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「来訪神 仮面・仮装の神々」が無形文化遺産に登録決定

2018-12-02 | アート・文化
 ユネスコ(U.N.E.S.C.O.:国際連合教育科学文化機関、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization )は、インド洋のモーリシャスで政府間委員会を開き、日本政府が申請した「来訪神 仮面・仮装の神々」を無形文化遺産に登録することを決めた(11月29日)。来訪神は「男鹿のナマハゲ」など8県10件の行事で構成される。平成21年に単独で登録された「甑島(こしきじま)のトシドン」に、新たに9行事を加えて1つの遺産として申請していた。日本国内の無形文化遺産は21件で変わらない。登録は2016年の「山・鉾・屋台行事」以来となる。
 ◆来訪神
 福を持ち込む異形の神々
 来訪神は正月・盆など、一年の節目に人間の世界を訪れ、怠け者を戒めたり、幸福や豊穣をもたらしたりするとされる神々である。仮面をつけたり仮装などをして、異形の姿で現れる。
 村の若者らが神にふんして年中行事が行われる。神の仮面は鬼のように角が生えていたり、真っ赤な顔に丸い大きな耳がついていたり、地域によって異なる。体にはワラや葉などでできた衣装をまとい、おどろおどろしい振る舞いをするものが多い。
 ◆無形文化遺産に登録される「来訪神」
 甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市) 平成21年(2009年)に登録済
 男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)
 吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)
 米川の水かぶり(宮城県登米市)
 遊佐の小正月行事(山形県遊佐町)
 能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)
 見島のカセドリ(佐賀市)
 薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県三島村)
 悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)
 宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)

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