早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

NHKドラマ「みかづき」をみながら思うこと

2019-02-20 | 時事ネタ

NHKで放映されている5話完結のドラマ「みかづき」。
原作となる小説は読了していて、久しぶりにキャストにズレがない・・・つまり小説を読みながら思い浮かべていた登場人物のイメージにぴったりのキャスト・・・でした。もちろん、私の個人的感想でしかありませんが、こういうドラマはすいすいと見てしまえますし、そもそもそれなりの内容を5話にまとめているため、いいテンポのドラマだと思います。

昭和時代の塾の話で、舞台は千葉県。私自身、地方の田舎で育ったので環境は随分違うとは思いますが、まさにこの昭和50年代に小学生だったので「塾」流行りの時代にのって「塾」通いをしていました。実は、私の住んでいた田舎の町は大企業の工場があったため、転勤で着任した幹部のご子息が都会に戻った時に後れを取らないように、という要望で塾が盛んになった、と最近になって初めて知りました。
確かに、その幹部の社宅があるエリアの中学は市内でもレベルが高く、子供心に、そのあたりには個人病院が多いので医者の子供が多いから、と勝手に思っていたのですが、病院以外の理由がちゃんとあったのですね。

うちの親は大企業の幹部でも医者でもないのですが、当時、市内で1,2を争う進学塾に入れたかったようです。そして、小学5年生になるときに入塾試験にめでたく合格して通い始めました。しかし、何せ進学塾なので激しく厳しい。中学3年までの5年間通うのですが、最初は45人だった同級生も中学3年で卒業するころには半分くらいになっていました。週に4~5日、午後5時半から7時半まで、時々延長もあり。中学校になると、土曜日に午後2本授業を受けることもありました。今では絶対ありえない「ビンタ」も日常茶飯事でした。歯を食いしばれ!といってビンタされる風景が教室内で普通にみられるのです。今思うと、なんだかすごい5年間だった気がしますが、おかげさまで学校の授業は楽ちんだったのが救いです。

その塾で上位にいた生徒は私立の進学校に進み、最高学府に進み、人によってはその最高学府をすぐに辞めて医学部に入ってみたり、と、とにかく華々しい活躍をしています。私は下の方の人だったので、地方の公立の進学校に進み、中くらいの大学に通い、普通のサラリーマンになりましたが、今も彼らと会うだけで脳みそが刺激されるのは確かです。

鶏口牛後という言葉がありますが、私は小学校の頃から「牛後鶏口」だな、と思っていました。何故ならば、牛の中のビッケであっても、一定のレベルは確保できることを実感していたからです。鶏口は自分が一番頑張る人でなければならないつらさがあります。牛後というのは、もしかしたら既得権益(というのかは?ですが)の中でぬくぬく過ごす怠け者かもしれませんが、これも好みの問題かな、と。また、自分の通う中学校では上位だったのですが、牛後では「井の中の蛙」なりようがなかったのも〇でした。

最近、就職活動をしている甥っ子が東京の家に居候しているのですが、彼を見ながら「どういう人生を選ぶのかな」と興味深く見ているところです。色々な刺激を受けながら面白い人生を送ってほしいものです。

注)20141018の皆既月食です。みかづきの写真が見当たらず。。。


霜柱は立つ、だよね

2019-02-18 | 時事ネタ
ここのところ、時々春の陽気か、と思う季節になってきましたが、我が家の車はほぼ毎日凍って目覚めます。めったに積もりませんが、雪が積もった日は雪を払えば凍ってはいません。でも、雪でなければ朝はカチカチに凍っている状態なので、融ける前に動かなければならない時は、車をあっためながらお湯をかけたりして融かさなければなりません。毎日出勤するわけではないのでまだ使ったことはありませんが、凍結防止のスプレーが必需品と聞いたこともあります。

こんな凍る季節、当然霜がおりることもありますが・・・先日、朝のニュースで某気象予報士が霜柱を手にして「今朝は霜がおりました」と言っているのをみて、違和感を覚えました。そもそも、霜柱をおりないだろ・・・そうそう、霜柱は「立つ」が正解です。
小学館の国語辞典によると
霜柱:土の中の水分が凍って柱状の結晶になったもの・・・霜柱が立つ
霜:寒い夜、空気中の水蒸気が地上にこおりついたもの・・・霜がおりる

霜柱は土の中の水分が凍るのだから立つことはあってもおりることはないんですよね~。
今朝このブログを書いていたら、たった今、その気象予報士が「先週間違ってお伝えしました」という訂正をしていました。テレビってこういうことを結構皆さん指摘されるんですよね。そんなのよく気づいたな、って話も多いです。逆の立場だと、怖くって何も喋れないんじゃないか、と思ってしまいます。

まあ、今日は3月並みの陽気ということですので、明日は霜柱も立たないし、霜もおりないことでしょう。よかったよかった。


食道楽 ~蕎麦打ち~

2019-02-04 | 食・ワイン
昨年、農大の研修で蕎麦打ちを経験したので、いよいよ自宅に蕎麦打ちセットを導入しました。ふるさと納税のお礼品で頂いたものですが、市場価格も1万円以下のようです。麺台が60センチ×60センチのミニですが、二人前をつくるには十分の大きさで、この大きさだと一般のキッチンの作業台にも収まるので一般家庭にはお薦めです。

導入したセットにDVDがついていたので、まずはそれを3回ほど見て勉強。あとはえいやっです。作業担当は旦那。私は研修で言われたことを思い出しながら口を出す担当。うちの旦那、DVDが頭に入っているようで、なかなかの手際で進めてくれまして、初回とは思えない、いい出来でした。それにしても、出来がどうであれ、流石に打ちたての蕎麦は旨いです。蕎麦の味がします。これまで食べていた市販の蕎麦がいったい何なのだと思えるくらい、というと言い過ぎですが、あながち言い過ぎでもありません。




ぶつぶつっと切れなくて、つるつるっと食べられる蕎麦になるまで、毎週蕎麦うちになりそうですが、美味しいのでウェルカムです。そして、その横で豆乳からつくる豆腐にも挑戦していますが、実は、簡単に見えて豆腐の方がまだうまくいきません。温度管理が難しいようです。

いずれにせよ、お金をかければ手に入れられるものを、時間をかけて自分で作るのがスローライフの醍醐味で最高の贅沢なのだと思います。