全国交通ニュースブログ

2023秋・六甲摩耶の交通社会実験の状況=バス編

交通実験に関する神戸市公式サイトでの案内はこちら

グリスロ編はこちら・・・前編 中編 後編 

2022年秋の交通実験における六甲山牧場~六甲山上のバスの様子はこちらこちら

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2023年秋の交通実験も、2022年秋同様「六甲摩耶スカイシャトルバス」を六甲ケーブル山上駅~六甲山牧場の折返し運転とし、1時間あたり3便に増便しています。

ただ、異なる点が3点あります。

1.六甲山牧場バス停の臨時移転先が、南駐車場内(Q・B・Bチーズ館前)ではなく北駐車場内に変わったこと

2.土曜日の運行会社が変わったこと

3.六甲山上バスとの推奨乗り継ぎ場所が記念碑台から六甲ケーブル山上駅に変わったこと

 

1.について・・・

臨時移転先の変更理由はグリスロ編(中)の最後の方に書いたとおりの納得の理由ですが、これに伴い、六甲山上側からのバスの行先表示が「六甲山Q・B・Bチーズ館」から「六甲山牧場」に変わっています。

2.について・・・

通常の六甲摩耶スカイシャトルバスは、冬期間を除き曜日によって運行会社が異なります。

 平日・・・全便六甲山観光<六甲ケーブルや六甲山上バスを運行するもと阪神電鉄系の会社>が担当

 土曜・・・六甲山観光と阪急バスが半分ずつ担当

 日祝日・・・全便阪急バスが担当

2022年は交通実験中もこれが踏襲されていましたが、2023年は土曜日も全便阪急バスの担当に統一され、結果として「土休日は全便ICカードや神戸市の福祉・敬老乗車証が使えるが、平日は全便使えない」ことになりました。ただ、神戸市公式サイトでの案内中にある六甲摩耶スカイシャトルバスの時刻表にはこのことが明記されておらず、阪急バス公式サイトのトップページの「お知らせ」でも神戸市公式サイトでの案内のほうにリンクされているので、このことはわかりません・・・ ただ、スカイシャトルバスの各バス停の時刻を検索してみると、このことが明記されたpdfファイルにたどり着くことができます。

https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20231114b.pdf

六甲山牧場バス停(臨時移設)の標柱と時刻表を紹介しておきます。

3.について・・・

上記神戸市公式サイトでの案内の中に掲載されている社会実験期間中における山上の公共交通の乗継ダイヤによれば、六甲ケーブル山上駅での六甲山上バス・六甲摩耶スカイシャトルバスの乗り継ぎ時間は西行きが12分・東行きが8分となっています。記念碑台~六甲ケーブル山上駅間<この間の所要時間は3分>に2回乗車することになってしまいますが、記念碑台で乗り換えようとしたところで結局十数分待たされて同じバスに乗るだけなので意味がありません。

ちなみに、2022年は上記ブログ記事に以下のように書いた通り、

>「六甲山上バスが毎時13分・33分・53分、六甲摩耶スカイシャトルバスが毎時18分・38分・58分」と揃っているため、若干歩くとはいえちょうどいい接続時間でした。

西行きの場合記念碑台で5分で両者を乗り継ぐことができたので、10分以上所要時間が長くなったことになります。

第6回 六甲山・摩耶山の交通のあり方検討会」の資料の10ページや12ページに書かれている通り、両者の記念碑台のバス停が離れていることが不評だったのを受けての対応と思われます。

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