創価学会中心のハイテク兵器を使ったテロ「集団ストーカー」の告発

統合失調症に見せかけ殺人を行う無差別テロ。テロ目的ならまさかと思う事をやるのが軍事的常識。被害者の言を疑えば思う壺です

詩集

2020年01月23日 | その他、趣味、関連情報

「風姿花伝」  ~世阿弥の能論より


満月が冷たく冴える春の夜の
桜の散る花びらの舞う中で
篝火に照らし出された
柔らかい灯明の誰もいない能舞台
張り詰めた様な静寂の奥に
白妙(しろたへ)の如く年を古りても汚れない
少年の舞のような美が立っている
それは移ろう秋の夕日のさびしさにも香る

人は生まれつき精神に人間らしく生きるための
鮮やかな矜持の花を持っている
春夏秋冬の移ろいの中で時折々の花が咲くように
老いにも病の中にも映える花がある
しかし、この花は枯れやすく
散る時は桜の様には美しく散らない
闇の中に跳梁する魑魅魍魎を見れば
生きながらに鬼に堕ちた人間の心がある
丑の刻の冷えた夜に 御神木に恨みを託す
光を失い盲いた沼の如き煩悩が月明かりを汚す
闇に現れた鬼は底なしの常夜(とこよ)に踏み入れた己の狂気

新緑に散る桜が翌年にまた花を咲かせる様に
桜は桜らしく命を焦がして咲くからこそ麗しい
曙に霞立つ紅梅の匂いが歌人の心を潤したように
森羅万象の中で人の命も天地の何かを潤すはずである

オーストラリア生まれアメリカ育ちの
牧師の子であるニック・ブイチチ青年は
生まれつき手足が手の指ほど短く
おまけに脚は片方しかない身体障害を背負っているが
彼は小学校を一般の学校に通い
大学院で会計学の博士号まで取得した
当然、彼の人生は苦難の連続であり
自殺を考えた事もあったという
牧師の子でありながら身体障害者として生まれた事で
信仰の全てを否定した事もあったという
しかし、それら全てを乗り越えた今、
その経験を世界中の講演活動で語る事で
人々を感動させ、生きる勇気を与えている

彼は語る 
「人は誰でも人生の中で転ぶ事が多い。
私が転んだ時起き上がるのは至難の業だ。
しかし、百回失敗して諦めてしまったら
努力が全て水の泡になり絶望だけが残って終わる。
だから私は挑戦し続ける」 と

それを語る彼の顔は自信に溢れ清らかな精気に満ちている
その心はまるで満開の桜の様に美しい
寒さの厳しかった冬を越えた春の桜が
一際美しく咲くように
人間が人間であるために苦悩や苦痛と戦った末に
咲かせた花は森羅万象を潤し多くの人の心を打つのだろう

現世(うつしよ)には人間が人間らしく生きるために
今も誰にでも多くの障害が立ちはだかっている
少年少女の純粋さは誰にでも咲く美しい花だが
花と同じ様に時が経てば必ず散る
老いても病になっても咲かせられる花は
人生の苦悩と戦い打ち克って養分にせねば
美しく咲いて人の心を潤す事はない





「解放」 ~信仰と言うものについて

真夏の深夜のマンション建築現場。
骨組みの鉄骨が軋み合い、都会の多湿な空気を吸ってイメージを歪めている。
闇の中で建築現場は、その上に更に構築された見えない巨大な建造物の重圧を孤独に支えている。

クレーン車が持ち上げようとしているものは何だろうか?
人命より重い社会を作り続けるための一つのシステムだ。
置き捨てられ冷たく目を逸らされているように、建築現場は憂鬱に星の見えない夜空を見上げている。

私はこの深夜の建設現場に魅かれる物があった。

私の中で抑圧されている愛や魂やあらゆる人間的なものが、戦場のトーチカのように勇ましく武装して強く変質しようとしているが、それは単に殺伐で冷たい、狂気に近い孤独に過ぎず、まるで建設現場の剥き出しの鉄筋とコンクリートの様だった。

空は赤黒かった。砲撃戦の終わった夜の戦場の様に、分厚い黒煙に包まれた月食の様な月が、目を開こうとして赤い涙を流している。

やがて大粒の雨が降り始めた。

カタルシスと言うには程遠く、この名付けようもなく陰鬱な世界を極限まで限定しようとしている息苦しい感情が、大地を貫いていく重量に立ちくらみがした。


私は解放を求めている。

帰路、深夜にも関わらず、教会のドアが開いているのにふと気付き覗いてみた。
中には誰もおらず、広い屋内は空気がひんやりとして、多くの燭台に灯る蝋燭の火が優しく穏やかな静けさを作っていた。
蝋燭はアロマで出来ているのかラベンダーの香りで包まれている。
広いドアの真正面の教壇奥には、神々しいイエスの十字架が世界中の罪を許している。
私は深い安らぎと共に子供の頃のクリスマスを思い出した。席に座って安穏に浸っていると眠気が襲ってきた。

私は夢を見た。

氷の地平が拡がり 地平の真ん中を、青いせせらぎのホログラムが、雲へと垂直に流れ込んでいる。
傍に氷の椅子があり、人の形をした黒い旗が立ててある。白夜の空にはオーロラが輝いていて、少し離れた所に色とりどりの魚が泳ぐ大きな氷の箱がある。
優しい空気の中で景色は雨を待っていた。

やがて陽の光のような雨が降り出し、全てが美しく濡れていく。その映像は永遠の時間を持って続いていくようだった。

私は目を覚ますと、しばらく標高の高い高原にいた気分がした。
解放とはとてつもない高みの浄らかな静寂の事だろう。そして、なぜ人が神を信仰してきたか解った気がした。

人間は時に形而上の高みに行かねばならない。
神と名付けた何者にも犯されない聖域。
その理想郷で穢れを落として生まれ変わらねば、生の重圧に耐えられないのだろう。




「無機質な暗黒」~東京都現代美術館のあるリトグラフを見て


現代音楽のメロディーのような無常の海で
僕たちは漂流している
世界に在る愛や美は感傷を纏うhumanityもなく
僕たちの心の白い道化師たちは
いつの時代も変わらず
世界のシステムに苦悩している
闇のアスファルトに咽んでいる
短くなった煙草のように
僕たちの生は寒さの中の儚い火だ
雨の海岸でlifeという骨組みの船を
組み上げることに必死で、いつの間にか
僕たちは青空を見上げることを忘れる


―人間社会は
遺伝子工学のDNA操作や衛星電磁波による
脳のコンピューター制御を可能にし
遂に人間が人間である必要のない欲望を実現したー


時代遅れの近代が空虚な完成を未だに夢想している


一つの絵画がある

コンクリートとガラスで出来た雲に届く光る塔群
確かに広がる地平では、記号化に抗う自由と希望が
傲慢なメドゥーサによって石工細工の奔流に変えられている
沢山のカラスがそこに巣を作り、命の定義を投げかける
第一次大戦の戦場のように鉄条網に囲まれた山々の
その立入禁止の荒野には、産業廃棄物が始皇帝陵の兵馬俑の如く文明を守り、
赤いプラスティックの扉が声もなく立っている

荒廃したimageを俯瞰する鳥のように
私たちの意識の世界には感受性がない
感受性という深刻な経験がない
調和という成熟もない
いずれは成長もprogramになり
死という世界の終末も単なるformになるだろう
私たちはデジタル化された四角い空間に
数字として永遠に繰り返される
一つのtransactionでしかないのかも知れない
太陽が描きだす不条理に調和する
幾何学の一つの性質でしかないのかも知れない
初夏の陽射しには
医薬品のカプセルのように番号が振ってあり
富士山から溢れ出す光の彼方には
数学的に静謐な暗黒がある


また、もう一枚の絵画がある


クレーの描いた穏やかな街並みの抽象画では
家々は皆、暖かい赤い扉を持っている
私はこの赤い扉をクレーからいただき絵画を描いた
それはありきたりでシンプルなものだ
壊れた世界の断片を一つ一つ選んでは拾い上げ
自分なりにもう一度創ってみた

真っ白で統一されサンルーフから陽が降り注ぐ広い部屋
柔らかいソファーと観葉植物に囲まれ
壁には無機質なハードエッジの絵画が掛けられている
立て鏡には数字の点滅ばかりが映っており
窓から見える夕陽のエーゲ海には白い船が浮かんでいる

そこには古代から何も変わらない、生きる事の本質がある




※transaction・・・情報処理において分ける事の出来ないデータの塊、単位






「冬の目覚め」

鉄を砕く音が靄に響く

このヘレニズムの壺の世界に

まどろみは深い青

夜明けは私の意識を氷結させる

風は失明しているのか?

