フードセーフティデザイン 食品安全情報

食品安全に関する情報を提供します。

食品安全情報(食品安全トピックス)

2020-10-27 17:19:13 | 食品安全情報
 ※ 食品安全トピックス(R2.10)

 〇家畜の密殺・無許可処理販売
 R2.10.27   群馬県太田市内で家畜の窃盗・密殺・無許可処理販売事件が発覚。太田市内の外国人グループが北関東近県で家畜等を窃盗し無許可で処理販売
            群馬県警は家畜等の窃盗容疑のほか無許可処理販売等と畜場法違反、食品衛生法違反容疑で関係先を家宅捜索
            太田市内の貸家に住んでいた外国人13名を入国管理法違反容疑で逮捕。関係先から鶏や動物の肉塊等を押収
            少なくとも今年1月頃から会員制交流サイトなどを利用し宅配便などで転売目的で売りさばいていたものとして捜査
            家畜盗難被害は22件(群馬14(豚719頭鶏144羽牛2頭)埼玉4(豚133頭鶏80羽山羊8頭)栃木3(牛6頭)茨城1件(豚1頭))
 R2.10.28   群馬県警は家畜窃盗事件の関連捜査で太田市内の別の貸家で密殺・無許可処理事件を摘発。外国人4名をと畜場法違反容疑で逮捕
            容疑者4名技能実習生は許可を得た施設以外の場所(貸家の一室)で違法に豚を解体処理したと畜場法違反の容疑
 R2.11.1    埼玉県警は家畜窃盗事件の関連捜査で入管法違反で逮捕した上里町内の外国人自宅貸家を密殺・無許可処理疑いで家宅捜索。
            容疑者元技能実習生1名は許可を得ず食肉処理施設以外の場所で違法解体処理したとしてと畜場法違反で再逮捕
 R2.11.6    群馬県警は家畜窃盗事件の関連捜査で館林市内在住の外国籍の男性1名を入国管理法違反で逮捕するとともに家宅捜索
            貸家で複数の豚を解体し転売した可能性があるとして関係資料を押収しと畜場法違反疑い食品衛生法違反の疑いで捜査
 R2.11.20   さいたま地検熊谷支部は先に送検された埼玉県上里町在住の外国人男性1名をと畜場法違反で起訴
            外国人は8月6日から13日にかけて違法に豚を入手し自宅アパートで共謀し食用とするため解体したもの
 R2.12.2    群馬県警は家畜窃盗事件関連捜査で館林市在住の外国籍男女2名を食品衛生法違反で逮捕するとともに家宅捜索
            食品衛生法の許可を得ることなく8月ごろ(6-8日)滋賀埼玉北海道の客に豚肉や内臓を販売した疑い
            会員サイトと通じて購入希望者を募り6月から8月にかけて18都道府県40名の客に宅配便で60回売りさばいたもの
 R3.3.26    無許可食肉販売で食品衛生法違反事件で起訴された外国籍の被告に対しで前橋地裁は懲役6年執行猶予3年の有罪判決
            令和2年8月6日から8日頃まで無許可で食肉販売業を営み3回にわたり客3名に39キロを販売約4万円を得る
            違反行為は自宅で行われ衛生面で必要な設備が備わっておらず生の肉を常温で運搬するなど衛生的に不備           

 〇食品回収(ヒラメ)
 R2.10.18   大分県佐伯市内卸売市場で養殖ヒラメの回収事例が発生。佐伯市内養殖業者が出荷したヒラメの検査で抗生物質を検出
            関係食品:養殖ヒラメ 10月13日から15日230キログラム、9月25日から10月12日245キログラム出荷
            大分県は出荷したヒラメを取り扱った市場に対しヒラメの回収命令を行うとともに関連するヒラメの自主回収を指示

 〇カンピロバクター食中毒(学校給食)
 R2.10.29   東京都中野区内小学校でカンピロバクター食中毒が発生。児童男女103名職員1名調理員1名がげり発熱等症状で病院治療
            原因食品:学校給食 12日から22日にかけて給食施設で調理した食事を喫食後複数名が食中毒症状を発症
            中野区の施設や食品等の検査等の結果患者の便と13日と14日の鶏肉からカンピロバクターを検出。
            中野区は調理施設が提供した食事が原因の食中毒と断定し給食施設に対し7日間の供給停止処分。

 〇細菌性赤痢(保育園)
 R2.10.27   香川県丸亀市内保育園で細菌性赤痢の集団感染事例が発生。保育園児14名家族4名が腹痛下痢等症状で病院入院治療
            21日医療機関からの届け出で園児4名の感染が判明し26日までに園児職員等の調査の結果保育園での感染拡大と判断
            香川県は保育施設の消毒を行うとともに保育園の休業を要請。感染経路や原因究明の調査を継続して進めている