※食品安全トピックス(R3.3)
〇食中毒事件での損害賠償
R3.3.12 静岡県静岡市内で平成26年に発生した露天商冷やしきゅうり食中毒事件で被害者31名が経営者と市を相手に損害賠償訴訟を提起
静岡地裁は露天商の男性に対し総額1167万円の支払いを命じた賠償命令。静岡市に対しては請求を棄却
判決理由は露天商の男性は衛生管理が十分でなく食材のキュウリに食中毒菌が汚染するなどし食中毒発生させたとした
被害者は補助金を交付した静岡市に対しても賠償を求めたが市は出店説明会で衛生上の注意喚起をしており食中毒は予見できなかったと判断
〇有毒植物食中毒
R3.3.12 高知県越智町内の家庭でグロリオサ食中毒が発生。70代男性が嘔吐下痢等症状で病院治療。症状悪化重症しのため入院治療
原因食品:根すりおろし 4日実家の庭で採取した球根を山芋と誤認し喫食後食中毒症状を発症。5日医療機関受診。7日臓器機能不全等で重症化入院
〇鳥インフルエンザの発生
R3.3.14 栃木県芳賀町内養鶏場で鳥インフルエンザが発生。死亡鶏35羽等検査結果鶏インフルエンザウイルス確認(52例目)県内初
栃木県は飼育中の鶏7万7000羽の殺処分を行うとともに周辺農場の移動制限搬出制限措置。消毒ポイント設置等防疫措置
〇病気の豚肉等の誤流通
R3.3.21 富山県射水市内食肉処理場の食肉検査において敗血症疑いで精密検査を行うため保留中の豚一頭分の頭部を誤って検査済として食用に流通
17日県検査機関が豚178頭の食肉検査を行い内臓に異常のある豚1頭を精密検査のため除外。個体識別タグの付け忘れで食用ルートに誤流通
一次出荷先1か所(射水市)二次出荷先8か所(高岡市魚津市富山市)三次出荷先2か所(富山市高岡市)
豚肉等は富山市内等の飲食店食肉販売店10店舗に食用として出荷。富山県等が回収手続きをし不良食肉等は回収措置
19日富山県の精密検査結果当該豚の複数臓器から病原微生物が検出されたことから保留中の豚を敗血症と断定し廃棄措置
富山県は個体管理チャック体制の強化と再発防止策の徹底を図るとともに出荷先等に対し補償協議等を進めていく方針
〇ウミガメ食中毒(海外事例)
R3.3.26 マダガスカルでウミガメ肉の喫食による食中毒が発生。喫食者24名が口内炎嚥下困難意識障害等症状で病院入院治療し子供9名を含む19名が死亡
原因食品:ウミガメ料理 ウミガメが食べる海藻アマモに付着していたシアノバクテリアがシアノトキシン毒素(リングミアトキシンA)を産生
細菌毒素がウミガメの内臓や肉等に移行しウミガメを喫食した複数名が食中毒症状を発症し19名が重症化し死亡
マダガスカル島周辺海域では毎年年間約50件のウミガメ食中毒が発生。特に高温多湿の雨季(11月から3月にかけて)に多い
〇食中毒事件での損害賠償
R3.3.12 静岡県静岡市内で平成26年に発生した露天商冷やしきゅうり食中毒事件で被害者31名が経営者と市を相手に損害賠償訴訟を提起
静岡地裁は露天商の男性に対し総額1167万円の支払いを命じた賠償命令。静岡市に対しては請求を棄却
判決理由は露天商の男性は衛生管理が十分でなく食材のキュウリに食中毒菌が汚染するなどし食中毒発生させたとした
被害者は補助金を交付した静岡市に対しても賠償を求めたが市は出店説明会で衛生上の注意喚起をしており食中毒は予見できなかったと判断
〇有毒植物食中毒
R3.3.12 高知県越智町内の家庭でグロリオサ食中毒が発生。70代男性が嘔吐下痢等症状で病院治療。症状悪化重症しのため入院治療
原因食品:根すりおろし 4日実家の庭で採取した球根を山芋と誤認し喫食後食中毒症状を発症。5日医療機関受診。7日臓器機能不全等で重症化入院
〇鳥インフルエンザの発生
R3.3.14 栃木県芳賀町内養鶏場で鳥インフルエンザが発生。死亡鶏35羽等検査結果鶏インフルエンザウイルス確認(52例目)県内初
栃木県は飼育中の鶏7万7000羽の殺処分を行うとともに周辺農場の移動制限搬出制限措置。消毒ポイント設置等防疫措置
〇病気の豚肉等の誤流通
R3.3.21 富山県射水市内食肉処理場の食肉検査において敗血症疑いで精密検査を行うため保留中の豚一頭分の頭部を誤って検査済として食用に流通
17日県検査機関が豚178頭の食肉検査を行い内臓に異常のある豚1頭を精密検査のため除外。個体識別タグの付け忘れで食用ルートに誤流通
一次出荷先1か所(射水市)二次出荷先8か所(高岡市魚津市富山市)三次出荷先2か所(富山市高岡市)
豚肉等は富山市内等の飲食店食肉販売店10店舗に食用として出荷。富山県等が回収手続きをし不良食肉等は回収措置
19日富山県の精密検査結果当該豚の複数臓器から病原微生物が検出されたことから保留中の豚を敗血症と断定し廃棄措置
富山県は個体管理チャック体制の強化と再発防止策の徹底を図るとともに出荷先等に対し補償協議等を進めていく方針
〇ウミガメ食中毒(海外事例)
R3.3.26 マダガスカルでウミガメ肉の喫食による食中毒が発生。喫食者24名が口内炎嚥下困難意識障害等症状で病院入院治療し子供9名を含む19名が死亡
原因食品:ウミガメ料理 ウミガメが食べる海藻アマモに付着していたシアノバクテリアがシアノトキシン毒素(リングミアトキシンA)を産生
細菌毒素がウミガメの内臓や肉等に移行しウミガメを喫食した複数名が食中毒症状を発症し19名が重症化し死亡
マダガスカル島周辺海域では毎年年間約50件のウミガメ食中毒が発生。特に高温多湿の雨季(11月から3月にかけて)に多い