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通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

運がいいのか?

2022-10-27 | 通訳ガイド/everyday life
先週、千代田区の大通りの歩道を歩いていたら何と犬の糞(ふん)を踏ん付けてしまいました。



最初はこんな都心部、しかも今のご時世で堂々と犬の糞を放置する飼い主がいることに驚きました。しかし次第に蘇る何か懐かしい感覚が湧いてきたんです。



そういえば小学生の頃はよく踏んだものでした。昭和の当時、私が育った地域は路上に糞が落ちているのは当たり前でした。そして今では考えられませんが、凶暴な野犬も結構いて追いかけられたりしたものです。糞どころか、時々、車に轢かれたそれら野犬の死体も見かけたほどでした。



そして犬の糞を踏んだらやるべきことも体が自然と覚えていました。まず靴底を縁石の角などに擦りつけてできる限り糞を落とす努力をすることです。そして水を探す。水溜り、側溝の水、なんでもいいのでとにかく水を探す。



幸い前日は雨で近くの車道にちょうどいい水溜りを見つけました。スニーカーの靴底を浸してゴシゴシ前後左右に動かして洗います。



粘着性のある糞はこれでもなかなか落ちませんが、これまた不幸中の幸いなのか、この糞の持ち主だったワンちゃんはバランスの取れた食事を与えられ健康だったのでしょう。少量の水で少しだけ洗っただけで靴底はきれいになったんです。



千代田区で犬を飼えるようなマンションや家に住んでいる人はお金持ちに違いありません。マナーは悪くてもワンちゃんにはきちんとした食事、そして運動(散歩)をさせていたのでしょうね。



とても懐かしい感覚が蘇った話でした(汚くてすみません)。



数日前、都内の主要ホテルを廻ってきました。いよいよツアー再開に向けての挨拶と外国人宿泊客についてのヒアリングを兼ねてのことでした。



どのホテルもここ数週間で劇的に外国人宿泊客が増えてきたこと、コロナ禍でコンシェルジュ業務を縮小してきたので人手が足りないこと、バスツアーの問い合わせ、要望も多いことなど、とても嬉しいニュースを聞くことができました。



あるホテルではもう3年近く会っていない顔馴染みのコンシェルジュさんに抱きつかれ、こっちも感情が昂って涙がこぼれそうになりました。



知り合いの通訳案内士の何人かはもうすでに仕事を始めています。私もいよいよだと思うと嬉しい反面、果たして前みたいにきちんと英語で案内できるのかなあと別の心配も湧き起こってきました。




懐かしい品プリ(品川プリンスホテル)メインタワーのロビー。外国人(旅行者という感じではなくビジネス目的の訪日か?)の姿もちらほらいました。






虹が意味するもの

2022-10-15 | 通訳ガイド/everyday life

ダイソーで100円で絵の具セットが売っていたので子供達に買い与えたら、3歳の下の子が大ハマりしてしまいました。画用紙いっぱいに描いた意味不明の絵の色使いがきれいに感じたので写真にとって待ち受けに設定したらこれまた良い感じになりました。




でも何かに似てると思ったら、彼が家にいる時に肌身離さず持っている毛布の柄にそっくりであることに気が付きました。偶然なんでしょうけど少し驚きました。




先日妹から送られてきた飼い犬の写真。写っている毛布の柄がこれまたソックリでビックリ。定番のカモパターンなんですかね?


👆👆👆
昨年末に息子の毛布(正式名:だいじだいじ)について書いた過去記事です。




Pandemic中、日本の社会で変わったことやモノなどを日本に興味を持つ外国人の方に発信しています。コレもその一つ。都内の店の入り口でよく見かける虹のマーク。コレ、もし外国人がみたら「この店はLGBTフレンドリーのお店なのかなあ?」と思ってしまいそう?表記が日本語ONLYなのもそうですし、「国際都市(自称)」東京都がこの程度の「感覚」だということに驚きました。



ヤドリギ

2022-10-07 | 通訳ガイド/everyday life
En Navidad nos besamos bajo el muérdago.

今朝スペイン語の勉強をしていた時に出会った一文。英語に訳すと
At Christmas, we kiss under the mistletoe.
となりましたが、最後の単語"mistletoe"が分かりませんでした。



いつも使っているCollins Dictionaryで調べてみたところ、どうやらクリスマスに飾る植物らしいのですがイメージが湧きません。ツリーでもないし、玄関に飾るリースでもないようです。そこで画像検索してら見たことがない変な植物が出てきました。



英英で引いても画像検索かけてもよく分からない英単語は日本では馴染みのない固有なものが多いのです(私の知識の欠如ともいえますが)。こういうときは潔くあきらめて(仕方なく)日本語で調べてみます。そしたら「ヤドリギ」と出てきました。



これが"muérdago(mistletoe)"。
見たことがあるようなないような。なんでもこの飾りの下ではキスをしないといけないという慣わしがあるそうです。最初のスペイン語の一文はこのことを言ってたんですね。勉強になりました。



ところでスペイン語で「キスをする(キスする)」という動詞は
"besar"
です。紹介した一文のように、この動詞は結構頻繁に出てきます。



英語でも「キスをする」という動詞は
"kiss"
です。日本では名詞として認識されている傾向が強いですが、CollinsやCambridgeなどの辞書では動詞の"kiss"が名詞より先に出てくるほどです。



一方日本語では「キスする」という動詞はこれ以上縮めて表現することができないように思われます。英語で表すなら"give a kiss"のように「キス+する」でダイレクトな表現ではないです。



日本では大人同士がおおっぴらにキスをする風習があるとは言えませんが、将来、欧米のようにそうなってきたら「キスする」を端的に表す新たな日本語が生まれるかもしれないですね。



また、ラテン文化圏のほうが英語圏より、より沢山キスをするのか、初歩のスペイン語学習の例文に"besar"という動詞が頻繁に出てくることに面白く感じました。



worldの発音

2022-10-04 | 通訳ガイド/everyday life
Difficult words "world", etc.| Accurate English


How to Pronounce Word vs. World: American English

worldの発音が物凄く難しいことに今更ですが気がつきました。上の二つの動画がとても優れていて、2人が言っていることを取り入れて発音を直したらiPhoneのSiriや英語のキーボードの音声入力も高確率でworldと認識してくれるようになりました。



特に最初の先生が言っている、wとrの間のoは無視して”wr”と発音するということが効果的に思えました。



”wor”ではなく”wr”と言え!ということです。この違いは微妙なようで意外にデカいです。そしてこの差、違いは「英語喉」を学んできたことにより感じることが出来たと言えます。



私と同じようにworld、word、workといったRが絡む単語の発音、発声に悩んできた人におすすめしたい動画でした。