやろ・・・？」


「ひよ之介先生、スカタン星人ってそんなに賢いん？」


「うん。かなり高度な文明やな。アホ面やけどね。」


「なんかアホ面を強調してるけど、そんなにおもろい顔なん？」


「うん。アホ丸出しみたいな顔してんねん。オレらの美的感覚では、とても文明の進んだ星の知的生命体とは思えんな。」


「見たいなー！そのアホ面！」


「おたくら、さっきからアホアホ言うてはりまっけど、失礼でっせぇ！スカタン星人はワイを造った人らですよって。」


「せやけど、２号さん壊れてるんやろ？」


「２号さんって・・なんかちゃう意味に聞こえまっせ。」


「今度見せてよー！そのアホ面。　ねっ！ボットン。」


「しかし響きの悪い名前やな～！ボットンって・・・。」


「スカタン星の言葉では『先端』とか『最新』って意味なんやけど、ここではそんなに悪い意味ですの？」


「悪いもなんも・・・。なあ？」


「それはどんな・・・ピー！ピー！ガチャガチャ！！　あっ！アカン！故障やー！！　ガー！　・・・・♪・・テンケテンケ♪　チャンカチャンカ♪　ピー！！　・・エライヤッチャ　エライヤッチャ　ヨーイヨーイヨーイヨーイ♪　テンケテンケテンケテンケ♪」


「何や何や！！」

「阿波踊りやん。何でー！？」

「お・・踊ってる・・？」


「♪ヒャーラヒャーラテンケテンケ♪　わっワイを造った技術者が・・・この星で見た踊りがえらい気に入って・・・ウケ狙いでこんなプログラムをワイに組み込んで・・その後で急用で自分だけ先に星に帰ったんですわ・・。♪エライヤッチャエライヤッチャ♪・・・ほんで、残った調査チームの人らが、どうしようもない故障やて言うて、捨てて行ったんですわ・・・チャンカチャンカチャンカチャンカ♪」


「２号さん、気の毒なこっちゃなぁー。」


「・・・で、このダンスタイムはいつ終わんねん？」


「・・・わかりまへん！　♪チャンカチャンカヒャーラヒャーラ♪　いつ始めるかもランダムな設定みたいで・・・」


「こんなん連れて歩くん、イヤやなー。」


「オレかてイヤやでー。」


「やかましいて、かなんわ。」


「もう行こうやー！」


「けろ丸が発見者やんかー。」







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