緑に変わる視覚に銀を注ぎ込む

生の次元から次元へと昇る浅い夢

湖の底を浮遊するように

私は何かを失った

ゴッホの描いた一足の靴を履くために

何かを失った

世界のぬかるんだ路を歩くために

血の管を通り抜け

出会う何かに目を覚ます

冷たい冬の朝

緑は光を呼吸し

やがて透明を連れてくる

冷たい冬の朝

夜の都会から切り抜かれた

真空の静寂に耳を澄ます




「夏 ―山寺への道を歩く」

真夏の夕暮れ時の杉木立

山寺への道はヒグラシが鳴くばかりで

夜露を含んだそよ風が汗を冷やす

杉の香の沈む静寂にふと夜のせせらぎの蛍を想った

岩に、遠景の谷に、夕日に

宇宙と一体化した様な、孤独な安らぎが滲み込んでいく

夏の夕日に佇む山寺の寂寞は

ひたすら瞑想しているかの様だ

古池の苔むした石から飛び込む蛙の水音が無に深い波紋を作った

この時、私は全く新しい感覚で感じた

森羅万象全てに意志が宿っている事を

それを命と呼ぶ事を

悟りが降りてきた足音を聞いたからだろうか




「In Harmony」


目覚めの時
彼女の声が太陽のように
彼の心に降り注ぐ
高床のコテージに届く優しい波の音
海岸からの風が窓を開けた彼女の
黒い髪をココナッツの香りで包む
二人の愛が夜の氷を溶かして
朝の草木は幸せに濡れている
熱いコーヒーが青い静寂の中の
二人の愛に深い安らぎを注ぐ

本当に美しい物は調和の中にある
自然と人間の魂との間の
オレンジを絞った様な南国の陽射し
白い砂浜と青い海
月の様に穏やかな人々の暮らし

Fiestaの夜
白銀の満月が椰子の葉を照らし
二人の魂は夜の海に帰る
砂浜に点るいくつもの篝火
決して炎は燃え上がらずに静かに
波の揺らぎに合わせて溶け合う
見つめ合う二人を優しく包む
透き通った少し冷たい闇
祝福された大地で抱き合えば
風のざわめきは神への祈りを運ぶ

人々の祀る神は太陽や森や海、精霊
王は魂を神へと遣わす神官
二人はカヌーに乗り神の島へと渡る
アヤナスピネルの魚達とダイアモンドの珊瑚礁
森の奥の鍾乳洞には黄金の三つの棺
熱い夜の夢から覚めれば
真っ青な空に虹がかかっている

本当に美しい物は調和の中にある
自然と人間の魂との間の
オレンジを絞った様な彼女の微笑み
熱い口付けと青い夢
南の島が見せる神聖な幻想

本当に美しい物は調和の中にある
自然と人間の魂との間の

全ての物に心があり自然の彩りを美しいと思う
その心に神は宿る
南の島の太陽と海と森
人々の暮らしは月の満ち欠けの様に穏やか



「秋の思想」


祭りの後の神社の境内のように
浄らかで侘びしさを孕んだ秋の空だ
木々の紅葉は成熟した愛の様に静かに燃える
真夏の灼熱が緑色の情熱を焼き尽くして
深い透明さの中に憂いと瞑想を沈めている
秋の長い夜の深い静寂は
真っ青に澄んだ海に沈んでいく白い彫像
寂寥が透明なガラスの向こうで静かな雨を降らしている

人間の文明が黄昏に長い影を引いている
己の信念の光のあたる場所に
影が付きまとっているのを気付く季節だ
時の流れより早く生死を回転させる生活の中で
見えてくる進歩はモノクロで五感がない
対立する反動と脆弱な均衡が苦悩を生み出している
テクノロジーと情報の暴走は
冷却し続ける生命のメカニズムを隠蔽している

散る寸前の十二月の紅葉
命がけの色彩の抒情に
信じきってきた理性は殺される
命が共鳴して美しい落ち葉の様に涙が流れるのだ

情念が何かを知れと訴えている
太陽と水に育まれ、四季の移ろいの間で
繰り返される愛や憎悪や苦悩の記憶の中で
死者を弔う様に見出してきた人間らしい真理や
古代から未来に繋がる知恵の集積と共に
破壊と建設の中で生まれ来たあらゆる「現代」は
山に転がっている石や岩と同様の物なのか

秋の光に包まれた京都高雄、神護寺の紅葉
今、彼女と繋ぐ手の温もりと鼓動が
ただひたすら、完全に純粋なリアリティーとして心を打っている
秋の美がますます切なくミステリアスな霊気を帯びて来て
魂をどうしようもない安らぎと詫びしさに染めていく







「カルト宗教」


共産主義と言えばかつては詩人達の理想だった
ランボーやロルカ、ネルーダ、エリュアール
昔の多くの詩人たちが共産主義に傾倒したが
当時はそれはそれで良かったのだろう
100年前までは全ての国の政体が子供だったから

マルクスの考え出した社会実験は
1991年12月のソ連崩壊によって大失敗に終わった
しかし、彼が19世紀の暴力団の様な資本家たちから
搾取されていた女性や子供達、貧困階級を解放するために考え出した思想は、
皮肉なことに国家権力を握った犯罪組織に悪用され
今、彼の思想が生んだ負の遺産が世界を破壊し続けている
これは間違いなく人類が永遠に歴史に刻み付けて置かねばならない失敗の一つだ

カルト宗教

世界革命の名の下に共産主義者達は
心理学や行動科学、神経工学、遺伝子工学に対する情熱的な研究で
人工的な悪魔を作り出した
彼らはこの悪魔達を、彼らの思い上がった人間万能の教義が激しく憎悪する
宗教家に化けさせ、「政治」の名の下に敵国民を騙し、自らの国を
破壊させる狂気を行っている

カルト宗教の教祖はプラスティックで出来た聖者のお面を被り
巧言令色にヒューマニズムと人類の進歩を訴え信者を集める 
そして、カリスマを演出する儀式や行動主義心理学
という人間を実験用ラットレベルに貶める魔法を駆使して

無知で道に迷った不良たちの欲求不満に幻想と幻覚を与えマインドコントロールする

教祖には謀略が性衝動と結びついた様な詐欺師の傑作が選ばれ
この人間達は元々共産主義国の謀略や洗脳など必要がないほど
宗教の善良性やヒューマニズムを見下している
本能に限りなく近い動物的な欲望を満たす「目の前に積まれた金、
倒錯したセックス、権力の絶対視」
そんな人間なら汚くて耐えられない場末の精神を好み
彼らが人間の強さを語る時、連想する物は魑魅魍魎や地獄絵図だ

その教祖が吐き気がするほどロマンティックなレトリックで
偽善や人類の空想的未来や神仏の漫画的曲解を語り
その香気が立ち昇る様な蘭言がいつの間にか
破壊活動の扇動にすり替わっている
教祖の周囲には本国から送りこまれたスパイや
連中にナチスのSSのように洗脳された犯罪常習者達が囲み、
教団をスパイとテロ団体に改造する

彼らは人間と食用家畜の区別がつかず、脳内では国や社会が
ハッキング目的のコンピューターシステムのように翻訳されている
そして、常に中世ヨーロッパの祭りの悪魔の仮面の様な微笑を湛え
蛇のように暗く冷酷な目で破壊のためのシミュレーションを繰り返している
彼らは人間の概念が半分以上欠落した機械として生きており
機械が機械しか認識できない様に、生贄の信者たちにプログラム言語を書き込み
爆弾でも投げる様に敵国社会と国民にぶつけていくのだ
しかし、その凶悪テロや殉教は悪魔の妄想のような教義解釈の
改ざんによって、神仏のためだったり人類の為だったりとすり替えられている

驚くべきことに、源流をたどるとこれらの惨事は
ごく少数の権力者の利益のために起こっている
マルクスは革命の正当化のために権力闘争による暴力と流血を
肯定する悪魔の呪文を思想に組み込んでしまった
その結果、彼が否定し覆そうとしてきた資本家等よりも
遥かに悪質な権力を生み出した
第二次大戦で人類は戦争の無意味さを思い知ったが
賢哲達はナチスとヒトラーの狂気を目の当たりにして
軍事と戦争が人間の頭脳を悪魔の如く乗っ取り独り歩きした結果、
人類を大量虐殺したのだと気付いた
しかし、共産主義者達は自らこそが社会主義を含めてヒトラーの
ファシズムにヒントを与えた失敗の根源だったとは気付かなかった
共産主義とは一人の孤独で狷介な人生を送った男が
書斎で書き綴った前衛芸術の様な知的遊戯を、神に代わる教義として崇めた
極めてナチズムに近い本質を持っていたからである
彼らはナチスとの戦闘の中で、途方もない人間達が化け物さえも
恐れる業火の中で焼き尽くされた後に、灰のように残った勝利という虚無、
勝利という墓場の読経に、LSDの幻覚とdeath Metalを
注ぎ込んで勝利に狂い、敵が拝んだ悪魔を崇拝するようになった
革命という「単なる記号」とドグマという「単なる公式」のために
敵国民だけじゃなく自国民まで無闇に殺害し始めた
戦争についての「扁平な観念」のために敵国民を騙し猟奇犯罪をやらせた
彼らはそれだけでは価値のない石ころや数学の数式のように
無意味な侵略をプログラミングされたコンピューターのように続けた
執拗に徹底的に、例えならなくても2+2=5が1+1=2になるまで続けた
手段が目的化しているだけでなく、その目的は深い意味やコンセプトを
拒絶した上位概念のない「革命」や「勝利」という単なるプログラムに過ぎない
まるで、屁の如く中身のない概念を正解をパズルを作る様にこねくり回す言葉遊びの一種だ
この極限までの単純さは、科学への狂信と化学反応して
人間から人間を剥奪しモノとなる事を善とする倒錯まで生み出した
遺伝子工学で凶悪犯罪者を人工製造したり、洗脳のために人間の脳を
電磁波で遠隔操作して殺害したりした
これは正に狂気以外のなにものでもない

