2023/4/19付ブログ記事「続:有馬温泉と西宮・宝塚を結ぶバスが土砂崩れのため迂回運行 <4/25・4/28追記あり>」の続きです。
上記ブログで4/28に「ということで、近々現地を取材する予定です。お楽しみに・・・」の文言を追記しましたが、早速現地を見てきました(船坂峠側から有馬温泉まで県道を徒歩で移動)。
船坂峠側には、この先片側交互通行と道幅が狭くなる旨の標識・掲示による注意喚起はありましたが、大型車の通行が困難な旨の記載は見あたりませんでした。扱いとしては阪急バス側の自主規制と思われます。
実は今回の土砂崩れ現場付近の地質は風化があまりにも進んだ花崗岩で、まとまった雨が降らなくとも少し刺激があると簡単に崩れてしまいます。
現場のはるか手前で、こんな斜面が出迎えました。崩壊した箇所を一面の緑で覆ったものの、いつまで持つことでしょう?
<5/1追記>
現場付近のストリートビューに、2022/11時点の「道路沿いの斜面崩壊の復旧工事を行っている様子」「崩壊を未然に防ぐための工事により一面の風化花崗岩の斜面になっている様子」が記録されています。当然片側交互通行になっていますが、当時は路線バスは通常通り運行されていました。
道路沿いには立派な砂防ダムが構築されていますが、前面も背後も風化の極致です。
交互通行のための信号機の予告看板が登場しました。道路の先にはやはり風化した崖が見えます。
土砂崩れ現場を東側から見る。規制区間自体はそう長くなく、交互通行は1分30秒サイクルです。
現場は急こう配のカーブの途中で、車線の幅自体は大型車でも何とか通れそうですが、路線バスが安全に運行できるレベルには達していないようです。つまり、現場の本格的な修復工事が進捗し、大型土嚢の群れが姿を消すまでは、路線バスの迂回運行は続きそうです。
土砂崩れ現場のすぐ西側が西宮市と神戸市北区の境界で、道路管理者が変わります(西宮市内は県が、神戸市内は市が管理)。
少し西側には、またも恐ろしく風化した崖が・・・
使われなくなって3週間あまりの白水峡墓園前バス停。まだまだ使用停止は続きそうです。