早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

会社を辞めた時の気持ち

2018-07-02 | 早期リタイア
会社を辞めてちょうど一年が経ちました。節目でもあるので、辞めた時の気持ちについて書いてみます。
25年勤めていた会社はとてもいい会社でした。しかし、最後の最後はその部門のやっていることに納得がいかず、お金をもらえるからと言ってそこで時間を消費することが無意味に感じられ、それならばやりたいと思っていたことを前倒ししてもいいんじゃないか、と決断したわけです。

辞めようと決めた時、何せ会社を辞めたことがないのでやめ方がわかりませんでした。
まだまだ若い頃ですが、会社を辞めたくなった時、「相談したら止められるよ」と、冷静に教えてくれた上司がいました。会社はまずは止めろ、というマニュアルがあるんですね。なので、いやだ、やめる、はきっと止められるのです。ということで、前向きにやりたいことがあるから、と相談ではなく報告という形をとりました。
ただ、辞める、と言った後、いろんな人と話しているうちに惑わされてきたので、辞めたいと辞めたくないと思った瞬間をカウントしてみました。結果、辞めたくない、というカウントはゼロでした。迷ってる気がしたけど、瞬間瞬間の正直な思いをまとめると「辞める」が自分のまとめでした。もちろん、止めてくれる会社はそれは素晴らしい会社だからなのかもしれません。

人事発令が出た日、「とうとうやったね」と言ってくれた親友、「25年間お疲れ様」と言ってくれた友、これに助けられたかもしれません。上司だけではなく会社の人々は「やめないほうがいい」と口をそろえて言いますが、その中で「どんな結果でも応援するよ」と言ってくれた先輩。最後の最後まで「現状が恵まれていないのが悪い?」と戦ってくれた先輩、でも最後は「ほんとに大丈夫?」と言いながらも送り出してくれました。
そんなに素晴らしいみんなと働き続ける、という解もあったのかな、と思う反面、やはりあの職場では何も変わらず、自分の心だけがすさんで行ってしまったと思います。

一年たった今でもやっぱり自分の中に惑いがあるようで、仕事を辞める夢を見ます・・・既に辞めているのに。きっと後悔する部分がゼロではないからだと思います。でも、辞めた決断をした自分を信じて充実した生活を送ろう、と改めて思う今日この頃でした。


信州のこの空を眺めていると、ちっぽけな悩みはどっかに飛んでいきそうです。