Kalita ドリップセット 103-DLセットKalita (カリタ)このアイテムの詳細を見る |
自分、大のコーヒー好きです。
この間、同僚からコーヒーの淹れ方を聞かれました。
そこで一般的に有名なペーパードリップ方式の美味しい淹れ方を書いてみます。
●用意するもの
・サーバー
・ドリッパー
・フィルター
・豆(中挽き)
これくらいかな?
機材とかかなりお金がかかりそうに見えますがコーヒーサーバー(三角フラスコのようなやつ)、コーヒードリッパー(逆三角で底に穴が開いているもの)、コーヒーフィルターは100円ショップでも売っていますね。
何も上記のセットで淹れなければならないといった決まりはありません。
フィルターの良し悪しはあるかもしれませんがこの淹れ方の大きな特徴はコーヒーの性格が素直に出てしまうことです。
そのため機材よりも良いコーヒー豆を手に入れる事が重要です。
何度も言いますがこの淹れ方ではコーヒーの性格がそのまま出てきます。
そのため好みによって決めてください。
●コーヒー豆
豆の種類
コーヒーノキの品種:アラビカ、ロブスタ、イベリカ
産地→土地条件、国名、港名、栽培地など
コーヒーは主に産地が有名になります。
土地条件だとブルーマウンテン、国名ならコロンビア、港ならモカ、栽培地ならコナなど。他にもオーガニックなどの栽培方法も。
豆の種類以外にもローストの仕方、挽き方(細挽き、中挽き、粗挽き)、ビーンズ収穫年度(オールドビーズ等)等があります。
こんなに書くと分からなくなりますが、コーヒーの味のベクトルから言うと主に苦味と酸味に分かれています。
マニアックすぎて分からなければUCCやキーコーヒー等のパックを買ってくる方が無難です。
そこから自分の好きな味を見つけて行くのもコーヒーの面白さでもあります。
ただ気をつけたいのはペーパードリップで粗引きオンリーだけは使わないでください。
これをするとアメリカンコーヒーよりもアメリカン(薄めたコーヒー、本来は違いますが)が出来てしまいます。
折角いい豆を手に入れてもこの淹れ方だと水っぽく味も薄くなってしまうので勿体ないです。
もちろんブレンドなら粗引きの持ち味も引き出せます。
●ペーパードリップの淹れ方
・お湯は90度前後。品質がいいものほど温度が低く、品質が良くないものほど高めでいれます。
・ペーパーの接着面を側面と底面を逆に折ります。
・折ったペーパーをドリッパーにセット
・ドリッパーにコーヒー豆を12gぐらい入れ平坦にならします。
・豆の量と同じくらいのお湯をドリッパー全体に入れて30秒ぐらい蒸らします。
この時でてきたコーヒーは捨てます
・蒸らしが終わったらドリッパーの中を円を描くようにお湯を2,3回ぐらいに分けて淹れていきます
この時点で一気に入れるとあっさり味に、ゆっくり入れると香りや渋みが強く出ます。
・淹れ終わったら最後まで落ちきる前にドリッパーを外します。
●淹れる時のポイント
よく失敗する所は
・蒸らさない
・お湯を上から一気に入れる
・お湯の入れすぎ
・最初と最後のコーヒーを捨てない
などです。
折角のコーヒー豆が生かせずに勿体無いと思います。
・蒸らすのは香りを膨らませさせるためです
・最初と最後のコーヒーを捨てるのは雑味が混じるためです。
特に最後のほうになると味が薄い割りに渋みが強く、甘みが全然無いため、量が増えますが折角美味しく淹れたコーヒーの品質を落としてしまいます。
・円を描きながらゆっくり淹れていくのは真ん中にドバドバ入れてしまうと真ん中がえぐられたようになり、入れたコーヒー粉を全部使ってないため、味も香りも貧相になってしまいます。
品質のいいコーヒーは冷えても美味しいです。
ウォーマーを使うと劣化が早く、渋みがますので冷えたのを暖め直す方がいいようです。
この淹れ方が出来ると手軽に出来るドリップオン方式やネルドリップ方式(ペーパーが布に変わったと思えばイメージ湧きますでしょうか)も美味しく出来ます。
下手なコーヒーショップより美味しいコーヒーが出来ます。
ちょっとの手間で1ランク上の味を。