熊本地震の道路への被害といえば、最もインパクトがあったのが「阿蘇大橋の崩落」でした。
阿蘇大橋は十数年前までは南郷谷（南阿蘇村・高森町）と熊本市内を結ぶ実質唯一の経路であり、2002年の県道熊本高森線俵山バイパス開通により重要性は若干薄れたものの、南郷谷へのメインルートであることは変わりなかっただけに、長らく不便をかこっていました。
代わりに架けられた新阿蘇大橋は、いよいよ3月7日に開通します。地元もこれを機に観光客を誘致しようと頑張っています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000068452.html
ただ、今のところ路線バスが通るようになるというアナウンスはありません。
南郷谷と熊本市内を結ぶ産交バスの路線バスは、もともと俵山バイパス経由です。
そして、南阿蘇村のコミュニティバス「南阿蘇ゆるっとバス」で立野駅方面に行く路線は現在阿蘇長陽大橋（村道の橋で、長らく阿蘇大橋の代替ルートの位置づけになっています）経由となっており、3月1日までにルート変更のアナウンスはありません。
http://cms.vill.minamiaso.lg.jp/site/minamiasomurakoutuu/yurutto2020.html
阿蘇長陽大橋付近にバス停はなく、新阿蘇大橋経由にすれば立野病院での折り返しも不要になり所要時間が確実に短縮されそうですが・・・
あるいは、年度替わりの4月1日にゆるっとバス全体のルートの見直しを行い、その一環として新阿蘇大橋経由に切り替えるつもりなのかも。
ちなみに、路線バスのルート変更には許認可の手続きが必要なので、新しい道路が開通すれば即刻ルート切り替えというわけにはいきません。
3/1に紹介した特急バス「やまびこ号」も、ミルクロード経由から国道57号経由へのルート変更は、復旧の9日後の10月12日からでした。
https://www.oitabus.co.jp/news/detail/180
