全国交通ニュースブログ

幻の阪神高速泉北線→天王寺大和川線の状況(その1)

1.国道25号との交差部から近鉄南大阪線との交差部まで

現地付近の地図   基本計画検討案(絵に描いた餅)

もともとは阪神高速泉北線の起点になる予定だった付近には、計画立案時には大阪鉄道病院がありました。国鉄分割民営化後に天王寺駅寄りの現在地に移転し、跡地はコーナンになっています。もともと病院に隣接していた寮はその後も元の場所にあります。ストリートビュー

このあたりが寮の敷地も活用して「エントランス広場」となり、その先の細道が「水を感じさせる散歩道」になるわけです。

「憩いの広場」の北の端はこんな感じ。向こうに見えるのは近鉄南大阪線です。

天王寺大和川線予定地にもかかわらず、新しそうな建物があります。Google地図には情報がありませんが、これは仮移転状態の高松保育所です。

もともとはGoogleで「高松保育所 大阪市」と検索して表示される場所(大阪環状線寺田町駅東方)にありましたが、入居していた市営住宅が解体されたためこちらに仮移転してきました。相前後して民営化され、旧所在地付近の別の場所に2022年12月に移ることになっています。期間限定ですが、用地が有効に活用されたことになります・・・

https://www.city.osaka.lg.jp/abeno/cmsfiles/contents/0000574/574352/2023hogosyasetsumei.pdf

このあたりが「高架下広場」です。1986年に高架化のため建設された近鉄南大阪線の橋脚が左右で形が異なるのは、阪神高速泉北線建設の暁には左側に構造物を継ぎ足して現在の丸い柱を撤去し、6車線幅の高速道路が通れるように拡張するつもりだったようです。

(つづく)

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