人間はおそらく神を持たねばならない
神という象徴には人間の希望がこめられている
これを尊重する事は人間のより良い進歩に繋がるだろう
しかし同時に、人間を含めた多くの世界が独自の世界を持っている
この多くの世界が関係し合って世界が成り立っているという、昔から自明の事に対し
人文、社会科学に限らず、あらゆる分野でもう一度深い意味付けを行うべきだ
二元論のような絶対性はこの世には成立しない
これは「変わる必要性」と「必要ならば負ける必要性」を意味する
共産主義のような失敗を繰り返さないためにも
国家は人類の視点と自国より大きな目標を持たねばならない
政治とは良識に基づく物が最良なのは言うまでもない
実現が困難なのは、まだまだ人類が未熟だからに過ぎない
我々はより人間らしく生きるためにこの世に住み、生活しているのだ

どの民族であれ人間の本質は普遍である
人間の定義を問う者は、必ず世界に狂気をもたらすだろう







「ある夢 雨の描いたILLUSION」


雨の日の深夜
私の魂は洪水の音に目覚めて
闇の中の冷たく長い階段を
一段一段踏みしめるように降りていった
ゆっくりゆっくり降りていくと
だんだん コンクリートで出来た壁は青く溶解し
目は芥子の花の咲く空に触れる
熱帯の森
鳥の囀りが聞こえ
太古の百の幻が大蛇の瞳に落下する
皮膚は緑の汗で濡れ
腕を見れば
氷土からやってきた一羽の蝶が死んでいる
楽園は地下世界で凍結したシヴァの塑像の崩落から
砂漠の河を創り出していく
遠くから雨の声がやってくる 瞑想する赤い花たち
しかし
太陽は置き捨てられた廃墟のようだ
強い陽射しが一瞬陰り、遠くの方で
高層ビルの火の粉がネオンの溶岩流に降り注ぐ
幻影が現れては消える
私の血流は盲目の鳥となって黒く落ちて行く
夜は朝のためにあるのではない
いくつもの月のトンネルを潜り
風が運ぶ深い眠りのためのもの
夜は知覚の下に眠る名を持たぬ未知の森
今 雨が降り注ぐ そして 
ゆっくり目覚め覚醒していく感覚は捉える
この魂に降る雨と
巷に降る雨が
同じ色をしている事を

※シヴァ・・・シヴァ神。ヴェーダ神話に登場する暴風雨神ルドラを前身
とする。暴風雨は破壊的な風水害ももたらすが、同時に土地に水をもたら
して植物を育てるという二面性がある。








「太陽と月の時代」

ー2011年の日本に贈るー


太陽の時代は終わった

楽観的な予測と進歩へのポジティヴなヴィジョン
太陽が沈んでしまえば夜が訪れる
全てが暗黒に包まれた
築き上げた大街道と目指す到達点は確かにあるが
闇の中では何処に行き着くか判らない
旅人は夜が来れば宿に泊まる
我々は不幸なことに陽は沈まないと思っていたために
夜が来ても宿の場所すら判らない
昔の旅人ならそんな時どうするだろうか
旅人は未知の道を歩いているのだ

我々は確かにいつか夜が明けることは知っている
しかし、夜は危険だらけだ
狐火を連れた化け物共が聖者の振りをして
混乱した旅人達にマジックマッシュルームを食わし
天国にしか存在しない慈愛と
神しか持たない確信で地獄の谷へと誘う
また、日中に姿を隠しながら追跡していた
猛獣の群れが遂に姿を現すだろう
旅人達は夜が来て初めて太陽の有難さが分かるが
闇の中でも確かに大街道は続いている
しかし、旅人達は日中の習慣を変える事さえ困難で
闇の中で何度も道に迷い足を踏み外す

旅人達よ
夜が来ても太陽の時代を捨てず
ひたすら進もうとするが
月明かりが照らす草原の丘で一休みしてはどうだろう
ここでは自分たちのいる場所がよく判り
優しい光に照らされた美しい世界が見渡せる
自分たちの行くべき方角も新しい希望も見つかる
闇の夜でも月明かりが照らす場所がある事を知るべきだ
猛獣も化け物も旅人達を避けるだろう

やがては夜が明けまた太陽が世界を照らすだろう
月の時代に切り抜けた困難の経験を
太陽の時代に危機の備えと進歩に使えば
我々はまた少し目が見えるようになる
ローマ帝国もインカ帝国も突然襲い掛かった
天災の様な不可抗力にはどうする事も出来ず滅びた
太陽が沈み夜が来るように、
どんな時代になっても我々には
どうにもならない事が時として起こる事を知るべきだ
知っていれば同じ過ちを繰り返さないだろう
我々は永遠に完全になる事は出来ない

この想定外に突然訪れた夜をどう切り抜けるか
月の時代を生き抜く術は昔の旅人が前人未踏の道を
一歩一歩開拓した偉大な苦難と同じものだ








「カプセル薬」


僕の黒く滑りのよい机の上には
白とピンクのカプセル薬が一つあり、
それはまるで圧力に垂直し、
水平して存在する一つの宇宙だ。
時間によって無数の世界が開かれ、
時空はモンタージュされる。
(そもそも時空とは
ある存在によって意味づけられる)


この机の上にあるカプセル薬の白い部分、
僕の目は、
机の中に水平に沈み込みこんでいき、
空間と空間の間隙の地下洞を潜って
魂の数の太陽の下、
ルイス・バラガンの邸宅のような場所に辿り着く。
そのピンク色の壁は、
ピンク色の砂流に変わり、
無数の宇宙を生み出し戻ってくる。
深海魚の棲む深海の気泡に
毒殺される僕の僕と言う証拠
闇の触手が僕の存在の根源に触れる。
心臓が鼓動する向こうは無に響く雨が降る。
僕が精神の中で魂を発見するために、
物質的なあらゆるものを解体していくと、
抗うようにしてダリの蟻が、生と死のリアリティーに群がる。
豊穣な生命の営みの群像が空間の断片にフラッシュバックする。
僕は無音の高層ビルの下にいて、
インダス河に流れる死体の中にいて、
熱帯の密林を伐採する
ブルドーザーの中に立ち上り、
僕につきまとうあらゆる影の中に沈みこむ。
カプセル薬の白い部分は、
僕の魂についてのビジョンを
時空の中に点滅する様に生み出すのだ。


また、黒く滑らかな机の上の
カプセル薬のピンクの部分。
存在に対する違和感を叫喚している。
紫煙を紡ぎだし時流に咆哮する。
宇宙の点から迸る、太く緊張した
サム・フランシスの描いたパイプ。
原色が飛び散り空間を染め上げる。
平面から空間へと飛躍しては
津波のように押し寄せ、
繰り返されることはないが
停滞することもなく、
僕は永遠の存在になる。
北斎の画に僕の血流の構図を与え、
ムンクの死の幻影に
僕の神経質な思索の灰を与え、
デュシャンのニヒリズムに
カッティングを奪れた僕のギターのメロディーを与え、
僕は何度も消滅する。
窶れた色の僕の廃墟に雨を降らす。
季節は速度を速め、時の谷間に落下する。
僕は深閑とする古代の森の中に、
獣じみた太陽を見ている。
蝉の声が聞こえ、僕は亡霊となる。
岩の中で息づき、岩の微細な変化の中を過ごす
生あるものと死なるものの光を見る。
万物の循環の中で、僕の血は鮮烈に蘇り、
海と光と雨と風の中でうねり続ける。
このパイプはそれら全ては発色させるのだ。
カプセル薬のピンクの部分は
僕の魂の源流に繋がる永遠に、色彩を与える者達を
力強く表現する。


今、
机の上のカプセル薬はただのカプセル薬に過ぎない。
再構築された時空と物質とその名辞がフォーマットされ、
世界では元通りの静寂が復元された。
イマジネーションの暴動が終わった後
僕はカプセル薬を水と一緒に飲む。
僕の中で幾つものcosmosが創造されるだろう。




※2001年くらいに書いたもの。
 あの時期はアバンギャルドなものが好きだった。



「かぐや姫 2002年のBeat」

かぐや姫は物思いに耽った挙句、月に帰った
眩耀と黄金と、夢でさへ咲くかひなき紅花の罪を
結局は人間臭い権力闘争の中に清算して
天の羽衣のしがらみの中に消えた
傲慢な少しばかりの憐憫や思い出を痛快に灰にして
深く根を張った竹の様な成熟さを置き去りにした
ハリウッドの金のかかったSF映画のラストシーンを
B層が熱狂する月9ドラマの様に安っぽく、ペンキで描写するみたいに
それは虚しい結末だった

草も木もない富士山の頂きの上に未だあるあの無限の喪失
時の帝が傾国に血迷って何かとてつもなく大事なものを
焼き捨ててしまったのだ

2002年、イギリスの労働者階級がガレージパンクをかき鳴らしている
行き場のない欲求不満のギターリフが鬼塚ちひろの心を爆破し
その心の破片とシンクロしてきらきら光っている
世界の至る所に出来た大きな喪失は、誰も予測できない所で
一つのエネルギーとして収束している
世界を作っている頭脳達の失敗は、その大爆発によって白日のものとなるだろう
9.11のテロは始まりでも何でもない
奴らは全てを知っていて、世界の至る所で喪失を拡げようとしている
反動のエネルギーを増幅しようとしてるのだ

