関連ブログ記事・・・2024/3/9付「JR九州バスの鹿児島地区一般路線は初乗り運賃140円→200円に値上げ(2024/4/1~)」、2024/3/10付「JR九州バスの武雄~嬉野~彼杵線は2024/4/1から概ね10%程度値上げ」
値上げのリリース文・・・https://www.jrkbus.co.jp/upload/files/240401news_unchinkaitei.pdf
今回は、残る直方線(博多駅~久山~脇田温泉~福丸~宮田~直方駅)の値上げについて解説します。
https://www.jrkbus.co.jp/rosen/nogata
https://www.jrkbus.co.jp/upload/routebus_image/f9819d3312917dedd55cf072953b2e13.pdf (改定前の運賃)
https://www.jrkbus.co.jp/upload/routebus_image/1eab1e35c6b265a031bbea3e507957d7.pdf (改定後の運賃)
糸島方面・北九州市折尾・若松周辺を除く福岡県北部は西鉄グループがほぼ独占的に路線バスを運行していますが、そんな中で国鉄バスも古くから福岡市と直方市を最短距離で結ぶバス路線を運行しており、JR九州バスに引き継がれました。最近まで他に宮田~飯塚線や福丸~福間線もありましたがいずれも撤退しています・・・福間駅とイオンモール福津を結ぶ路線を運行しているのはその名残
初乗り運賃は以下のように値上げされます。
1.博多駅~呉服町間=150円→180円
2.呉服町~箱崎一丁目間=190円→210円
3.箱崎一丁目~直方駅間=170円→210円
4.福間駅~イオンモール福津間=170円均一→210円均一
2・3・4に関しては西鉄バスの値上げ(2024/1/20実施)に同調する形になっていますが、直方市域で主に路線バスを運行している西鉄バス筑豊は値上げを行っていない(初乗りは170円のまま)なので、JR九州バスと西鉄バスで初乗り運賃に40円の格差ができます。
そして、1の現行運賃の150円は西鉄バスが都心エリアで実施している割安の特定運賃に準拠したものですが、西鉄バスは値上げ後も150円に据え置いており、30円の格差ができることになります。
他の区間の値上げ率も概ね10%程度となっており、福岡市・久山町側では「西鉄バスに遅れて同調」、筑豊側では「西鉄バスに先行して値上げ」という形です。もっとも、宮若市内(宮田など)では西鉄バス筑豊はすでに撤退済みで、JR九州バスが撤退した宮田~飯塚線や福丸~福間線ともども地元事業者に委託する形でコミバス化されています。
https://www.city.miyawaka.lg.jp/kiji003444183/3_444183_13329_up_4n34nwsg.pdf