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通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

夜泣き、忍野八海、そして試験の結果

2020-11-27 | 通訳ガイド/everyday life
こんにちは。
寒くなりましたね。



ここのところ下の子(男の子・1歳と9ヶ月)の夜泣きが凄いんです。必ずと言っていいほど毎晩2時〜3時位にギャン泣きします。その間、何をやってもダメで部屋を明るくして半分寝ぼけて泣いている状態から覚醒させて落ち着かせ、運が良ければ二時間位経って寝てくれる、というパターンが連日続いて妻も私も(義母も)参ってしまっています。



妻が仲の良い小児科の先生や看護婦さんに聞いてみても、私がネットで調べても赤ちゃん(うちの子は赤ちゃんという年齢ではありませんが)の夜泣きは具体的な対応策がなく、科学では解明できていない現象だそうで、上手く付き合っていくしか道はないということです。コロナ同様「そういえばそんな時期があったね!アレは大変だったね!」と笑って思い出す時が来ることを願っています。



科学では解明できない話ついでに…
水曜日にまた富士山周辺を回ってきて初めて山中湖の近くにある有名な観光名所「忍野八海」に行ってきたんです。同行した上司(先輩ガイド)がオカルト好きで有名な人で「忍野八海で死んだダイバーの話って知ってる?」と言って80年代後半にテレビの取材で忍野八海の一つの池「湧池」に潜った二人のダイバーが死亡した事故について教えてくれました。



「二人ともダイビング歴が長い熟練ダイバーだったのに死んじゃったなんておかしいと思わない?絶対に池に棲む何かに引きづりこまれたんだよ!一人の死体は未だ見つかっていないって言うし😨 (これは間違い。後で調べたら二週間かかったがご遺体は発見、回収されている)…」と恐ろしい余計な話までしてくれるので少し不気味に感じながら見学しました。




まず忍野村の観光協会の窓口に行って村の担当の方のお話を聞いたり、質問したりました(死亡事故のことは触れてませんよ、もちろん)。「時間がない場合、この池だけは見とけ!という池なんてありますか?」と聞いたら「八海(8つの池)の中ではやはり湧池ですかね?でも一番人が集まるのは実は八海ではなく個人所有の池(↑の写真の池、中池と呼ばれる)なんですよね」と聞き捨てならぬことを教えてくれました。



実際に行ってみると確かに湧池よりも人だかりが多い!でもどうやって池の近くに行けるんだろう??←←お土産屋さんの中を通らないと池に出られないルートになっていました😓 




この日、お天気はあまり良くなかったですが観光客は多かったです。当たり前ですがほとんど日本人でした。中国人(台湾人?)の若い女の子達のグループがいました。留学生かな?



初めて訪れた忍野八海、水難事故のオカルト的印象を植え付けられてしまったせいかイマイチ楽しめませんでした。変な羽虫が大量発生していたのも不気味でした。あと、上の個人所有の池の売店もそうですが、とにかく商売っ気が旺盛な所なんですね。池の周りの民家はみな「八海御殿」なんて呼ばれてそうな豪邸(でも洗練されておらずおまけに生活感に溢れていて目障り)だらけでさぞこの池で儲けてきたんだろうなあ?と勘ぐりたくなるほど。



お買い物好きな東南アジアの旅行者の方は好きかもしれませんね。でも欧米人、特に富裕層や団体客はどうかなあ?と思いました。散々ディスってしまって申し訳ないです。個人の感想ですので正直に書いたらこんなんになってしまいました。😅 




山中湖に着いたら青空が見えてきました。でも反対側の富士山方面は厚い雲に覆われていました。




ここ(山中湖)の遊覧船は巨大なスワンボートみたいな形なんですよ。小さなスワンボートもたくさんありました。そして本物のスワンも!


****


二三日前にズーム演習の結果が発表されていました。結果は…
「不合格」😭 



「もしかしたら?」という気持ちはちょっとだけあったので正直残念でした。でも前にも書きましたが勉強したことはとても役に立ったし、緊張感が張り詰める中で試験を受けることが出来たことはとても良い経験になりました。「日々勉強」。人間に生まれてきたからにはこれに尽きます!もう少し単語を覚えたら英検でも受けてみようかなあ??




単語暗記の進行具合など

2020-11-24 | 通訳ガイド/everyday life


先月13日のブログ記事↓
"Flashcards Deluxe"というスマホの単語帳アプリに「英英英単語上級編」という単語本の英単語計1000語を一日5コずつ入れていって完璧に暗記するという「宣言」をして早一カ月以上経ちました。現在300語を突破したところです。



一つの単語を「単語」「意味」「例文」の順番に3つの階層に分けて作ってきましたが、途中より「意味」を一番最初に出てくるようにして「単語」「例文」という順番に変更しました。その方が練習する時に便利だからです。



最近はランニング中に音声を流しています。各デッキの100語をシャッフルで読み上げてもらい「意味」を聴いている段階で答えの単語を考えながら走っています。単語の勉強をしながら、お腹を常に凹ますイメージも保ちつつ走ります。頭も体も使い更に良い運動になってきています(とても忙しい😅 )。