俺の心はいつから不協和音を鳴らし始めたのだろうか
この国の幻想を人生の切符みたいに掴んで
緑の大草原を駆け抜けるピカピカ光る列車に乗った

グリーンピースだとかは実は北朝鮮や中国と繋がってる似非環境団体で
ある種の緑色は危険な偽善の象徴の様である
この国の幻想に隠されているのは正に緑色の暗黒だった
危険な緑は紅の狂気を秘めて人間をメタンガスの炎で焼こうとしている
カダフィの思想が緑を名乗っていた様に
それは決して、始まりだったのではない
しかし、それは確かに俺の人生と同意義となった
そして死を孕む不明となった
そのあと、世界中が故障し始めた 間違いなく壊れ始めたのだ

かぐや姫は穢い地球の人間を思いやったせいで
罪としてしばらく地上の人間達と生活させられた
かぐや姫を育てた翁は竹の中から金を見つけて長者になった
貴族共の美しい復讐劇は常に冷酷な魔界のイメージを宿す

今やかぐや姫はコピー機で大量に複写され
毎晩ポリ袋と一緒に焼却されている
世界中の誰も彼もがかぐや姫をコピー機で複写しては
ポリ袋に捨てて焼却している
この国の御伽噺をコピー機で複写しては
ポリ袋に捨てて焼却しているのだ

小泉純一郎と竹中平蔵がTVで構造改革を力説している
規制緩和と自由競争と小さな政府こそがバブル崩壊以後の
失われた10年を終わらせると
ホリエモンなる拝金起業家が現れ、時価総額10兆円の企業を作ると嘯き
脱法行為を繰り返しながら、フジテレビに敵対的買収を仕掛けている
メディアはアメリカの悪党かぶれのこの男を時代の寵児と称え
愚か者は英雄児だと喝采している
「新しい時代を作る若者」「勝てば官軍」「勝ち組」だと
全てはバカバカしい芝居である

本場アメリカじゃ、その経済システムが世界を巻き込んで数回の不況を作っている
ウォール街と多国籍企業が政治家を買収して自分達に都合の良い法案ばかり作らせ
累進課税を否定する減税法案によって上位1%の富裕層に富が集中している
真面目に働く中間層が没落して、税収の低下が低所得層への再分配を不可能にし
恐るべき格差社会が経済成長さえも阻害している

この壮大な演劇の舞台を創り上げた時代の黒い舞踊は
万物からあらゆる微細な色彩を奪った 生活から音楽から夜景から潮騒から
俺達の朝焼けの様な微熱さえも
ジャンクフードみたいな腐敗物質に分解して消滅させた

その場所から俺達は再び出発する
灰色の死体みたいに沈黙して 恐怖を毎晩洗濯しながら
東京、ニューヨーク、ロンドン、北京、パリ、バンクーバーと
俺達の寝息を窺う都会の臭い幻想や虚無の牢獄から
少しでも正しい道標を必死に探さねばならない
不死の薬を人工呼吸器に変えて もう見えなくなった夢物語を尻目に
オリコン1位のヒットソングを口ずさみながら 項垂れることを懸命に拒みながら
それでも再び 何かとてつもなく大きな不安に苛まれながら
かぐや姫の幻想に手を伸ばすように、一歩一歩歩き出さねばならない

※紅花・・・ベニバナ。キク科ベニバナ属の一年草または越年草。紅色染料や食用油の原料として栽培される。口紅としても使用され、良質な紅は赤色の反対色である玉虫色の輝きを放った。

      



「美しきスパイへのラブレター」


Kさん、君を俺に対するセクハラ冤罪工作員にキチガイの枢軸は
任命したようだね。俺に見せつける様にパンティーをチラチラ見せる。
其の行為をどんな気分でやってんだ? 
人間を動物や虫に貶める事が世界を救う魔法と教える唯物論の
俺は荒廃した動物実験のマッドサイエンティストの絶望的な共産主義者の
何十年も前に死に耐えたはずの亡霊的犯罪者の性奴隷の犠牲者だ。
君は安物のBVDのパンティーに八つ当たりの様な憎しみを込めて
俺の面を思いっきり何度も張る。
その感情を俺がしっかりキャッチして家族が死んだ時の様な涙と共に
精神の奥底に墓石の如く沈めないとならないんだね。
それはきっと世界が続く限り無くならない空虚な墓地だろう。

俺は期待している。
物語に見せかけた不気味なドキュメンタリーを。
それは人間がどこまで堕ちれるかを描いた昔話でもある。
そして、俺は興味がある。是非、死ぬ前に見てみたい事がある。
人間は何処まで人間でなくして生きる事ができるのかを・・・・
冥土の土産に化け物の狂気を一つ理解して行こうと思う。

人間を変質させるものは決してウィルスの如き微細な生物じゃなく
心中の悪霊である。体が弱れば蝕まれるように、人間が堕落すれば
心に悪霊が宿る。 我々はそれになかなか気づかないが、
人間には言葉という便利な道具があるからね。
でも、何も悩む必要なんかない。 個人的には別にそれでいいと思う。
何故なら、この世には実は何もないからだ。
この世には概念しかなく、それは地球的には何の意味もない。
限りなくゴリラに近い動物混じりのマッチョ野郎なら、
金や女、車、麻薬、パチンコに焼肉屋以外興味ないと言うだろう。
でも、見えない物を見えるように言葉で具現化したのが今見える世界だ。
生きる事の付属物の事を人々は「幸福」や「不幸」と呼ぶ。
しかし、そんなものは人間がこじつけた意味でしかない。
この世界には人間が言葉で名付け、定義した概念しかない。
本当はそんな事すら無意味なんだけどね。
そして、この文章もカルト宗教の狂ったドグマみたいに「意味不明」だ。

君の工作と称した気持ち悪い演技も所詮、馬鹿が全力で考え出した
押しつけがましい死人の発狂だ。世界の終わりを告げる鐘の音だ。
君も俺も馬鹿の失敗が生み出した化し野の煙の様な虚無の中毒患者だ。

だから、俺は君を全力で愛して死にたい。
そして一緒に、価値なんて精神病者の妄想の中にさえない
第七サティアンの松本智津夫の様な生贄になろうよ。
キチガイ的無意味に憑かれた強迫神経症者共に捧げるのだ。
俺は君を本当に愛してる。

※Kさんはキチガイカルト宗教狂信者の完全に頭のいかれた韓国人です。



「平成が終わった日」


嘘で塗り固められた世界に新しい夜明けが訪れた。システムは昨日の海の様に得体の知れない力でその姿を変える。
得体の知れない力と書いたけど、調べてみれば人間の欲望や思想が渦巻いて創り出したものの様だ。

人間の意志のせめぎ合いが嵐や平穏を作り出しているのに「現実だから」はないだろう。悪に金箔を貼りたがるのも偽善ではない。でも、システムはそれだけでは動いてはいないらしい。美しいものは美しいし、正しい事はやはり正しい。

純粋な女の子が言ってるよ。「死にたい」って。君は間違っていない。本当に気の狂った大人達が間違っているんだ。君の美しい魂の光は俺に人間という存在に対する希望を与える。システムは完璧じゃないし、歴史を見れば最悪の狂気が支配する事もある。それでも過ちを繰り返しながら、少しづつ成長して行っている様だ。

人間はちっぽけな存在だと言うけれど、人間は生まれ変われるし、越えられない壁に囲まれたって正気でいる事が出来る。未来が見えなくたって、辛抱強く耐えられる。夜も眠れないほど深刻な問題に直面したって、逃げずに立ち向かう事が出来る。

ある「お人好し」が闇に葬られた話を最近聞いた。その死を見て空しいと思うのは、当事者じゃないからだ。その人の事をよく調べてみればかけがえのない遺産を残しているかも知れない。闇の力で魑魅魍魎に変質して生きている人間より、多くを語られねばならない人生を送ったかも知れない。イメージに騙されてはならない。その死には希望の光さえ宿してるかも知れない。

平成が終わり、令和になる。
嘘で塗り固められた世界に朝日が昇っていく。
嘘と真実が近づくか、それともますます乖離していくか分からないが、相変わらずの世界に朝日が昇っていくよ。

人生は確かに儚いけど、俺は尊いものを死ぬまで愛していたい。美しいものに死ぬまで絶望しないでいたい。希望なんて無くても、ほとんどの人間が生まれつき善良である事を信じていたい。
そして、人類の進歩に期待していたい。




「海」

~私は創価信者の心の奥にこんな地獄絵図を見たのだ!


