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通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

22年の目標は達成できたのか

2022-12-04 | 通訳ガイド/everyday life
ブログが全然更新できません。一週間に一度位⇨10日に一度⇨月に一度くらいの更新頻度になってしまいました。



もう12月です。今年の始めに立てた目標を見返す時がきました。



「スペイン語学習にもっと時間を割いて、翌年通訳ガイド試験を受ける”気持ち”になれるくらいになる」

「今年こそ通訳ガイドの仕事が再びできるようになりたい(目標というより願望)」



1月最初の記事で書いた2022年の目標です。スペイン語は日々やっていますが、まだまだな感じです。来年スペイン語で通訳ガイド試験を受けようという気はまだ起きないと思います。



一通り文法をやった後で、基本単語3000語位を完璧に覚えようとしている最中です。3000語のうち今の時点で覚えたのはまだ500程度。多分この3000語を覚えるのに来年いっぱいかかりそうです。



ガイドの仕事も現時点ではできていませんが、もしかしたら年末にバスツアーを何本か催行する可能性が出てきて、それが決まればやれるかもしれません。バスの中で喋ることや、各観光地の説明もすっかり忘れてしまっているので今から勉強し直さないといけないです。




冷蔵庫に入っていたサクマ式ドロップス。最後の一缶です。私も子供の頃食べていたように私の子供たちも大好きでした。もう手に入らないかと思うと残念です。娘は「ハッカ」味が大好きでした。普通子供は一番ハッカが一番嫌いなのでは?




来週日曜日は全国通訳案内士の口述試験(2次試験)があります。受験生の方のご健闘をお祈りします。風邪、コロナにはくれぐれも気をつけてください。



コロナでたくさんの通訳ガイドさんが廃業されたり、別の仕事に就いたりしていると聞きました。ホテル業界や旅行会社も含め、今この業界は大変な人手不足なんだそうです。



なので特に春先は新人ガイドさんには絶好の機会です。私がお世話になっている会社でもバスツアーが完全に復活する時を見据えて、経験のない新人通訳案内士さんを集めたいと言っています。



2020年、21年、22年に合格して未経験のガイドさん、また来年合格見込みの人を対象に私も探すように上から言われているのでご興味のある方は是非!


スパゲティの食べ方

2022-11-11 | 通訳ガイド/everyday life
Eating spaghetti with a spoon will, at least, be met with double takes from locals.
英文はイタリアでスパゲッティを食べる時、フォークと一緒にスプーンを使うようなものなら現地人(イタリア人)に二度見されるだろうというような意味。いつも聴いているポッドキャスト番組でイタリア人のremarkとして紹介されていました。



Eating spaghetti with a spoon is just like an adult riding bike with stabilizers.
大の大人が補助輪付きの自転車に乗るようなものだとも。日本だとラーメンやそばをフォークを使って食べるようなもの?



スパゲティをフォークとスプーンを使って食べるのは日本人だけでなくイギリス、アメリカなどの国でも見られるみたいですが、イタリア人から見るとおかしな食べ方みたいです。日本の高級イタリアンレストランではあえてスプーンを出さない店も多いと聞きました。



でもこういうのって割と大袈裟に言われるもので実際にはそうでもない場合が多いものです。



ちょうど数ヶ月前にネットで知り合いになったイタリア人男性がいまして、この疑問をぶつけてみました。



トリノに住むMecheleさんという男性で、奥さんは日本人。現在仕事の関係でイタリアと日本、離れ離れに暮らしているそうです。



Mechele(ミッケレと発音するらしい)さんは、「イタリアでは大人がスパゲティを食べる時にスプーンを使うことはない。でも妻が日本のイタリアンレストランでスプーンを使って食べているのを見ても別におかしいとは思わない」と答えてくれました。



まあ、彼の場合、奥さんが日本人で外国文化にたいしての許容範囲もとても広いと思いますので何とも言えませんが、少なくともイタリアではスプーンは使わないことは確かなようです。



食文化ついでに…
ツアーで案内した外国人のお客さんの中で「白いご飯の食べ方がわからない」という人が結構いました。



何かをかけて食べるのか、何かにつけて食べるのか、どのタイミングで食べたらいいのかが良くわからないポイントみたいでした。



よく大量の醤油をぶっかけていた人を見かけたものです。富士山のツアーで使っていたレストランではワサビ風味のふりかけがあったので、それを喜んでかけて食べておられました。



「パンを食べる時と同じように、おかずと交互に食べるんですよ」
Just like eating bread in a meal, we'd eat rice and other dishes alternately.
といつも説明していましたが、英語圏の国々では白米を単品で盛って食べる食文化はないのか、あまりピンとこない人が多かったように思います。



そういえば全国通訳案内士一次試験の合格発表がありましたね。合格された皆様おめでとうございます。口述試験までひと月しかありませんがこうなったら勢いでそのまま2次も合格しちゃってください。



今日ブックオフで偶然見つけた松本美江先生(JFGの理事長)の
「英語で日本紹介ハンドブック(改訂版)」が220円で売られていて迷わず購入しました。ハロー通訳アカデミーの「300選」と併せて口述試験に大変役に立つ名著です。知らない方は是非手に取ってみてはいかがでしょうか?




先生の英語はとてもわかりやすくそして美しいのです。










運がいいのか?

