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「憮然」の正しい使い方は、国語に関する世論調査

2019-10-31 | アート・文化
 文化庁は「国語に関する世論調査」を発表した(9月29日)。
 調査は、文化庁が国語(日本語)施策の参考とするため、「現代の社会状況の変化に伴う、日本人の国語意識の現状」について、平成7年(1995年)度から毎年実施している世論調査である。調査対象・規模は全国の16歳以上の男女3,000人で、平成17年(2005年)度分からは有効回収数2,000を目標に3,500人前後に調査を依頼している。調査方法は個別面接方式である。
 「国語に関する世論調査」は言葉のはやりすたりも調べている。
 「国語に関する世論調査」から意味を間違いやすい言葉の問題を出題。
 「憮然」という言葉の正しい使い方はどちらか。
  A:失望してぼんやりしている様子 28.1%
  B:腹を立てている様子 56.7%
   正解は、A「失望してぼんやりしている様子」 正解率は28.1%。
 「御の字」。次の2択、どちらが正しい使い方だろうか。
  A:一応納得できる 49.9
  B:大いにありがたい 36.6
   正解は、B「大いに有り難い」 正解率は36.6%。
 砂をかむよう
  A:悔しくてたまらない様子 56.9%
  B:無味乾燥でつまらない様子 32.1%
   正解は、B
 書きとり問題。
 どちらの言い方を使うか
 ”自分が言うことに嘘偽りがないことを固く約束する様”は、
 「天地~」に誓う。この~にはどんな漢字が入るのか。
  正解は「天地神明」で正解率は32.1%。
  すべての神々に約束する。約束をたがえたら罰せられてもよいという意味
  「天地天命」と誤用ことが多いという
 論理を組み立てて議論を展開すること
  A:論戦を張る 44.0%
  B:論陣を張る 29.5%
   正解は、B
 *
 調査によると、読書量が以前に比べて「減っている」と回答した人の割合は67.3%で、5年前(25年度調査)の65.1%や10年前(20年度調査)の64.6%と比べ、減少している様子。
 「減っている」理由(複数回答)を尋ねると、
  仕事や勉強が忙しい:49.4%
  視力など健康上の理由:37.2%
  スマホやゲームなどで時間が取られる:36.5% 5年前より10.2ポイント増加した。
 「読書量を増やしたいか」との質問に
  そう思う:28.0%
  ややそう思う:32.44% 計60.4%が読書に前向きだった。5年前と比べると5.9ポイント減少。
 国語に関して国に期待することも尋ねた(複数回答)。
  家庭や社会で正しい言葉遣いが行われるようにする:39.5%)
  学校での国語の教育をより充実させる:35.3%
  言葉の意味・由来や国語の伝統が受け継がれるようにする:33.3% などの回答

 今日で10月は終わり、明日からは11月。秋・冬がドンドン迫ってくる・・周囲の山々は紅葉。
 チョット遠くのスーパーに出かけた。スーパー近くの街路の植栽地に赤い実が沢山付いている木を見つけた。”モッコク(木斛)”の木だ。常緑中高木で、葉は厚くて細長く、樹皮は灰褐色である。6月~7月に、蘭の香りに似た芳香のする淡黄色の小さな5弁花を下向きに咲かせる。球形の果実がなり、10月頃から赤く熟す。
 ”モッコク(木斛)”は江戸五木の1つ。 江戸五木とは江戸時代に江戸で重視された造園木で、モッコク、アカマツ、イトヒバ、カヤ、イヌマキである。庭木の王者とも言われたが、最近は流行らない・・。
 モッコク(木斛)
 別名:赤実の木(あかみのき)
 学名:Ternstroemia gymnanthera
 ツバキ科モッコク属
 雌雄異株、両性花の株と雄花だけの株がある
 常緑中高木、樹高6m~15m
 開花時期は6月~7月
 花は芳香のする淡黄白色の5弁花(径1.5cm位)
 10月~11月頃に球形(径1cm~1.5cm)の果実が赤く熟す


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