※食品安全トピックス（Ｈ２９．７）
〇食品回収（食品アレルギーなど）
Ｈ２９．７． ４ 千葉県匝瑳市内の食品メーカーが製造のドレッシングで食品回収事例が発生。東京都内５歳男児がアレルギー（アナフィラキシー）症状で病院治療
関係食品：乳化液状ドレッシング 落花生が含まれているが表示せずに販売し千葉群馬茨城等のスーパー等に約１０万本が流通
千葉県は製造販売者に対し食品表示法６条８項の規定に基づき商品の回収命令するとともに表示是正や再発防止策等の徹底を指導
Ｈ２９．７．２１ 岐阜県岐阜市内製菓会社が販売した落花生で食品回収事例が発生。カビ毒アフラトキシンが１２マイクログラム検出し規格基準違反
関係食品：殻付き落花生 ４月中旬中国から１４トン輸入（中国で収穫加熱加工）袋詰めし東海大阪福岡等２７都府県に５万袋出荷販売
岐阜市は三重県の抜き取り検査でカビ毒を検出したため食品衛生法違反で製菓会社に対し製品の回収命令処分
〇輸入規制緩和（欧州等）
Ｈ２９．７．１０ ＥＵは東電原発事故を受けて実施している日本産食品の輸入規制について福島産米など一部農産物規制を見直し今秋に緩和する方針
静岡県以東の自治体の一部食品輸入の放射性物質検査証明書提出義務付けが規制改正案では福島県産米や宮城県産水産物などで不要となる
ＥＵの規制緩和は経済連携協定の大枠合意と関連してアジア各国の日本産食品輸入規制の撤廃や緩和圧力となると期待
Ｈ２９．７．１７ 台湾はＢＳＥ発生を理由に日本産牛肉を輸入規制していたがオランダなど複数国について今年９月を目途に条件付きで輸入規制を解除する方針
なお、原発事故後放射性物質により福島県茨城県など５県の輸入禁止規制については今回の解禁措置からは除外される
〇鳥刺し食中毒（カンピロバクター）
Ｈ２９．７．１２ 宮崎県都城市内食肉販売店でカンピロバクター食中毒発生。１０－５０代男女（８世帯）９名が発熱腹痛下痢等症状で病院治療
原因食品：鳥刺し ６月２５日から２７日に販売店がインターネットで販売し、北海道の購入者等８世帯で喫食後複数名が食中毒症状を発症
宮崎県は食肉店が販売した鳥刺しが原因の食中毒と断定し鶏肉をインターネットで販売した販売店を１３日から３日間の営業停止処分
〇集団食中毒追悼式
Ｈ２９．７．１２ 大阪府堺市の市役所で２１年前に発生した１５７集団食中毒の追悼式が２４５名出席して開催され参列者が黙とうを捧げた
大阪市主催、健康推進市民会議共催で食中毒で亡くなった児童３名等を悼み再発防止の誓う「追悼と誓いのつどい」を追悼碑の前で開催された
９５００名患者が発生し児童３名が死亡、昨年１０月には当時１年生の女性が後遺症で死亡し現在も被害者児童や家族１８名が経過観察中
〇食品衛生法違反（残留農薬）
Ｈ２８．１２．２１ 厚労省の検疫検査で輸入ウナギが農薬基準超過（除草剤ペンディメタリン）のため名古屋市が輸入会社に回収命令処分も従わず愛知県警に告発
輸入ウナギは関連飲食店で提供されたほか、全国のウナギ販売店に販売され輸入ウナギの大部分がそのまま流通し消費された
Ｈ２９．６．２７ 愛知県警は中国産ウナギを三河産と偽って販売したとして愛知県名古屋市内食品輸入会社関係者を不正競争防止法違反容疑で逮捕送検
Ｈ２９．７．１２ 愛知県警は残留基準を超過したウナギ（２．８トン）を中国から輸入したとして食品輸入会社関係者を食品衛生法違反容疑で追送検
Ｈ２９．７．１８ 名古屋区検は関係者を不正競争防止法違反で略式起訴し名古屋地裁は会社役員等関係者２名を罰金２０万５０万円の略式命令とした
〇サルモネラ食中毒（保育園等）
Ｈ２９．７．１９ 佐賀県鹿島市内保育園でサルモネラ食中毒発生。保育園１－５歳園児等男女１９名（保育士３名）が発熱腹痛下痢等症状で病院治療３名入院
原因食品：きゅうり浅漬け ２８日職員が自宅で調理した漬物を３日保育園給食で提供後園児等複数名が食中毒症状を発症。県の検査で食品等から菌検出
佐賀県は給食が原因の食中毒と断定し保育園施設に対し給食施設などの衛生管理の徹底指導し施設は１１日から自主的に給食提供を中止
