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「スカイレールサービス」で2024/3/30からSuicaなどが利用可能になります・・・それって?

関連ブログ記事・・・2024/3/12付「2024/3~4のSuicaなどが利用可能な事業者の改廃状況について

上記ブログ記事で書いた通り、JR東日本が2024/3/11付で公示した「東日本旅客鉄道株式会社 IC カード乗車券取扱規則の一部改正」において、

https://www.jreast.co.jp/kippu/yakkan/pdf/history240311-1.pdf

別表の「IC カード乗車券が利用できる交通事業者(バス)」に2024/3/30から「スカイレールサービス株式会社」が追加されることになりました。

スカイレールサービス株式会社は現在広島市東部のニュータウンで新交通システム「スカイレール」を運行していますが、2024/3/2付ブログ記事「スカイレール代替EVバスは2024/3/30の10時過ぎから運行開始」で書いた通り2024/4/30限りで廃止され、代替バスが運行されます。代替バスは廃止1か月前の2024/3/30から運行開始となります。

2022/12/18付ブログ記事「スカイレールの乗車券ラインナップについて・・・廃止1年前の様子(その4)」で書いたとおり、スカイレールの定期券・回数券はICカード化されており、「利用者が記名式ICOCAを持っていればそれに搭載し、持っていなければ独自ICカード"SKYRAIL PASS"をデポジット500円で貸し出すのでこちらに搭載する」というやり方になっています。但し、単発で乗車する場合はICOCAや(広島県内で一般的な)PASPYなどの交通系ICカードは利用できず、QRコードの入った紙の乗車券を自動改札機にタッチすることとなります。したがって、JR東日本の別表の「IC カード乗車券が利用できる交通事業者(鉄道)」には「スカイレールサービス株式会社」は含まれていません。

しかし、2024/3/30から運行開始となる代替バスは全国相互利用対象交通系ICカードに対応し、しかも運行主体は芸陽バスではなく「スカイレールサービス株式会社」となるため、上記のような公示がなされたものと思われます。中国運輸局は芸陽バスに対して認可していますが、JR東日本としての扱いはこれとは異なるわけです。そして、導入されるカードシステムも既に先が見えている芸陽バス本体のPASPYではなくICOCAであることも、この扱いの根拠なのかもしれません。ただ、このブログ記事を書いている時点の芸陽バス公式サイトにはスカイレール代替バスのことは相変わらず求人情報以外掲載されていないので、何とも言えませんが・・・

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