一緒に観た子曰く「今まで観た映画の中で一番良かった」
「普段は泣かないのに涙が出た」そうです。よかったねえ。
私は、泣きはしなかったんですが、映画を観ながら、
韓国が日本を好きになってくれないこととか、
黒人と白人の人種差別とか、同性愛への偏見とか、
階級格差が無くなれば良いのになあと、ふわふわ想いました。
作品概要は。
食う食われる関係のオオカミとヤギが仲良くなるお話です。
「動物版ロミジュリ」といったかんじでしょうか。
シンプルで正統派なだけに、
見る人によって、自由な作品解釈ができます。
原作のきむらゆういち先生の願い通りですね。
お客さんの自由度が高い作品って良いなあ。
最近、そういう作品に触れてこなかったように思います。
ここからは、スタッフの感想をぐだぐだと(笑)
監督は、杉井ギザブローさん。
「鉄腕アトム」「タッチ」を手掛けた監督さんです。
なるほど。だから、林家正蔵師匠を使ったのかあ?(笑)
まあ、合ってましたけどね。ジャーニーにしか聞こえなかったけど(笑)
今回は、ほぼベストキャストだったと思います。
特に、ガブの中村獅童さんとメイの成宮寛貴さんが、
とても上手くて、びっくりしました。
ギロさんの竹内力さんも最高に渋くて良かったです。
ヤギの長老の板東英二さんは、唯一のミスキャストかなあ。
咳は良かったけど、声が高すぎたように思います。
でも「あらしのよるに」大ファンのお孫さんの為に、
頑張ったそうなので、それならいっかと思います(笑)
ビッチ&ザクは、お笑いのアメリカザリガニ。
彼らはサウスパークにも出演していたんですね。知らなかったあ。
アメザリのアドリブも、上手く決まってました。
思いの外オイシイ役だったと思います。
バリーの山寺宏一さんは文句無し。安心して聞けます。
本当に何でもできる人だなあ。山さんのちょっと潰したダミ声とか、
「お調子者のナンバー2」という役柄って珍しい気がします。
貴重な声が聞けて嬉しかったです。
他のオオカミから「バリーさん」って呼ばれてるのも、なんだか嬉しかったです(笑)
ヤギのおばさんが、KABA.ちゃんだというのは、
知っていたのに、声を聞いても一番解りませんでしたね。
「えっとこれがヤギのおばさんだから…KABA.ちゃんなんだよね?」ってかんじ。
男とも女とも言い切れない、ド中性の声でした(笑)
ガブとメイのツーショが撮れたので。
携帯のハートフレームを付けてみました♪
お互いに敬語で話したり、
道中、手を貸すシーンが好きでした。