Ｈ２９．７．３１ 愛知県小牧市内保育園でサルモネラ食中毒発生。２箇所保育園園児等男女９６名が腹痛下痢嘔吐発熱等症状で病院治療５名は病院に入院
原因食品：施設給食 １８日に調理し２か所の保育園に提供。園児等が喫食後食中毒症状を発症。県の検査で患者からサルモネラ菌を検出
愛知県は２か所の保育園給食が原因の食中毒と断定し共通の給食を調理提供した事業組合を改善されるまでの期間を営業禁止処分とした
Ｈ２９．８．４ 長野県大町市内祭事の露店でサルモネラ食中毒発生。露店を利用した１０－６０代男女４７名が下痢腹痛発熱等症状で病院治療３名入院
原因食品：牛串焼き ２２日２３日両日に神社祭りの露店で調理し販売した食品を喫食後複数名が食中毒症状を発症。県の検査で患者からサルモネラ菌検出
長野県は露店が調理し販売した牛串焼きによる食中毒と断定し露店に対し店舗を２日間の営業停止処分。長野県内では２８年７月にも露店食中毒発生。
〇期限改ざん（食品表示）
Ｈ２９．４．２７ 山口県宇部市内保育園で期限改ざんした漬物を給食に提供する事例が発生。卸売業者が福神漬の賞味期限を延長（２８年６月から２９年７月へ）偽装表示
関係食品：福神漬 卸売業者が賞味期限を偽装し販売、保育園は４月１０日昼食に施設給食として園児職員１２４名に提供後改ざんが発覚（１年以上延長）
Ｈ２７．７．２４ 宇部市は偽装表示し販売した食品販売業者に対し食品表示法違反として販売している全商品の点検、表示の是正、再発防止策の実施などを指導
Ｈ２９．７．２６ 業者は昨年７月から２９年４月まで６キロ漬物を２保育園に偽装販売し県警宇部署は食品表示法違反容疑で摘発し食品卸売業者を山口地検に書類送検
〇肝炎ウイルス食中毒（Ａ型肝炎）
Ｈ２９．７．２５ 長野県小諸市内飲食店でＡ型肝炎ウイルス食中毒が発生。長野県内の３０代４０代６０代女男３名が倦怠感発熱等症状で発症し病院に入院治療
原因食品：そば・天ぷらそば等 ６月３日に飲食店で食事をしたところ７月４日ごろから複数名が倦怠感発熱などの食中毒症状を発症し病院治療
飲食店調理従事者が肝炎患者であるとことが６月１２日判明したため飲食店が調理した料理が原因の食中毒と断定し、施設に対し３日間の営業停止処分
〇Ｏ１５７死亡（病院等）
Ｈ２９．８．２ 北海道札幌市内病院でＯ１５７集団感染事例が発生。感染者のうち８０代男性入院患者２名が下痢発熱血便等症状を発症し８月２日容体が悪化し死亡
７月２７日から８月２日にかけて入院患者７０－９０代男女１６名が下痢発熱などを発症。検査で１０名から１５７菌が検出されたが他からは未検出
保健所は３０日外来診療中止を助言したが病院は継続し保健所が公表する段階になる２日午後から外来診療を休診とする対応措置をとった
札幌市は病院に対し病院施設の消毒等の強化、デイケア事業の休止や病院外来診療の休診など病院の衛生管理や感染防止対策の徹底を指導
Ｈ２９．７．３１ 茨城県ひたちなか市内介護施設でＯ１５７集団感染事例発生。感染者は４０－９０代男女２６名でうち８０代女性患者が症状悪化し１日死亡
７月３１日から８月４日にかけて入所者や職員が腹痛下痢血便などを発症。検便で２６名から１５７菌検出。県は感染症食中毒両面で調査
Ｈ２９．８．２９ 北海道札幌市内小規模高齢者施設でＯ１５７集団感染事例が発生。感染者７名から菌検出。感染者のうち９０代女性が下痢血便等で症状悪化し２８日死亡
８月３日から２８日にかけて入所者職員９名が腹痛下痢などを発症。この他８０代女性が７月３１日に血便を発症市内病院に入院回復後２２日死亡
Ｈ２９．８．３０ 大阪府東大阪市内８０代男性のＯ１５７感染事例が発生。嘔吐下痢等症状で病院治療入院後２８日死亡
２０日嘔吐下痢腹痛等症状で病院治療２３日症状悪化し入院２５日Ｏ１５７感染が判明し重症化２８日死亡
Ｈ２９．１０．３ 群馬県前橋市内４０代男性のＯ１５７感染事例が発生。下痢腹痛等症状で病院治療入院後１０月１日死亡
８月３０日血便腹痛等症状で病院治療９月２日病院入院９月４日Ｏ１５７感染判明し５日症状悪化しＨＵＳ発症１０月１日死亡