あとは時々の小テスト。これの繰り返しでまだ300語ながらも間違えることなく暗記できています。あれだけ英単語を覚えるのが苦手だった私でも楽しく続けられているので案外良い方法だと思いますヨ。やはりポイントは無理せず(欲張らず)、精神的に負担にならないようにすること。「楽しい」と思えることができればどんなことでも身に付き易いです😍。 




禁煙生活は今日でちょうど三カ月になりました。もうこの禁煙アプリも外しても良いと思うのですが最後まで(?)油断は禁物。




いつか観光が復活したら是非日本酒好きなお客さんを先日お世話になった酒造会社の社長さんのところに連れて行きたい!日本酒は苦手ながら300mlくらいの小さな瓶に入ったお酒を何本か買って飲み比べています(なかなか減りません)。




これも知らなかったことですが、日本酒は大きく分けて「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」の3つに分けることができ、純米酒以外は「醸造アルコール」という主にサトウキビからつくられた食用エタノールが添加されているのだそうです。味付けやアルコール度数の調整用という理由で加えられているらしいのですが、いくら高い吟醸酒でも原材料はコメ100%ではない場合もあることにちょっと驚きました。知らないことばかりです。




こちらは「純米酒」なので原材料名のところに「醸造アルコール」の文字はありません。因みに「山田錦」とはコメの銘柄で酒造りに適した酒米の代表格存在とのこと。





観光庁の双方向演習

2020-11-20 | 通訳ガイド/everyday life
こんばんは!
今日は(も?)季節外れの暖かい日でしたね。はっきりしない天気で風が強かったですがとても気持ちが良かったです。先ほど走ってきたところです。今日も5マイル以上走ることができました。途中公園の横を通ったら幼稚園が終わった娘とクラスの友達5人くらいとそのお母さん達(私の妻も含む)に見つかり「あーっ!〇〇ちゃんパパだっ!!はしってるっ!」と誰かが叫んでいる声が背後から聞こえました。恥ずかしかったのでそのまま振り返らずに逃げました笑



実は今日午前中に観光庁が実施する予定の「地域の観光人材のインバウンド対応能力の強化に向けた研修」の講師役を選ぶためのオンラインによる双方向演習をズームで受けてきました。



時間は午前9:30から11:40の二時間ちょっと。一つのグループは4名の受講生で構成され講師は2名です。受講生はひとり4分間のプレゼンを計4回やります。プレゼンのテーマ(課題)は演習開始一時間半前にメールであらかじめ送られてくるので、ある程度は事前に準備ができ、通訳案内士の二次試験ほどのドキドキ感はありませんでした。



それでも久々に味わう緊張感はなかなかのものがありました😱。 例のふざけたヘッドセットも装着しましたよ、ええ。でもさすがに赤いLEDは発光させることはできませんでした(こういうところが私の気の弱いところです)。言うまでもなく誰一人あんなゴツいヘッドセットなど着けている人はいませんでした。



受講者は私以外全員女性。皆知的で品の良さそうな方ばかり。講師の方は途中で入れ替えがありますが4名ともこちらも全員女性でした(超アウェーの雰囲気)。後半の講師のお一方が現役の通訳案内士なら誰でも知っているあの重鎮。私も御著書を何冊も持っています。何度か現場(観光地)でお見かけし、その都度自己アピールしておいたつもりですが覚えてくださっておられたのか気になりました。



私以外の受講生の方はこういったことに場慣れしている方ばかりで素晴らしいなあと、惚れ惚れする心地で皆さんのプレゼンを聞いていました。そして他の皆さんのプレゼンを参考にし、私も回を重ねるごとに段々慣れてきて落ち着いて言いたいことを喋れるようになってきたのが分かりました。



今回講師になれるのは上位60%の受講生だけです。私はどうでしょうかね。「全然ダメだった!」とも言い切れない程度には出来たとは思っています。でもダメでも全然OK!ここまでやれたんだという達成感を感じることができたことはかけがえのないことです。そして自信もついたように思います。何よりもこの演習のためにこの1ヶ月くらい勉強してきたことはインバウンド観光が復活した時にとても役立つものになってくれることでしょう。



今日ご一緒させていただいた3名の受講生の方ともいつか観光地で、通訳案内士として再会できればなあと思いました。皆様お疲れさまでした!




あれから(いつだっけ?)毎回欠かさず5 miles走ってますヨ!走った後の缶チューハイがサイコーです😍 






headset

2020-11-19 | 通訳ガイド/everyday life
A headset is a gadget of combining a headphone with a microphone.  I bet the sales of headsets had drastically increased amid the pandemic of the novel coronavirus.


Without exception, I'd also needed to get one of those for an upcoming online exam via the zoom app and the online lesson I was planning.

As I was checking them through the Amazon website, those gaming headsets had become to be more attractive because of their over-sized, conspicuous looks. And I realized that many of them were very much good value for money.


So, instantaneously, I've got one with red LED lights gleaming from the side of earmuffs. I couldn't believe it only cost 2,200 yen when I first got it out of a box. And on top of that, it worked very well.


