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テールスープと解剖学

2005-01-10 01:31:06 | 医学
お正月にちゃんとした焼肉屋さんに行きました。
そこで私の好物である牛のテールスープ(コムタンスープ)をオーダーしました。牛のしっぽの部分が骨ごと入ってるスープです。スープはもちろんおいしく、満喫したわけですがここで新たな発見が。

一般に良く「ヘルニア」という言葉が知られていると思います。「ヘルニアで腰が痛い」とか言うあれです。ここで言うヘルニアは「腰椎椎間板ヘルニア」にあたります。ヘルニアとは身体の一部が本来あるべき場所から突出してしまった状態を指します。

「腰椎椎間板ヘルニア」であれば椎間円盤が突出して、神経を圧迫している状態のことです。椎間板は中心に髄核、周りを線維輪が取り囲んでいます。

しっぽのお肉を食べて、骨が外れるとそこには綺麗な椎間円盤が。非常に分かりやすく中心に丸く髄核が、周囲を線維輪が綺麗な線を描いています。本当に分かりやすくきれいです。私自身こんなに綺麗な状態で椎間円盤を見たのは初めてです。

「腰椎椎間板ヘルニア」はまん中にある髄核が外に飛び出そうとすることで生じます。テールスープをご注文の際、お肉をきれいに食べるときれいに見ることができます。いわゆる「ヘルニア」のもとはコレなんだなと確認するよい機会(?)かと思います。