2022-10-27 | 通訳ガイド/everyday life
先週、千代田区の大通りの歩道を歩いていたら何と犬の糞(ふん)を踏ん付けてしまいました。



最初はこんな都心部、しかも今のご時世で堂々と犬の糞を放置する飼い主がいることに驚きました。しかし次第に蘇る何か懐かしい感覚が湧いてきたんです。



そういえば小学生の頃はよく踏んだものでした。昭和の当時、私が育った地域は路上に糞が落ちているのは当たり前でした。そして今では考えられませんが、凶暴な野犬も結構いて追いかけられたりしたものです。糞どころか、時々、車に轢かれたそれら野犬の死体も見かけたほどでした。



そして犬の糞を踏んだらやるべきことも体が自然と覚えていました。まず靴底を縁石の角などに擦りつけてできる限り糞を落とす努力をすることです。そして水を探す。水溜り、側溝の水、なんでもいいのでとにかく水を探す。



幸い前日は雨で近くの車道にちょうどいい水溜りを見つけました。スニーカーの靴底を浸してゴシゴシ前後左右に動かして洗います。



粘着性のある糞はこれでもなかなか落ちませんが、これまた不幸中の幸いなのか、この糞の持ち主だったワンちゃんはバランスの取れた食事を与えられ健康だったのでしょう。少量の水で少しだけ洗っただけで靴底はきれいになったんです。



千代田区で犬を飼えるようなマンションや家に住んでいる人はお金持ちに違いありません。マナーは悪くてもワンちゃんにはきちんとした食事、そして運動(散歩)をさせていたのでしょうね。



とても懐かしい感覚が蘇った話でした(汚くてすみません)。



数日前、都内の主要ホテルを廻ってきました。いよいよツアー再開に向けての挨拶と外国人宿泊客についてのヒアリングを兼ねてのことでした。



どのホテルもここ数週間で劇的に外国人宿泊客が増えてきたこと、コロナ禍でコンシェルジュ業務を縮小してきたので人手が足りないこと、バスツアーの問い合わせ、要望も多いことなど、とても嬉しいニュースを聞くことができました。



あるホテルではもう3年近く会っていない顔馴染みのコンシェルジュさんに抱きつかれ、こっちも感情が昂って涙がこぼれそうになりました。



知り合いの通訳案内士の何人かはもうすでに仕事を始めています。私もいよいよだと思うと嬉しい反面、果たして前みたいにきちんと英語で案内できるのかなあと別の心配も湧き起こってきました。




懐かしい品プリ(品川プリンスホテル)メインタワーのロビー。外国人(旅行者という感じではなくビジネス目的の訪日か?)の姿もちらほらいました。






虹が意味するもの

2022-10-15 | 通訳ガイド/everyday life

ダイソーで100円で絵の具セットが売っていたので子供達に買い与えたら、3歳の下の子が大ハマりしてしまいました。画用紙いっぱいに描いた意味不明の絵の色使いがきれいに感じたので写真にとって待ち受けに設定したらこれまた良い感じになりました。




でも何かに似てると思ったら、彼が家にいる時に肌身離さず持っている毛布の柄にそっくりであることに気が付きました。偶然なんでしょうけど少し驚きました。




先日妹から送られてきた飼い犬の写真。写っている毛布の柄がこれまたソックリでビックリ。定番のカモパターンなんですかね?


👆👆👆
昨年末に息子の毛布(正式名:だいじだいじ)について書いた過去記事です。




Pandemic中、日本の社会で変わったことやモノなどを日本に興味を持つ外国人の方に発信しています。コレもその一つ。都内の店の入り口でよく見かける虹のマーク。コレ、もし外国人がみたら「この店はLGBTフレンドリーのお店なのかなあ?」と思ってしまいそう?表記が日本語ONLYなのもそうですし、「国際都市(自称)」東京都がこの程度の「感覚」だということに驚きました。



ヤドリギ

2022-10-07 | 通訳ガイド/everyday life
En Navidad nos besamos bajo el muérdago.

今朝スペイン語の勉強をしていた時に出会った一文。英語に訳すと
At Christmas, we kiss under the mistletoe.
となりましたが、最後の単語"mistletoe"が分かりませんでした。



いつも使っているCollins Dictionaryで調べてみたところ、どうやらクリスマスに飾る植物らしいのですがイメージが湧きません。ツリーでもないし、玄関に飾るリースでもないようです。そこで画像検索してら見たことがない変な植物が出てきました。



英英で引いても画像検索かけてもよく分からない英単語は日本では馴染みのない固有なものが多いのです(私の知識の欠如ともいえますが)。こういうときは潔くあきらめて(仕方なく)日本語で調べてみます。そしたら「ヤドリギ」と出てきました。



これが"muérdago(mistletoe)"。
見たことがあるようなないような。なんでもこの飾りの下ではキスをしないといけないという慣わしがあるそうです。最初のスペイン語の一文はこのことを言ってたんですね。勉強になりました。



ところでスペイン語で「キスをする(キスする)」という動詞は
"besar"
です。紹介した一文のように、この動詞は結構頻繁に出てきます。



英語でも「キスをする」という動詞は
"kiss"
です。日本では名詞として認識されている傾向が強いですが、CollinsやCambridgeなどの辞書では動詞の"kiss"が名詞より先に出てくるほどです。



一方日本語では「キスする」という動詞はこれ以上縮めて表現することができないように思われます。英語で表すなら"give a kiss"のように「キス+する」でダイレクトな表現ではないです。



日本では大人同士がおおっぴらにキスをする風習があるとは言えませんが、将来、欧米のようにそうなってきたら「キスする」を端的に表す新たな日本語が生まれるかもしれないですね。



また、ラテン文化圏のほうが英語圏より、より沢山キスをするのか、初歩のスペイン語学習の例文に"besar"という動詞が頻繁に出てくることに面白く感じました。