奴らの世界には空があった。

宇宙から降り注いで来る悪魔を崇拝する女のナルシシズムの重力と
猟奇殺人を快楽で行うオヤジのヒロイズムの遠心力に耐えきれず
今にも黒い雨を降らしそうなヒロシマの雲が
生命の根源から感じさせる薄気味の悪い違和感を懐妊していた。
それは病的な集団洗脳の抽象画みたいな空だった。

光、バランス感覚が破綻したナチスの崇高さの様な光はまるで
スターリングラード攻防戦の後の、文化大革命の後の
ベトナム帰還兵の行き場のない心的外傷の果ての
感覚の死んだ荒野に死神がじっとりと降らせる虚無の様に見えた。
そして、犬でさえも逃げ出し、人間だけが耐えられる紅い煉獄の
この空が孕む太平洋プレートの歪みの様なストレスは
慟哭の一滴をポツリとも漏らそうとはしない。

風は西の方から渦巻き、捻れ、時に紅衛兵の口喧嘩の様に
ガリガリガリガリとエルンストの石化した森をざわつかせている。

化け物の地下帝国から湧いて出るフラストレーションの泉から
妄想狂の瞳孔を東西に吊り上げて
錆びたゼンマイを巻いた様に耳障りな音を立てて飛び発たせるその両眼は
罪と罰という名辞を濫発しては無風の空間を虐殺しようと
赤・青・黄に腐乱した題目をべっとりと時間に塗りつけている。

世界中の人間の感動と涙を破壊し続けるその粒子一つ一つは
卑猥な涎を垂らした聖職者が酒と女陰と権力と犯罪に溺れるが如く
斬り落とした釈迦の首が奈落を転がる暗黒の闇の中で
己自身が虐げた魂の自律が出口を失い、 取り返しのつかない罪業の果てに
自己満足の正当化とそれに飽きたらぬ転嫁、
つまり「洗脳」や「粛清」という業病を永遠に繰り返している。

地には茨ばかりの小さな庭。
その隅っこは、嘔吐で腐り、精神の錆びたギロチンを乗せている。
何のためのギロチンだろうか。
その周囲では火刑によってのたうち廻る子供達が悲鳴を上げている。
それを乾ききった表情で冷血に笑うのは錆のない唯一の部分、
つまり自己愛のアパッショナートで焼き入れし、倒錯した権力欲で研磨された光の屈折だ。
集団洗脳で病的興奮した誇大妄想のエクスタシーだ。そこに無数の蠅が集る。
煩悩まみれの男と妄想性障害の女の自惚れと復讐が、
動物的な湿気を帯びている。

羊という羊を駆逐し、犬の淫靡な舌と歯ばかりをオブジェにした神の牧場。
人間が作りだした今風の道具で、人知を超えんとする無知の驕慢。
何万という預言者の赤い血で錆び付いた刃を
今にも勃起する高層ビルを分娩しそうな猥褻な東の空に向け
そのギロチンは重たい焦土の光景に歪む。

神の権力を独占した女法皇が幻覚の後光の中で
鏡に映る己の姿に見蕩れる様に罪と罰という名辞に性的倒錯をおこし、
繰り返される絶対的無欲に化粧されたジェノサイドが
私腹を肥やす悪魔のシステムの中で、
どす黒く塗られた歴史の1ページの中で、
幽玄と佇んでいる。

この哀れなる使徒は性衝動の赴くままに
崩壊する世界のマゾヒスティックな悲鳴に恍惚しながら
罪状を読み上げてはその雷を振り下ろし続けるのだ。
そして、この世界のどこかにある首都は今まさに紫に発狂する。
紫に発狂して、人間の苦痛を表象した悲しい空が
パズルを壁に叩きつけた様に荒野に落下していく
・・・・・・・・・・・・・・・・

奴らの世界には海という物が何処にもない。
奴らの気の狂った文明は羅針盤という希望さえ産み出さない。
生命を育んだあの広大な歴史の潮騒は
奴らの精神から一切聞こえてこない。


※「勃起する高層ビル」とは↓この詐欺師のブログタイトル
より頂きました。

勃起する超高層ビル | 押川剛 公式ブログ (oshikawatakeshi.com)

※補筆ートリスタン・ツァラのダダイズム論(1950年)の翻案

数十年続いた悪質な権力は終わりのないものの様に思われ、
人々はその終結を予見できないでいる。
そして、特に、近くから見た時、この権力はますます
拡大するように見え、実際以上の比重を持っている。

我々はこの悪質な権力に絶対に反対である。
だからと言ってユートピア的な平和主義の
安易な罠に陥ることはないが、どうしたって耐えられない、
人間の尊厳を当然の如く踏みにじる権力に
何か一言でも発する必要がある事を知っている。

生きる事の苛立ちは大きくなり、嫌悪が、
東アジア政治の後進性の全ての形態に対して、
その基盤そのものに対して、論理に対して、
言語に対して向けられた。
そして、そこから生起した反抗は、グロテスクなものや
不条理なものの方が美的価値よりはるかに勝るという
形態を取るに至ったのである。






「戦争について」



政治屋が 平和の金箔重ねるほど
万物の涙 黒いミルク
 
※黒いミルク…パウル・ツェラン「死のフーガ」より。



生死を彷徨い見た景色 幽霊が嘆く人間の荒野



村を焼いた若き日本兵 戦場の混乱の中で
ふと、手桶で燃える我が家の火消す老婆の姿に
故郷の母の面影を見た



戦場の満月 トラークルの苦痛と神秘を諭す



戦場の幻覚の中で娘を犯した
ベトナム帰還兵
朝焼けの通りの静寂と
戻って来ない罪によって頭を撃ち抜いた




あの世はないと知った日 森羅万象よ輝くべきか



潜伏20年の極左テロリスト 粛清を思いながら
ふるさと偲ぶ南部ロックのバラードに泣いている
ケイジャン料理屋













<他、俳句・短歌形式>

・ひぐらしの夕立止んで一刻 山の霊気に沈む 風鈴の音香っている

・なぜ桜とせせらぎがこんなに美しいのか哲学の道

・新緑を描こう失われた思い出や故郷の夢の廃屋に

・飼い猫すらも人の道を教えている

・子供の日 人間の愚行に黒く歪む新緑も
 幼き甥の純粋に触れて眩しさ取り戻す








<歌詞>

「TIME IS BREAKING DOWN」
(1996年作曲の歌詞の手直し2016.3)


また、月が欠けてきたら
君の口笛聴きに行こう
僕が失ってしまう前に
風の音が大きくなる

バーボンの色がシンクロして
丘の上に一人
炎の闇が見えるだろう
君は風の中 きっと

TIME IS BREAKING DOWN
TIME IS BREAKING DOWN
TIME IS BREAKING DOWN
TIME IS BREAKING DOWN

You will exist in somewhere.

緑の雨が止んだら
君を探しに行こう
過敏過ぎて 石になった
疲労と倦怠は捨てて
 
ゆらりゆらり見えては消える
空気の水晶玉
夏の闇の中に咲く
幻想の花 香る

TIME IS BREAKING DOWN
TIME IS BREAKING DOWN
TIME IS BREAKING DOWN
TIME IS BREAKING DOWN

You will exist in somewhere.

ゆらりゆらり見えては消える
空気の水晶玉
夏の闇の中に咲く
幻想の花 香る

TIME IS BREAKING DOWN
TIME IS BREAKING DOWN
TIME IS BREAKING DOWN
TIME IS BREAKING DOWN

BREAKING DOWN
BREAKING DOWN
君はきっといる
世界にきっといる




「場所」(2006年作曲の歌詞の手直し2016.3)

君から嘘をばらされた時
僕はそんな事は知っていたけれど
間違いを犯していたのは僕だから
それでも繋がっていたのだろう

二年ぶりにあった君からの電話
どんな気持ちだったのかは知らないけれど
深く立ち入らせなかった君だから
僕も同じ様にさせてもらった

信じる事のリスクは高すぎる
君の説得力なんて詐欺レベル
いつかお互いの利害が一致しても
そこはきっと何も生まない場所

愛するキレイな世界は全て
本当に血が通って生きているか
コンクリートの強さの様に脆い
生きるための意味はすべて
なぜか悲しい It never rains.

愛と言う言葉が光っていた時
三日月の様に闇もはらんでいた
価値と言うものを僕は知っていて
君は本能と言うものを知っていた

人は欲だけで生きているんじゃなく
心でも生きている事を知って欲しい
君の生き方にはいつか空虚が訪れるだろう
その時、純粋の美しさを知るだろう

君のビジネスなんてとっくに知れている
どす黒い物欲を綺麗な言葉に変える
君の幸せはシャネルの香水みたい
君の心は美術館みたいに寒い場所

幸福って自然の調和の様に
海の満ち引きの様に安らかだろう
眩しい場所には危険が付きまとう
誰かの不幸で手にした夢は
キレイな荒野 It never rains.

誰かが凄い速さで回している世界の中では
現実に目を奪われる
誰かと作った心の触れあう神聖な場所は
忘れてしまった故郷
そこは生きる尊さを教える

君のビジネスなんてとっくに知れている
どす黒い物欲を綺麗な言葉に変える
君の幸せはシャネルの香水みたい
君の心は美術館みたいに寒い場所

愛するキレイな世界は全て
本当に血が通って生きているか
コンクリートの強さの様に脆い
生きるための意味はすべて
なぜか悲しい It never rains.

It never rains.