〇食品回収（食品アレルギーなど）
Ｈ２９．７． ４ 千葉県匝瑳市内の食品メーカーが製造のドレッシングで食品回収事例が発生。東京都内５歳男児がアレルギー（アナフィラキシー）症状で病院治療
関係食品：乳化液状ドレッシング 落花生が含まれているが表示せずに販売し千葉群馬茨城等のスーパー等に約１０万本が流通
千葉県は製造販売者に対し食品表示法６条８項の規定に基づき商品の回収命令するとともに表示是正や再発防止策等の徹底を指導
Ｈ２９．７．２１ 岐阜県岐阜市内製菓会社が販売した落花生で食品回収事例が発生。カビ毒アフラトキシンが１２マイクログラム検出し規格基準違反
関係食品：殻付き落花生 ４月中旬中国から１４トン輸入（中国で収穫加熱加工）袋詰めし東海大阪福岡等２７都府県に５万袋出荷販売
岐阜市は三重県の抜き取り検査でカビ毒を検出したため食品衛生法違反で製菓会社に対し製品の回収命令処分
〇輸入規制緩和（欧州等）
Ｈ２９．７．１０ ＥＵは東電原発事故を受けて実施している日本産食品の輸入規制について福島産米など一部農産物規制を見直し今秋に緩和する方針
静岡県以東の自治体の一部食品輸入の放射性物質検査証明書提出義務付けが規制改正案では福島県産米や宮城県産水産物などで不要となる
ＥＵの規制緩和は経済連携協定の大枠合意と関連してアジア各国の日本産食品輸入規制の撤廃や緩和圧力となると期待
Ｈ２９．７．１７ 台湾はＢＳＥ発生を理由に日本産牛肉を輸入規制していたがオランダなど複数国について今年９月を目途に条件付きで輸入規制を解除する方針
なお、原発事故後放射性物質により福島県茨城県など５県の輸入禁止規制については今回の解禁措置からは除外される
〇鳥刺し食中毒（カンピロバクター）
Ｈ２９．７．１２ 宮崎県都城市内食肉販売店でカンピロバクター食中毒発生。１０－５０代男女（８世帯）９名が発熱腹痛下痢等症状で病院治療
原因食品：鳥刺し ６月２５日から２７日に販売店がインターネットで販売し、北海道の購入者等８世帯で喫食後複数名が食中毒症状を発症
宮崎県は食肉店が販売した鳥刺しが原因の食中毒と断定し鶏肉をインターネットで販売した販売店を１３日から３日間の営業停止処分
〇集団食中毒追悼式
Ｈ２９．７．１２ 大阪府堺市の市役所で２１年前に発生した１５７集団食中毒の追悼式が２４５名出席して開催され参列者が黙とうを捧げた
大阪市主催、健康推進市民会議共催で食中毒で亡くなった児童３名等を悼み再発防止の誓う「追悼と誓いのつどい」を追悼碑の前で開催された
９５００名患者が発生し児童３名が死亡、昨年１０月には当時１年生の女性が後遺症で死亡し現在も被害者児童や家族１８名が経過観察中
〇食品衛生法違反（残留農薬）
Ｈ２８．１２．２１ 厚労省の検疫検査で輸入ウナギが農薬基準超過（除草剤ペンディメタリン）のため名古屋市が輸入会社に回収命令処分も従わず愛知県警に告発
輸入ウナギは関連飲食店で提供されたほか、全国のウナギ販売店に販売され輸入ウナギの大部分がそのまま流通し消費された
Ｈ２９．６．２７ 愛知県警は中国産ウナギを三河産と偽って販売したとして愛知県名古屋市内食品輸入会社関係者を不正競争防止法違反容疑で逮捕送検
Ｈ２９．７．１２ 愛知県警は残留基準を超過したウナギ（２．８トン）を中国から輸入したとして食品輸入会社関係者を食品衛生法違反容疑で追送検
Ｈ２９．７．１８ 名古屋区検は関係者を不正競争防止法違反で略式起訴し名古屋地裁は会社役員等関係者２名を罰金２０万５０万円の略式命令とした
〇サルモネラ食中毒（保育園等）
Ｈ２９．７．１９ 佐賀県鹿島市内保育園でサルモネラ食中毒発生。保育園１－５歳園児等男女１９名（保育士３名）が発熱腹痛下痢等症状で病院治療３名入院
原因食品：きゅうり浅漬け ２８日職員が自宅で調理した漬物を３日保育園給食で提供後園児等複数名が食中毒症状を発症。県の検査で食品等から菌検出
佐賀県は給食が原因の食中毒と断定し保育園施設に対し給食施設などの衛生管理の徹底指導し施設は１１日から自主的に給食提供を中止
