ライブ・イン・ジャパンJohn Coltrane, ジョン・コルトレーン, ジミー・ギャリソン, アリス・コルトレーン, ラシッド・アリユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
ライブ・イン・ジャパン。その名の通りコルトレーンの日本公演のCD。
正直これ薦めるのは悩みます。
聞いた人によって印象がガラリと変わりますから。
おまけに超重いです。
端的に言ってしまうとフリージャズ4時間コース。
フリージャズはびっくりするほど好き嫌いがはっきりします。
好きな人は「魂の叫び」と評しますが、嫌いな人には・・・
ただの下痢ピー音(←すでに音楽とすら評されない)
または耳障りな雑音
としか見られないからです。
しかし、このコルトレーンのブロウは鬼気迫るものがあり、ある意味狂気の一歩手前な印象を受けます。
面白いのはこの音楽として体を成していない音を「凄い曲だ!」と思うのも「音楽じゃない!」と思うのも聞いてるリスナーに委ねられているということです。
逆を言うと確実にリスナーを選別する曲だともいえます。
フリージャズを知らない人も居ると思うのでちょっと補足。
例えるなら赤ん坊の泣き声といったところでしょうか?
思っていること全てを吐き出したいが伝える事が出来ない。
言葉に出来ないから泣くことしか出来ない。
そんな叫びにも似た感情が楽器を通して表現しようとしたのではないでしょうか?
正直聞きにくい曲ではありますが、理解できると一般のヒット曲に物足りなさを感じるかもしれません。