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詩集2

2020年01月23日 | その他、趣味、関連情報

以下の記事の続きです。

詩集 - 創価学会中心のハイテク兵器を使ったテロ「集団ストーカー」の告発


「長島の一向一揆」

昨夜の事、俺は長島の一向一揆について少し考えてみた。

特に深い意味はない。

俺が小学生の頃、マンガ日本の歴史という本が非常に好きだったのだが、

このマンガの安土時代の巻に長島の一向一揆の話が書かれていたのをなんとなく思い出したのだ。

このマンガによると、長島の一向一揆では筵旗に鋤、鍬を持っただけの何万もの農民達が、

第六天魔王織田信長に一人残らず殺されたという。

小学生の俺はこれを読んだ時、信長は本当に悪い奴だ、悪魔だ、明智光秀に殺されて当然だと思った。

しかし、このマンガでは明智光秀もそれなりに悪党に描かれていて、

光秀が秀吉との戦い、山崎の合戦に敗れ去って落ち延びる途中、

落ち武者狩りの農民に竹槍で討ち取られるシーンは実に空虚に画かれていた。

光秀は雨降る山中をたった一騎、疲れ切って彷徨っていたのだが、

突然、背後からドスッと一突き、ヤクザの様な形相のオヤジに竹槍で突かれてしまう。

その時の力なく絶望的な光秀の表情を云十年経った今でもありありと思い出せる。

光秀の顔は青ざめて「無念」の一言もなく、哀れというより無様であった。

その上、農民はオヤジ一人ではなく、その後わらわらと現れて出て来ては次から次へと光秀を竹槍で突いた。

褒美だ、褒美にあずかれると小躍りしながら。

この巻は「光秀の天下は九日天下に過ぎなかった」と締めくくられていたが、

俺がこの言葉を思い出す時、荒れ果てた荒野を虚無僧が独り寂しく旅路を往くイメージが思い浮かぶ。

しかし、このイメージは不思議なもので、これが戦国時代だとかこの世は諸行無常だとか

そういった世界や人生の根本原理を追求するものではなく、

なぜか、中学生の時ハマった国木田独歩の「武蔵野」の詩的風景と重なるのである。

ちなみに、史実の長島の一向一揆とは、信長と本願寺との戦いの一連のプロセスで起きた

伊勢、尾張国境付近の合戦であって、農民達が筵旗に鋤、鍬を持って戦った様な悲壮なものではないらしい。

甲冑を来た本願寺門徒衆が弓隊を指揮し、先端兵器の鉄砲を大量に装備した土豪達が

物量で信長軍を苦しめたのみならず、作戦は巧緻を極め、軍司令官の柴田勝家を負傷させたり、

猛将氏家卜全を戦死させたりしたという。

つまり、農民対大名の戦いじゃなく、実態は大名対大名の戦いだったのである。

かといって、俺は漫画と史実の差に腹が立ち隠された政治的陰謀を推理したり、

俺に嘘を教えた出版社の企画やマーケティングの謎について思惟を巡らせた訳ではない。

俺にとっては小学生の頃に読んだマンガ日本の歴史の絵やストーリーが

一つの楽しい思い出であって、その思い出に浸ってたのだ。

俺にとって長島の一向一揆とは、筵旗を掲げ鋤、鍬を持った可哀そうな農民達が

第六天魔王の織田信長に一人残らず殺されたものでなければならないのである。

この様な不条理を受け入れる事は人間よくある。

他にも俺はピーマンが好きである。これは昔から常々公言していた事で、

人に好きな野菜は何ですか?と訊かれたら、必ず「ピーマンです」と答えていた。

しかし、二十歳くらいの時、実はあまり好きでない事に気付いた。

自炊の際、艶々したピーマンをしみじみ眺めていた所、ある記憶が浮かんだのである。

小学校低学年の頃、弟はピーマンが大嫌いだったが、俺は弟へのライバル心や

ゆくゆくは一家の長たらんと欲する責任感で、弟の様にピーマンが大嫌いではいけない、

ピーマンが大好きでなくてはいけないと自己暗示にかけていた事を思い出したのである。

この様な不条理は他にも沢山あって、俺にとってほんの氷山の一角に過ぎない。

ところで、俺が二十代の頃、ある企業でバイトしていた時の話だ。

送り込まれた職場がひどい所で、ジャイアンそっくりの顔と性格をした

アラフォーのオヤジが職場の管理をしていた。

このジャイアンは商品を勝手にクスねて売り上げを横領したり、正に本物のジャイアンの如く

スネ夫の様な舎弟を従え、「暇だから」という非現実な理由で以て、

気に食わないバイトに因縁を吹っ掛けては部下共にイジメをコマンドしていた。

俺も随分、ジャイアンの蛇眼にロックオンされそうになって神経をピリピリさせていたが、

取り敢えず大好きな飴玉を買ってくる使い走りをして難を逃れていた。

しかし、俺が助かっていた理由はそれだけでなかった。

ジャイアンや舎弟共が狙いを付けた二十歳くらいの娘がその時、

小さな王朝全体の粛清ターゲットとなっていたのである。

まるで魔女狩りの様だった。

仕事についてあらぬ因縁を吹っ掛けられては罵詈雑言を浴びせられたのみならず、

お前がデブなのは罰当たりだとか祟りだとか理解不能なセクハラまで受け、

その光景は乱世の中世ヨーロッパの荒野か動物園の様だった。

舎弟以外にも忠誠を誓う社員やバイトが暇が出来ると娘の所に行き、

幼児か猿の様なイジメをしてジャイアンの興を買おうとしていた。

言わずもがな、それに対する賃金は支払われない。

どうも閉鎖的な空間でこの様なファシズムが発生すると、宗教的トランスにまで

立ち至るらしく、終いには踊る阿呆に見る阿呆、阿波踊りの如き集団ヒステリーとなっていった。

それとシンクロして、イジメも一線を越えて行く。

そして、ヒステリーがエクスタシーに到達した時、その娘も精神的におかしくなって倒れた。

本当におかしいのは、ジャイアンとその舎弟共なのに。

しかし、その時、驚くべき光景が変態研究所に生起したのである。

イジメの総司令官であるジャイアンが驚いた顔で娘に駆け寄り、介抱し出したのである。

腐って倒産寸前の企業だったから、ジャイアンは断じて責任を問われる事を恐れた訳ではない。

また、変態でホモ臭のするオヤジだったから、娘を愛人にするために策略をめぐらせた訳でもない。

そもそも、ジャイアンはそんな複雑に思考するオヤジではない。

ジャイアンは急いで救急車を呼び、何度も謝って娘を病院に送った。

第七サティアンも閉店作業みたいにトーンダウンし、一刻ばかりノーマルモードにシフトした。

ビックリしたのは俺だけではなかった筈だ。

しかし、職場の人間は何故か皆、口を噤んだ。

この摩訶不思議で不条理な現象について俺はしばし考えた。

ジャイアンは本当は娘をイジメたくなかったのではないだろうか。

もしかしたら、ジャイ子の様な妹がいて単細胞の動物なジャイアンは娘が倒れた時に、

初めてジャイ子の事が脳裏に浮かんだのではないだろうか。

つまり、俺の中にあったピーマンと同じの類の不条理が突如、湧いて出たのではなかろうか、と。

ひどい憶測だが、そう思った。

ジャイアンみたいに限りなく動物に近い変態なら、

その程度の意味不明な心理状態になるのは当たり前だからである。

俺はこのブラック超えのキチガイ企業を2か月程で辞めたが、

その後、まもなくこの企業は会社更生法を申請して倒産した。

この企業自体がそもそも不条理に満ちていたが、経営陣も本当は潰したくなかったのに

潰れる寸前になって初めて潰したくない事に気づいたのかも知れない。

人間はその様な不条理を簡単に受け入れるものだからである。




「渋谷ステーションの午後9時 ※要検索」

土曜日の夜、全ての儀式が終わった様だ。
日曜日の午後3時、歌舞伎町を永遠の生の悲しみで歩く。
俺の心はもはや何も感じない。
色んな立場の奴がいて、色んな事を考えているとか思ったが、
俺の頭は電波障害に遭ったみたいにそれ以上思考しない。
キャバ嬢にポン引き、腑に落ちない観光客、役所の連中、デパ地下の婆さん。
俺が土曜の夜目撃した亡霊のあいつらの面影が重なる。
あの亡霊共はVOODOOの悪魔崇拝のストーカー共だ。
今夜も尊師に生贄を捧げるのだろう。
いかれた戯言を書き綴ってる様に思うだろうが全て事実だ。

「戦争は終わったのだ。我々の勝利だ」。
あいつらはいつの間にか、完璧な肉体を持った軍人で、
完璧な知性を持ったエージェントを名乗っている。
おっとここでストップだ。これから先は呪文の世界だ。
あの都庁ビルより高い御嶽山から降って来る溶岩の世界だ。
女達が奇声を発して笑っている。
でも、もはや、俺の心は何も感じない。
俺の頭は電波障害に遭ったみたいに動かない。

都会は決して孤独な場所ではないんじゃないのか?
苦悩が渦巻く絶望的な世界じゃないんじゃないのか?
それぞれの立場の人間達がそれぞれの立場で色んな事を考えている。
それが信念とか価値観とか現実とか大袈裟すぎる。
とにかく、土曜の夜に全ての儀式が終わった様だ。
俺はアンドレ・ブルトンに退行し、もはや何も感じない。
永遠の生の悲しみに生きるのだ。こんな駄文は記録しない。

ところで、新宿御苑は自然豊かな場所ではない。
しかし、かといって、槍ヶ岳の麓は美しい自然ではない。

靖国通りを皇居に向けて歩き続けても俺の心は何も感じない。
これがある意味、都会的孤独なのかも知れない。
このままあいつらの支配から脱して、潮騒を聴きに行きたい。
でも、今の沖縄は決して癒される場所ではない。
本土決戦の時の様に山々の神が嘆き苦しんでいる。
結局、今の俺には世界中どこ探しても安らぎの場所はないのだ。
都会は決して孤独な場所ではないのに、なんでこんな艱苦を
味合わねばならないのだろう。
中国では毎年PM2.5で100万人もの人が亡くなっているが、
俺の苦しみは公害認定されないその人達と同じものだ。

