この本、日本に行く時に持っていったんだけど、、、
行きの飛行機の中では修学旅行生がいっぱいで、どうしても本には集中できず、、、
イヤホンをして映画を4本も見ちゃったから、読めなかった。
日本に滞在中はあまりの暑さと忙しさで読めず。
帰りの飛行機は離陸して直ぐに爆睡。(笑)
なので、帰って来てから読みました。
時代物なので、なかなか入り込めず、上巻はとても時間がかかってしまいました。
でも下巻は浅田次郎っぽさいっぱいで、深く頷いたり、吹き出したり、、、
重い時代物だけど、楽しんで読みました。
『だから言ったじゃないか。人は大体、物は当てずっぽうで良いのだ。
土台天下の大事が予定通りに運ぶものかよ。
それを杓子定規にやろうとした、あんたが悪い』
『「今日ばかりは、送られるものより送る方がよほどつろうございましょう」加倉井隼人は3人の胸中を忖度した』👈出て来た! ✨ 忖度✨
『夫が官軍に召し出された時こそ不安ではあったが、その不安も度を越すと夢見心地になった。
きっと子を産み育てるおなごの心は、そんなふうに都合よくできているのであろう』
『乱暴はならぬと言いながら、
つい馬乗りになっていたことに気づいて、加倉井隼人はハッと身を引いた』
『黒雲は嘘のように去って、御中庭に茜色の空が拡がった。
軒下から舞い降りた雀までが、去りゆく武士の挙措に見惚れているようであった』
『まるで千年の武士の礼たをその一挙に尽くすかのような、
美しき所作であった』
『秋空ははや墨色に染まり、名残の茜はしめやかに退いていた。
暮れなずむほどに大名小路の甍と白壁が際立った。
共連れは翳りの中をしずしずと去ってゆく。
漆黒と純白のみを彩と、信ずる江戸の夕景はそのうしろかげにこそふさわしい』
この人の文章は、本当に美しい!
時代物だから余計になんだろうけど、
文章に酔うって、きもち良い 👍
行きの飛行機の中では修学旅行生がいっぱいで、どうしても本には集中できず、、、
イヤホンをして映画を4本も見ちゃったから、読めなかった。
日本に滞在中はあまりの暑さと忙しさで読めず。
帰りの飛行機は離陸して直ぐに爆睡。(笑)
なので、帰って来てから読みました。
時代物なので、なかなか入り込めず、上巻はとても時間がかかってしまいました。
でも下巻は浅田次郎っぽさいっぱいで、深く頷いたり、吹き出したり、、、
重い時代物だけど、楽しんで読みました。
『だから言ったじゃないか。人は大体、物は当てずっぽうで良いのだ。
土台天下の大事が予定通りに運ぶものかよ。
それを杓子定規にやろうとした、あんたが悪い』
『「今日ばかりは、送られるものより送る方がよほどつろうございましょう」加倉井隼人は3人の胸中を忖度した』👈出て来た! ✨ 忖度✨
『夫が官軍に召し出された時こそ不安ではあったが、その不安も度を越すと夢見心地になった。
きっと子を産み育てるおなごの心は、そんなふうに都合よくできているのであろう』
『乱暴はならぬと言いながら、
つい馬乗りになっていたことに気づいて、加倉井隼人はハッと身を引いた』
『黒雲は嘘のように去って、御中庭に茜色の空が拡がった。
軒下から舞い降りた雀までが、去りゆく武士の挙措に見惚れているようであった』
『まるで千年の武士の礼たをその一挙に尽くすかのような、
美しき所作であった』
『秋空ははや墨色に染まり、名残の茜はしめやかに退いていた。
暮れなずむほどに大名小路の甍と白壁が際立った。
共連れは翳りの中をしずしずと去ってゆく。
漆黒と純白のみを彩と、信ずる江戸の夕景はそのうしろかげにこそふさわしい』
この人の文章は、本当に美しい!
時代物だから余計になんだろうけど、
文章に酔うって、きもち良い 👍