介護業界の感覚と他の業界の感覚との違い・ＳＥＯについて

４日にある業界の人々と話す機会があった。
その中で話題となったのがＳＥＯ（search engine optimization）《検索エンジン最適化》。
ｙａｈｏｏ、ｇｏｏｇｌｅやＭＳＮといった検索でその検索上位に掲載されるための方法をいうらしい。
いまや、検索上位に掲載されるかどうかがネットビジネスにとっては最優先のことで、いかに上位に掲載されるか、そのための施策をとるかによってビジネスが成功するかしないかが決定される。
当然、そのためにはいろいろな方法があるようで、それがまたビジネスになっている。

その友人はデータ復旧を仕事にしており、クライアントは主にネットで探して仕事を依頼してくるようで、必然的にネット検索で上位に掲載されることが売上につながる。その検索上位掲載を実現する手法を商売にする企業があり、その企業にはサイトで対象サイトをクリックするように仕向けて、そのクリック１回に単価が設定されるという仕組みとなっている。
その友人の会社の広告宣伝費は売上の３０％を占めるといい、データ復旧という世界では広告費と売上とのバランスによっては倒産することも珍しくないという。

おそらく介護業界では想像し得ない世界、収益構造で、話の内容から競争の激しさ、スピードの速さがうかがわれた。

いま、介護業界以外ではこんな競争があり、そのような市場はＩＴだけに限らない。どの業界でも多かれ少なかれ激しい競争とスピードのなかで商売をしている。
そうした経験をもった人たちを相手に高齢介護を行っていることを忘れてはお客様と意識がずれることが起きるだろう。