俺は何もしていない。憎悪や怨嗟を受ける筋合いはない。
土曜の夜の亡霊共は怪談の亡霊より悪質だ。

奴らが本当は生身の人間だからこそ、亡霊よりタチが悪いんだろ。
奴らの世界には海も山も東京スカイツリーも床屋もマックも銭湯もない。
いつ、俺の心に安らぎが訪れるのだろう。
いつ、俺はまともな詩を書ける様になるのだろう。

今夜も奴らの儀式の日だ。
俺は自慢の舌先三寸であの英雄豪傑共と決戦しなければならない。



「タイムポエム〜1998"第百十四革命日"の彼方に」(創価学会の電磁波犯罪者で在日朝鮮人女の通称"中二病のスイーツ女王様の風船おじさんのエド・ゲインの自閉症の痴漢常習犯の死刑判決で鬱病自殺"のための詩)

タイムポエムは全てを飲み込み全てを吐き出す トカトントン トカトントン

黒い結界体に入れ 人生決意したあの頃よ 

サーカス小屋の高い梁 吐き出された一と殷盛り そこに一つのブランコだ

見えるともないブランコだ トカトントン トカトントン

愈々やって来ましたこの時が

有能なの?見定めたい 探ってみたい君のNO

観客様はみな鰯

屋外は真ッ闇 闇の闇 夜は劫々と更けまする

右脳左脳がバトルしている 渋谷ステーションの午後9時 ゴングはずっと前に鳴らした

着地しない会話NOノスタルジアと トカトントン トカトントン

幾時代かがありまして 人類最後の裏切り者よ 

幾時代かがありまして 吐き出されたこの偉業の失敗

近くの白い灯が安値い言葉と息を吐く

この翳した右の掌は 衰弱した百の手段の論理的証明

トカトントン トカトントン

汚れちまったこの夜に 今日も小雪の降りかかる

汚れちまったこの夜に 君の裏切りは計算に入っているのだ

汚れちまったこの夜に この場から消えるがよい

汚れちまったこの夜に 今日もタイムポエムが吹きすぎる

・・・・・・・・・・・・・・・・・


私は26年前から1歳も年をとっていない

毎日頭の中のタイムマシンであの日からやってくる


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2015年年賀状。

2015年01月16日 | その他、趣味、関連情報
写真撮りました。今年こそ日本も私の生活も
平和、平穏になりますように。






※電磁波、BMI兵器による被害詳細と技術解説、ガスライティング被害と手法の詳細解説記事まとめ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/c/9b0d3c46a9ab63bd0053faed3f7493ee

●ブレインマシンインターフェースと電磁波兵器についてのソースについては以下の
記事をご覧下さい。

「今までの電磁波犯罪による精神、身体被害及び電磁波犯罪の技術的裏付け その2
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/0894af8b8786d5583c3108b62a077724

●テレパシー通信や電磁波兵器による私の肉体的被害については以下の記事をご覧下さい。

「今までの電磁波犯罪による精神、身体被害及び電磁波犯罪の技術的裏付け その1
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/c1ba07c9368a00131d62bd97691c53db
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日本のケインズ備中松山藩の改革者山田方谷という人物。3

2014年03月12日 | その他、趣味、関連情報

日本のケインズ山田方谷という人物。2
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/6d3e9e0d59e4fa4b9330efe2e3043ddc
の続き

また、同時に行っていた藩士藩民の倹約令についても詳しく解説する必要がある。
先述したように改革が成功するまで藩士を減給とし、領民にも奢侈を禁止させたが、
一番重要なのは「賄賂の禁止」であった。「擬対策」にも賄賂を何より禁止すべきと書いており、
倹約令の真の狙いは勤倹を口実に賄賂を廃止する事にあったようである。
領民に行き過ぎた倹約を命じれば、逆に経済が委縮するのを方谷は知っていたはずである。
方谷は
1、奉行代官を始めあらゆる役人は貰い物はどんな小さなものでも役所に差し出す事。
2、領内を巡回する役人に対し酒の一滴も出す必要はない
と命じた。
この政令が発表された時、特に後者について常に苦労していた各地域の領民達は喜んだという。
これを実施するに当たり、方谷は最も賄賂が多く入るポストである元締め役の重要な仕事、
藩会計の一切を部下に任せ、ガラス張りの私生活を送った。藩士の減給は当然、
方谷自身も例外じゃなく、その上、賄賂も禁止したので、時々自らの私金を持ちださざるを
得なくなるほど生活が困窮し、荒地を開拓することで食いつないだという。
この強靭な意志の率先垂範によって、他の藩士も文句を言えず見習わざるを得なくなった。

続いて、方谷は松山藩政改革で最も重要な事業の一つ「藩札」の刷新に着手した。
藩札とは各藩が私的に発行した紙幣であり、明治四年に明治政府が調べた所、
全国の藩の約八割、二百四十四藩、十四の代官所、九の旗本領が紙幣の発行を行っていた。
本来は自領内の貨幣の不足を補い、通貨量の調整機能を担わせる目的で発行されたが、
実際は藩札の発行で正貨(幕府が兌換正貨と定めていたのは銀貨。日本の金枯渇による)を
搾取し、財政難に対処する目的に使われた。兌換する正貨もないのに藩札を発行したために、
行き詰って取り付け騒ぎや一揆、打ちこわしも頻繁に発生した。

松山藩もその例にもれず、最初に発行したのは1744~1748年(延享)であり、
板倉家が転封してきて始めての藩主勝澄の時代である。その後1789~1801年(寛政)
にも五匁札を発行したが、この頃はまだ正貨が準備金として用意されていた。
しかし、その後藩財政が悪化してくると、赤字補填のために準備金が流用されてしまい、
それにも関わらず、1830~1844年(天保)に五匁札を大量発行した。
藩札は地元商人を通じた両替、武士の給与や地元産品の買い上げ等で流通したが、
それを手にした民衆が藩庁に押しかけ取り付け騒ぎが起こった。その上、ニセ札まで
出回っており、方谷の時代には藩札の信用はほとんど皆無となっていたと言って良い。
信用が皆無になっただけならまだ良いが、藩が地元産品の買い上げや公共事業を行った
際の給与、地元商人への借財の返済金として藩札を藩内に流通させた場合、他領の民衆は
松山藩で売買しなくなり(藩内では藩札での取引が行われているから)、正貨が藩内に
入ってこなくなって、藩内では物価高騰ーインフレーションが起こっていた可能性がある。
信用のなくなった貨幣は、大量の貨幣でしか商品と交換出来ないという様になるからである。
実際、「日本銀行金融研究所「金融研究」第8巻 第一号」によれば、18世紀半ば、
広島藩始め多くの諸藩で藩札濫発によるインフレーションが起きていたという。
その内容を抜粋する。

「18紀半ば頃から、幕府の諸大名に対する抑圧政策(大規模な土木工事の賦課等)の
重圧や経済発展に伴う蕃の歳出規模の膨脹により、諸藩の大坂商人等からの借財が増嵩、
これが返済のために借財を重ねるという「サラ金的財政」の状態に陥った。さらに飢饉、
風水害等天災の多発も加わって、藩財政は窮迫の度合いを強めていった。このため財政補填
のため藩札を増発せざるを得なくなり、米を始めとした諸物価の上昇が目立ち (広島藩
では約2年間で主要物資が五倍に)、餓死者も発生するに至った」。

方谷はこれを解決するために、長年に渡って司馬遷の貨幣研究書「平準書」等で貨幣原理を
研究したり、大阪商人に話を聞きに行ったりして独自の貨幣理論を探究していた。
そして、藩内に流通している全ての藩札を、三年間の期限を切って回収し、正貨(永楽通宝)
と確実に兌換するという触れを出した。
 
嘉永五年(一八五二年)に回収した藩札は、四八一貫一一0匁(八0一九両)であった。
これに未使用の五匁札二三0貫一九0匁(三八三六両)を合わせた合計七一一貫三〇〇匁
(一一八五五両)というおびただしい量の藩札を、村々に触れを出して大観衆を集めさせ、
一日かけて藩札を焼却するイベントを祭りの様に行った。この大掛かりなイベントは、
藩民に対する藩政改革の意気込みを表明すると共に、積極的な協力も引き出す目的も
あったと思われる。

その後、御用商人の加島屋からの借金を準備金として、永楽通宝を兌換正貨とした
「永銭」と呼ばれる新たな藩札を三種類(五匁、十匁、百匁)発行した。この藩札は今で言う
政府系金融機関において、百文札は十枚で永楽通宝一両、十文札は百枚で同一両、五文札は
二百枚で同一両と確実に兌換できる(永銭の裏面に「約束」として記載されていた」)事から、正貨と同等の信用を得て藩内外に流通した。

また、撫育方の事業が波に乗ってくると、製造した特産品を江戸藩邸で取引するために、
永楽通宝建ての金札も発行した。江戸では、決済通貨が金と定められているからである。
それだけでなく、西日本においては、金を入手するという事自体にも価値があった。
後述するが、幕末の日本は金が枯渇していた事から金貨の価値が高く、銀貨と交換すれば
利益が出るからである。

