関連ブログ記事・・・2021/5/1付「四国地方のミッシングリンクはいつ解消?」
高知県の沿岸部は南海トラフ地震による大津波が危惧されており、現在の幹線国道に加え高規格幹線道路の整備が急務ですが、未開通区間がまだまだ長くミッシングリンク状態なのが現状です。
https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/170701/files/2020062300168/file_20223292144333_1.pdf
高知市から高知県西部の中心都市である四万十市(中村)に行く場合、高知自動車道の終点である四万十町中央ICから先の約40kmは一部を除き一般道を行かねばなりません。特に地形が厳しく現道に急カーブ・急勾配がある片坂バイパス区間6.1kmのみが2018年に開通済みで、他は事業化されていますが開通時期は未定です。
さて、2023/4/10付の東洋経済オンラインに、以下のような記事が掲載されました。
西松建設、トンネル工事「遠隔化」を急ぐ深刻事情建設業に迫りくる「2024年問題」対策への武器に
テーマは、同社が高知県内で工事を進めている延長1831mの「不破原トンネル」において、ICTやメカトロニクスを駆使した施工機械の遠隔操作・自動化施工技術の実証実験に取り組んでいることですが、そのトンネルはまさにミッシングリンクの中間部に位置しています。
国道56号窪川佐賀道路(四万十町中央IC~四万十町西ICの窪川工区と黒潮拳ノ川IC~黒潮佐賀ICの佐賀工区からなり、両者は片坂バイパスで結ばれています)で最長のトンネルが不破原トンネルであり、佐賀工区の4割を占めます。
https://www.skr.mlit.go.jp/nakamura/road3.html
上記東洋経済オンラインの記事によれば不破原トンネルは2024年1月竣工予定とあり、一気に工事が進捗することとなりますね。
また、窪川佐賀道路から先の佐賀大方道路区間と大方四万十道路区間もそれぞれ2017年・2019年に事業化されており、こちらについても四国地方整備局中村河川国道事務所サイトで詳細が紹介されています。VR動画(完成予想と走行動画)も公開されています。