I don't know how my test examiners are going to feel when they'll see me wearing this ridiculously big headset; I really made a good buy this time!




先日購入したgaming headset。その名の通り(オンライン)ゲーム用のヘッドセットでゴツくて派手な外観が特徴です。headset(ヘッドセット)とはヘッドフォンにマイクが付いたものを指します。ちゃんとした英語です。因みにmicrophoneの略である「マイク」は和製英語っぽいですが私の知る限りアメリカでは"mic"や"mike"で通じるこちらもちゃんとした英語です。
※microphoneの略は"mic"だけだと思っていましたがスティーブンキングの小説"The Stand"に
"He blew into the mike and then spoke..."
(彼はマイクに息を吹きかけ、それから話はじめた)
という一文を見つけ驚きました。




4歳の娘もすっかり気に入ってしまった様子で使いたくても使わせてくれません。ヘッドフォン単体として見ても結構イイ音が出るんですよ、これ。質感もそこそこいい感じです。極めつけは妖しく光る赤いLED(異様にカッコいい😍 )!これで2200円ですからね。いや~。いい買い物しましたワ 。



ところでPC関連で伝わらない和製英語(カタカナ英語)で一番有名なのは「ノートパソコン」かな??まず「パソコン」自体が"personal computer"の略なので無理があります。英語でも"personal computer"とはめったに使わず略して使うのが一般的ですが頭文字を取って"PC"と言います(または"computer")。「ノート」は"note book"のノートのことだと思います。ノートパソコンで薄くて持ち運びできるパソコン。一見自然な感じがします。でも通じないですね。英語では"laptop PC"ですね。



"lap"は「膝」?
正しくは座った状態の腿の上面、腰から膝までを指します。そこに置いて操作できるのでlaptop computerなんですね。私達通訳ガイドもバスの中で「小さなお子さんは膝の上に座らせてくださいね!」と注意をする場面がよくあります。バスが満席に近いのに小さなお子さんを本来座れない席に座らせてシレ~っとしている人を発見すると
"Sorry, but would you have your child sit on your lap?"
などと丁寧に、でもちょっと命令調でお願いしたものでした(今となってはそんなことすら懐かしい😭 )。



明日から4連休になります。天気はいいのかな?自転車でいけそうな少し遠い所にでも妻と子供と行ってみたいと思います。少し早いですが皆さまも良い連休をお過ごしください。



Sake brewery

2020-11-18 | 通訳ガイド/everyday life
「麹菌は2006年に国を代表する国菌として認定された」
なんてご存じでしたか?



無理やり英語にすると
"Koji mold(Aspergillus oryzae) has been designated as a national fungus since 2006."
などとなりますかね。



通訳案内士試験勉強中によく出会った、どこどこの寺、神社は世界遺産や国宝に指定されているといった文章にとても似ていて自分の中でちょっとウケました。



先日、仕事と研修を兼ねて栃木県の酒造屋さんをまわった時に、ある酒造屋の社長さんに教えていただきました。「国を代表する菌」=「国菌」なんて言葉があるんですね。



私はお酒を飲みますが日本酒(とワイン)だけは苦手で全く飲まないこともあり、通訳案内士なのに日本酒に関しては全く勉強してきませんでした。今回初めて酒造屋さんを見学させていただき、日本酒についてとても興味が湧いてきました。苦手ですがこれから少しずつ飲んでみようとも思えるようにもなりました。



で、「麹菌」についてです。日本酒の原料は言うまでもなくお米ですが、お米には糖分が含まれていません。そもそも「アルコール発酵(fermentation)」とは糖分をアルコールに変え炭酸ガスを発生させることだそうです。なので糖分(ブドウ糖="Grape sugar"="Glucose")を多く含む葡萄は酵母(Yeast)を加えるだけでアルコール発酵しワインとなりますが、日本酒の場合は「麹菌」を使ってお米のデンプンを「糖化(saccharification) 」してアルコール発酵をさせているそうなんです。



日本酒のこの「糖化」と「発酵」の2つの"chemical reaction(化学反応)"を同じタンクで行う手法は世界の酒造りではとても珍しい存在なのだそうです。専門用語で「並行複発酵」、英語だと"mutiple parallel fermentation"といい、高度な醸造方法でもあるということです。凄いぞ日本酒👏😤




今回お世話になった酒造屋さんで日光にある有名なお店。通訳案内士の試験によく出てくる「杉玉」もぶら下がっていました。社長さん自ら英語をつかって外国人のお客さんを案内しているそうです。お話が分かり易く、とてもユーモアに富んでいて素晴らしかったです(日本酒嫌いな私が飲んでみようと思った程ですから)。でもここにお客さんを連れてきたら通訳案内士の出番はなさそうです。社長さんに丸投げしてしまった方がはるかに喜ばれそうだからです。




隣にあったこのショッピングセンター。私としてはこちらもとても興味がありました。いかにも昭和な感じな建物。昔は「長崎屋」が入っていたそうです。私なんか「長崎屋」(またはダイエー)と聞いただけで小さい頃のいろんな思い出がよみがえり、目に涙が浮かんできますよ😭