直前期には、もう書き込みをしなくなると思いますので、この辺で直前期関係の書評をしておきます。
今回はLECのファイナル答練です。ファイナル答練については、択一初受験の00年から、01年、03年と受講しました。
最大の利点は、実施される本校が多いことと、スケジュールが多様なことです。直前期には全く時間が足りなくなります。そのため、通学にかかる時間を少しでも軽減したくなるのです。とはいえ、通信は緊張感が無いので私は敬遠していました。そのため、自宅からもっとも近く、時間の都合もつきやすいLECをよく選んでいました。
ついでに言うと、前々回紹介した早起き特訓のあとに受けられる答練という点からすれば、おのずと同じLECにせざるを得なかった、という経緯もあります。
他校の答練は各科目全4回48問なのですが、LECだけは全5回60問も受けられます。しかも、各種割引がたくさんあるので、4大予備校のなかで最も安い答練になる場合があります。内容についても、セミナーに次ぐ的中率(このことには私は全く関心ありませんが)、豊富な論点、オプション問題に各種の付録などあり、充実しています。
ただ、論点を網羅しようとやたら多論点型問題がでるので、変なクセがつかないように注意する必要があります。解答例の出来も良くない事も(総じて長い)。
もっとも、内容面は他の予備校もとりたててよいとはいえないので、五十歩百歩でしょうか。
また、個人的印象かもしれませんが、優秀答案の出来が辰巳よりも悪いと感じました。しかも、この優答がB5サイズ冊子にヨコに90°回転し縮小コピーされて渡されます。これをB5サイズの縦にコピーするのは非常に手間取り、ぶち投げたくなります。優答を多用する方はストレスがたまりまくるので、止めときましょう。
LECファイナルの最大の特徴といえば、スーパーパックでした。
これは、択一合格者かつファイナルを申し込んでいない受験生を対象に6月下旬にDMが届けられ、そこには「答練全60問のレジュメ+添削請求権(10~20・年により異なる)をパッケージにして9900円で発売する」というお知らせをする掟破りのダンピング攻勢のことです。知らずに正規の料金を払った知人はみな怒っていました。
しかし、私はあまり損した感じにはなりませんでした。なぜなら、答練は時間を設定して実際に書き、5・6月にペースメーカーとして使うことにこそ意義があり、超直前期にそんなものをまとめて送られてもさばききれないからです。実際、気分転換に辰巳の論予を受講していた02年に購入しましたが、結局半分も使えませんでした。これだけで直前期の答練に代替しようとするのは、やや横着です。なにより、このような不安な時期にさらに勉強対象を増やそうとするLECの教育的配慮の無さにため息がでます。
もっとも、今年はファイナルを取らなかったにも関わらず、スーパーパックのはがきは来ませんでした。もうLECもがむしゃらに合格者占有率を上げることはやめたのでしょうか。
次回は、辰巳論予です。
今回はLECのファイナル答練です。ファイナル答練については、択一初受験の00年から、01年、03年と受講しました。
最大の利点は、実施される本校が多いことと、スケジュールが多様なことです。直前期には全く時間が足りなくなります。そのため、通学にかかる時間を少しでも軽減したくなるのです。とはいえ、通信は緊張感が無いので私は敬遠していました。そのため、自宅からもっとも近く、時間の都合もつきやすいLECをよく選んでいました。
ついでに言うと、前々回紹介した早起き特訓のあとに受けられる答練という点からすれば、おのずと同じLECにせざるを得なかった、という経緯もあります。
他校の答練は各科目全4回48問なのですが、LECだけは全5回60問も受けられます。しかも、各種割引がたくさんあるので、4大予備校のなかで最も安い答練になる場合があります。内容についても、セミナーに次ぐ的中率(このことには私は全く関心ありませんが)、豊富な論点、オプション問題に各種の付録などあり、充実しています。
ただ、論点を網羅しようとやたら多論点型問題がでるので、変なクセがつかないように注意する必要があります。解答例の出来も良くない事も(総じて長い)。
もっとも、内容面は他の予備校もとりたててよいとはいえないので、五十歩百歩でしょうか。
また、個人的印象かもしれませんが、優秀答案の出来が辰巳よりも悪いと感じました。しかも、この優答がB5サイズ冊子にヨコに90°回転し縮小コピーされて渡されます。これをB5サイズの縦にコピーするのは非常に手間取り、ぶち投げたくなります。優答を多用する方はストレスがたまりまくるので、止めときましょう。
LECファイナルの最大の特徴といえば、スーパーパックでした。
これは、択一合格者かつファイナルを申し込んでいない受験生を対象に6月下旬にDMが届けられ、そこには「答練全60問のレジュメ+添削請求権(10~20・年により異なる)をパッケージにして9900円で発売する」というお知らせをする掟破りのダンピング攻勢のことです。知らずに正規の料金を払った知人はみな怒っていました。
しかし、私はあまり損した感じにはなりませんでした。なぜなら、答練は時間を設定して実際に書き、5・6月にペースメーカーとして使うことにこそ意義があり、超直前期にそんなものをまとめて送られてもさばききれないからです。実際、気分転換に辰巳の論予を受講していた02年に購入しましたが、結局半分も使えませんでした。これだけで直前期の答練に代替しようとするのは、やや横着です。なにより、このような不安な時期にさらに勉強対象を増やそうとするLECの教育的配慮の無さにため息がでます。
もっとも、今年はファイナルを取らなかったにも関わらず、スーパーパックのはがきは来ませんでした。もうLECもがむしゃらに合格者占有率を上げることはやめたのでしょうか。
次回は、辰巳論予です。