Ｈ２９．７．３１ 愛知県小牧市内保育園でサルモネラ食中毒発生。２箇所保育園園児等男女９６名が腹痛下痢嘔吐発熱等症状で病院治療５名は病院に入院
原因食品：施設給食 １８日に調理し２か所の保育園に提供。園児等が喫食後食中毒症状を発症。県の検査で患者からサルモネラ菌を検出
愛知県は２か所の保育園給食が原因の食中毒と断定し共通の給食を調理提供した事業組合を改善されるまでの期間を営業禁止処分とした
Ｈ２９．８．４ 長野県大町市内祭事の露店でサルモネラ食中毒発生。露店を利用した１０－６０代男女４７名が下痢腹痛発熱等症状で病院治療３名入院
原因食品：牛串焼き ２２日２３日両日に神社祭りの露店で調理し販売した食品を喫食後複数名が食中毒症状を発症。県の検査で患者からサルモネラ菌検出
長野県は露店が調理し販売した牛串焼きによる食中毒と断定し露店に対し店舗を２日間の営業停止処分。長野県内では２８年７月にも露店食中毒発生。
〇期限改ざん（食品表示）
Ｈ２９．４．２７ 山口県宇部市内保育園で期限改ざんした漬物を給食に提供する事例が発生。卸売業者が福神漬の賞味期限を延長（２８年６月から２９年７月へ）偽装表示
関係食品：福神漬 卸売業者が賞味期限を偽装し販売、保育園は４月１０日昼食に施設給食として園児職員１２４名に提供後改ざんが発覚（１年以上延長）
Ｈ２７．７．２４ 宇部市は偽装表示し販売した食品販売業者に対し食品表示法違反として販売している全商品の点検、表示の是正、再発防止策の実施などを指導
Ｈ２９．７．２６ 業者は昨年７月から２９年４月まで６キロ漬物を２保育園に偽装販売し県警宇部署は食品表示法違反容疑で摘発し食品卸売業者を山口地検に書類送検
〇肝炎ウイルス食中毒（Ａ型肝炎）
Ｈ２９．７．２５ 長野県小諸市内飲食店でＡ型肝炎ウイルス食中毒が発生。長野県内の３０代４０代６０代女男３名が倦怠感発熱等症状で発症し病院に入院治療
原因食品：そば・天ぷらそば等 ６月３日に飲食店で食事をしたところ７月４日ごろから複数名が倦怠感発熱などの食中毒症状を発症し病院治療
飲食店調理従事者が肝炎患者であるとことが６月１２日判明したため飲食店が調理した料理が原因の食中毒と断定し、施設に対し３日間の営業停止処分
〇Ｏ１５７死亡（病院等）
Ｈ２９．８．２ 北海道札幌市内病院でＯ１５７集団感染事例が発生。感染者のうち８０代男性入院患者２名が下痢発熱血便等症状を発症し８月２日容体が悪化し死亡
７月２７日から８月２日にかけて入院患者７０－９０代男女１６名が下痢発熱などを発症。検査で１０名から１５７菌が検出されたが他からは未検出
保健所は３０日外来診療中止を助言したが病院は継続し保健所が公表する段階になる２日午後から外来診療を休診とする対応措置をとった
札幌市は病院に対し病院施設の消毒等の強化、デイケア事業の休止や病院外来診療の休診など病院の衛生管理や感染防止対策の徹底を指導
Ｈ２９．７．３１ 茨城県ひたちなか市内介護施設でＯ１５７集団感染事例発生。感染者は４０－９０代男女２６名でうち８０代女性患者が症状悪化し１日死亡
７月３１日から８月４日にかけて入所者や職員が腹痛下痢血便などを発症。検便で２６名から１５７菌検出。県は感染症食中毒両面で調査
Ｈ２９．８．２９ 北海道札幌市内小規模高齢者施設でＯ１５７集団感染事例が発生。感染者７名から菌検出。感染者のうち９０代女性が下痢血便等で症状悪化し２８日死亡
８月３日から２８日にかけて入所者職員９名が腹痛下痢などを発症。この他８０代女性が７月３１日に血便を発症市内病院に入院回復後２２日死亡
Ｈ２９．８．３０ 大阪府東大阪市内８０代男性のＯ１５７感染事例が発生。嘔吐下痢等症状で病院治療入院後２８日死亡
２０日嘔吐下痢腹痛等症状で病院治療２３日症状悪化し入院２５日Ｏ１５７感染が判明し重症化２８日死亡
Ｈ２９．１０．３ 群馬県前橋市内４０代男性のＯ１５７感染事例が発生。下痢腹痛等症状で病院治療入院後１０月１日死亡
８月３０日血便腹痛等症状で病院治療９月２日病院入院９月４日Ｏ１５７感染判明し５日症状悪化しＨＵＳ発症１０月１日死亡