関連ブログ記事・・・2023/4/4付「遠鉄バスの値上げは国土交通省の審査遅れで延期!」、2023/6/20付「遠鉄バスはTOICA・Suicaなどに対応予定なし」
遠鉄バスの値上げですが、運輸審議会の答申から10日後の2023/6/23付で国土交通省が認可しました。
実施日は2023/7/24で、当初申請時点の実施予定日だった2023/4/17から3か月近く遅れたことになります。
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000396.html
https://entetsubus.lekumo.biz/news/2023/06/2023724-d8da.html
https://entetsubus.lekumo.biz/news/files/20230623_2entetsu.pdf
初乗り運賃は120円から150円となり、1998年の運賃改定前の水準に戻ります。その上の130円・140円・150円区間はそれぞれ20円アップの150円・160円・170円となりますが、全国的に見ると値上げ後も間違いなく低廉ですね。
また、同社は1999年の運賃改定時に上限運賃(一定の距離に達するとそれ以上いくら乗車しても運賃は変わらない)を導入しています。当初は上限630円だったのが徐々にアップしており、このブログを書いている時点では「19kmを超えてもずっと700円」ですが、値上げ後もこの制度は存続し「19kmを超えてもずっと750円」となります。
この制度の恩恵を受ける路線の例・・・気賀・三ヶ日線(浜松駅~気賀四ツ角間は640円だが、気賀四ツ角からさらに30分近くかかる<浜松駅からだと1時間20分以上>終点の三ヶ日車庫までは700円)