竹村英明の「あきらめない!」

人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。

東京都知事選挙まであと1ヶ月

2007年02月25日 | Weblog

東京都知事選挙の告示まで1ヶ月を切りました。3月22日告示、4月8日投票です。交際費乱用や4男問題などで、強敵が現れればぼろぼろであろう石原慎太郎現知事に対し、民主党をはじめとする野党陣営はいまだ候補者を決められず、そのまま再選か・・という情勢です。

前回の都知事選挙ではぎりぎりのところで女性候補者の樋口恵子さんが立候補、敗れはしましたが、多くの若者が短い期間の選挙活動に集まり、その中からあとで若き国会議員が誕生したりしました。

投票結果は石原慎太郎300万票、樋口さんが80万票、共産党の若林さんが36万票を取りましたので、合計すると300対116でした。票差が開いた原因は樋口さんの立候補が遅すぎたことで、著名な女性活動家の樋口さんをしても、知名度では石原慎太郎にかなり及ばなかったということです。

今回の都知事選の候補者には、久米宏、筑紫哲也、鳥越俊太郎といったマスコミキャスター人や、菅直人、海江田万里、小宮山悦子といった国会議員、本当にたくさんの人の名前が挙がりました。長野県知事を落っことしてしまった田中康夫というのもありました。(皆さん敬称略でお許しを)

どなたも強力な石原慎太郎にぶちあたるのにひるむのか、辞退の連続で、結局こんなぎりぎりになっても決まっていないのです。

そんな中、昨年から市民の手で石原慎太郎都政に終止符を打ちたいと活動してきた市民グループが浅野史郎元宮城県知事に強烈なラブコールを送り始めました。

浅野さん自身は、現在慶応大学教授で行政の現場から学者に転じています。一度は民主党の強い要請があったのですが、断っています。その浅野さんに、「もう、あなたしかいません!」と、市民が強烈なラブコールを送っているのです。

今日、都内で、浅野さんに立候補を要請する会が開かれています。なんと、浅野さんもそこに出席するという情報です。もしかして、もしかするなら、私は浅野さんの政治手腕を高く評価していますし、ぜひとも熱烈に応援したいと思います。

さて、そうなった場合、ぜひとも野党側の総結集を実現させてほしいものと願います。というのも、すでに共産党推薦で吉田万三さんが立候補を表明しています。私は、この方の詳細を直接には知りませんが、いろいろ聞くところでは、浅野さんに負けず劣らず政治手腕もあり、立派な志もあり、柔軟な方のようです。

前回選挙では共産党の得票36万票です。これをたいしたことないと考えるか石原200万票対浅野180万票のようなときには、完全にキャスチングボードを握ります。

まさにそのようなことが先日の愛知県知事選で起きました。詳細は「市民の風」のブログページに分析がのっかっています。

http://kaze.fm/wordpress/

自民・公明の神田氏が142万票、対する民主・社民の石田氏は135万票、共産党の阿部氏が16万票取りましたから、これを乗っけると151万票と石田氏が逆転した可能性があります。

これをもって私は共産党を非難するというのではありません。ここに至る複雑な経緯があったようで、共産党も一度は石田氏推薦を申し出ています。石田さん個人との間では政策協定で合意ができていたとも。

これを蹴って、共産党推薦なんか要らないと言ったのは、愛知の連合(労働組合)であるとも伝わってきています。私は当事者でもなく、現場でつぶさに情報をキャッチしていたのではないので、真実かどうかは保証できません。結果として票は割れ、自民・公明推薦の候補者が当選したのです。

今回の東京都知事選挙、民主党候補者が決まったなら、民主党からは当然ですが、ぜひ連合からも共産党に選挙協力の話をしてほしいものだと思います。

では、明日の朗報を待ちたいと思います。

 

 

 


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