私の住む町には「かりん通り」というメインストリート(笑)があります。秋になり、そのかりんが落ちているのをみて、もらって帰っちゃいけないのだろうか、と常々思っていたのですが、今週月曜日に「町役場が配布する」というメールが届きました。なんと、ちゃんとわかっているんだなあ、と喜んでいただいてきました。ただ、かりんってかりん酒以外だと何ができるんだろう?果たして美味しいものなのか?それからネットで検索して、ジュレと砂糖漬けで悩みましたが、ドライフルーツだとワインのつまみにもなるかも?と、砂糖漬けを更にオーブンで焼く、というレシピに従うことにしました。
もらってきたかりん、まだ青いものも多かったので、なるべく熟れた黄色いものを選びました。漂ってくる香りは結構いい感じです。わざわざ買う人はあまりいないと思いますが、選べるのならば、なるべく傷のない、熟れたものを選択した方がいい(当然です)ようです。半分に切ってみると・・・
これを皮をむいて種を取り、2ミリ厚さにスライス・・・というのがなかなか大変でした。かりんは固いので下ごしらえが面倒、という口コミは本当でした。最初にゆでてスライスする方法もあるようですが、今回は生のまま、なんとかスライス完了しました。本当はここで塩水に一時間以上漬けるとえぐみが減るらしいのですが、残念ながら、煮た後に「えぐい!」と思った後に知りました。
ということで、スライスしたかりん、レモン汁(1個につき大さじ2,3杯とありましたが、一個の大きさが区々なので、適当に大さじ5~6)、水適量(かりんが被る程度)を鍋に入れて強火で沸騰させます。灰汁を取りながら、中火にして砂糖(かりんの重さの半分の量)を入れてコトコト煮込みます。水が最初の半分くらいになるまで、とありますが、まあ、適当に。
私の場合、コトコト煮込みはめんどくさかったので、ある程度煮込んだら、薪ストーブの上に放置しておきました。こげないように注意です。煮詰めたかりんを食べてみたら・・・えぐい!!ここで、えぐみを取る方法を調べたところ、最初に長時間塩水につける、というのを発見。時すでに遅しでした。でも、もしかしたらドライにしたらなんとかなるかも・・・と、薪ストーブの上に天板を置いてドライに。
煮詰めている間に形がボロボロになっちゃいいましたが、まあ初挑戦なので上出来?そして、レシピでは冷めないうちにグラニュー糖をまぶすとあったのですが、あまりに砂糖甘いのでグラニュー糖はやめておきました。そして、完成品はこれ。
見た目は悪くないです。が、多少改善されたとはいえ、えぐい!まだ青いかりんが残っているので、リベンジしなければ。これからのシーズン、喉が痛い時にジュレってのもいいかな、と思います。