更に、この藩札発行は、藩札の価値や物価を適性に戻しただけではなく、松山藩撫育方の「貸し銀行」事業の存在や両替商の存在、藩外にも永銭が流通していたという史料ー河井継之助の紀行記「塵壺」の一節(後に抜粋する)から推理すると、他藩の藩札との交換や藩撫育方の「貸し銀行」事業、兌換を行う両替商を介して貨幣の乗数効果を生んだと筆者は考える。しかし、これは後に詳述する撫育方の殖産興業の成功による正貨獲得との相乗効果が裏付けとなっており、この殖産興業の成功が永銭に対する需要を更に喚起し、発行当時以上の価値ももたらしたと推定する。そして、同時に方谷は永銭の価値が落ちないよう両替商に対する厳格な管理も行ったという。

ちなみに、他藩の藩札との交換について説明するが、藩札は原則的に藩内のみで運用されていたものの、異なる藩の藩札を交換する時は裏付けとなる資産との交換レートから「為替レート」を導き出していた。河井継之助は「札の咄出づ。松山札は随一なる由」、「この辺り、諸方の札ありて、誠に信じ難きものなり」と書いており、「この辺り」とは高梁川沿いに備中松山藩のすぐ隣にあった浅尾藩と考えられる。そして、浅尾藩で様々な藩の藩札の交換が行われていたのは確かなので、交換が行われれば貨幣流通量が増えるという事になる。先述した河井継之助の紀行記「塵壺」の一節とは以下の通りである。

「殊に松山(岡山県高梁市の備中松山藩)は山中故、却つて彼方が好からんと決定して、妹尾(岡山県岡山市南区妹尾)より右に吉備の社(吉備津神社)を見て板倉(岡山県岡山市北区吉備津板倉)へ出づ。是は本道なり。板倉より松山道、分れて城下まで八里(一里約3.9272㎞)、二里計りは平らなれども、あとは皆山にて、松山川とて玉島(岡山県倉敷市玉島)に出払ふ川あり。六里計りの所は、両岸山にて、川岸のみ行く。奇態の所なり。安みし処で札の咄出づ。松山札は随一なる由。或る時五匁の札不通用の聞えある処、不通用のものは非道とて何日迄と日を限りて触出し、持参引替へ、目前にて火中せるより皆感心して信ずる由。其外、文武を励まざる者は山へ上げる抔の咄。他領の者迄信じて話をする。遥々来り、張合(張り合い)に思ひしなり。この辺り、諸方の札ありて、誠に信じ難き物なり」

続いて、先述した「撫育方」の殖産興業についてであるが、これは藩札のデノミによる金融政策と同時に、現代からみても優れた財政政策であった。この金融政策と財政政策の両輪によって、松山藩の高い経済成長と財政黒字を作り出し(表高5万石実高1万9千石から実高20万石へ)、その結果、わずか8年で10万両の借金を返済しただけじゃなく、10万両の余剰も生み出す事が出来たのである。

撫育方は元々、長州藩の藩政改革者村田清風から学んだものであるが、備中松山藩では嘉永五年(一八五二年)に創設した。そして、藩内の様々な人材を集めて各種殖産興業政策を立案し、財源は年貢の収納米と別会計にして必要分以外の歳入を全て積み立てたものとし、徐々に推進していった。

高梁地区は昔から良質な鉄と銅の産地であり、方谷はその開掘と加工工場を直轄事業として、
中国地方各地から技術者を集めた。更に、藩内の余剰労働力である農家の次男、三男の
雇用も行い、鉄鋼業の町が出来て繁栄した。そして、江戸藩邸に販売部門を設け、
大火の多い江戸で需要の高い「鉄釘」を販売した。また、三本歯の「備中鍬」という
新しい鉄製品を発明し、撫育方が広告宣伝をしながら全国に普及させていった。
その他、タバコの栽培や林業振興も行って松山藩特産物を多く生み出したが、
その中でも特に、タバコのブランド化に成功し、各地で「松山きざみ」として松山産
タバコが有名になった。

また、撫育方は先述したように「貸し銀行」という政府金融事業も行っており、
名産品、特産物事業のための民間の創業支援や、事業者同士の連携支援も行って
低利で資金を貸し付け、民間投資も刺激した。これに新たに発行した永銭が使われたため、
紙幣の信用を高めただけじゃなく、正貨の準備金を増やし、それが藩庫を潤したのである。

これらの優れた藩政改革により、たった8年で赤字返済額と同額の余剰を生み出した。
それだけではなく、藩民を富ます事により藩政改革を実現したために、領民からは
神の如く慕われるようになった。

方谷のこの藩民を富裕にする事で財政改革を行うという思想は、庶民に対する教育改革にも
繋がっていく。
方谷が有終館の学頭になった時は、藩の教育機関は藩士子弟を教える有終館と
江戸の学問所しかなかったが、方谷は庶民のための高等教育に値する「学問所」一か所、
中等教育に値する「教諭所」三か所、その他家塾一三か所、寺子屋六十二か所を開設し、
学問所や教諭所で成績が優秀な者は身分にかかわらず藩士に登用した。そして、治安維持を
厳格にし、犯罪者でも軽犯罪の者は「寄場」という更生施設を作って善導教育をし、
改悛の余地がある者は釈放した。

更に、方谷は財政改革と同時に自藩軍隊を洋式化させる軍制改革も実行した。明治維新後の富国強兵の先駆けと言って良いが、新政府のモデルより経済政策に重きを置いているので、軍事費への投資が撫育方が諸国へ販売するための民需品への投資を犠牲にするという事がなかったと考えられる。
ちなみに、軍制改革が始まったのは弘化四年(一八四七年)からであるから、ペリー来航(1853年・嘉永六年)の六年前からであった。

方谷は後に二松学舎大学の創設者となる高弟三島中州を伴って、洋学先進藩である津山藩を訪れ、
砲術と銃陣を学び、大砲二門を寿造して洋式砲術と銃陣を松山藩士に伝授した。
安政二年(一八五五年)には、津山藩士梶原六郎左衛門を招いて水軍の砲術や水泳を
藩士に学ばせ、やがて藩政改革で余剰した資金で帆船も購入した。
また、中級以上の藩士たちに甲冑、銃器を自弁させ、下級の藩士には藩庁が購入して貸与して、
文武両道の士風の建設に取り組んだ。
これと同時に、国境地帯の山間部の守備を主目的として、田地も広げるために屯田兵制を
行おうとしたが、これだけは藩士たちの反発が激しく、「里正隊」という農民を
徴発した農兵制を中心とした。
嘉永五年(一八五三年)に領内六十余村の村長、庄屋(里正)の内、壮健な者を選んで
田地開拓すると共に、西洋兵術を学ばせた。
安政五年(一八五八年)に長州藩士の久坂玄瑞が松山藩を視察した時、方谷が指揮する
洋式銃陣の調練を見て「時に長藩銃陣、尚精錬を欠く」と感嘆したが、この里正隊が
後に高杉晋作の奇兵隊創設に繋がっていくのである。

しかし、藩士たちの屯田兵制に対する反発と憎悪がなかなか溶けず、方谷を暗殺しようと企む噂も流れた事から、方谷は一時自ら開拓者となり、北辺の藩境に家を建て屯田兵の指導に当たる事になる。(中断)



※山田方谷の最も有名な弟子越後長岡藩士河井継之助がここに訪ねて来て
弟子入りするのですが、これ以後、電磁波犯罪犯の激しい妨害にあって
書く事が出来なくなりました。河井継之助についても詳しく調べて書こう
と思ってましたが。また、山田方谷についても岡山県高梁市まで行って
一次史料レベルでの確認作業が出来てないため未完成のままです。
「山田方谷全集」は一次史料を集めたものですが、図書館に行かせて
もらえないので読めません。




日本のケインズ山田方谷という人物。2
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/6d3e9e0d59e4fa4b9330efe2e3043ddc
日本のケインズ山田方谷という人物。1
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/e373f4784e94977fbef679dc273e1c80



※電磁波、BMI兵器による被害詳細と技術解説、ガスライティング被害と手法の詳細解説記事まとめ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/c/9b0d3c46a9ab63bd0053faed3f7493ee




※なお、私は元々一サラリーマンで実家は庶民レベルに過ぎませんが、
なぜ、少なくとも政治家や自衛隊の三佐で統合幕僚学校候補くらいの
人間を狙わないのでしょうか?「やりにくいから出来ない」。
それが集団ストーカー・電磁波テロの何たるかであって、真相です。
つまり、無差別テロだからです。無差別テロであれば、猟奇殺人鬼達が
やり易く、「むかつくカモ」だと思える者が狙われます。




<層化の裏に共産圏関連過去記事>
「ハングリーであれ。愚か者であれ」 スティーブ・ジョブズの講演
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/7047be3d80328857c1df3e79df19ab5a
鬱陶しい集団ストーカーネット工作員の印象操作について。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/eda1870e077684190aa7700eec52d45f
(取り急ぎ)創価etcの自称防犯活動と被害者統合失調症認定の謎について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/452f4d12dedb4bcb2c0941ad5ec3ede8
池田大作のノーベル平和賞挫折とフランスでのセクト指定
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/e1aa3b7d38520d7cff774919daf6dd6b
【重要情報】前回記事でのコメントのやり取り。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/404a544444470bb3a8e50fa0693de233
中国高官が祖国を捨てる日
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/27ebe37aed68db08d884615cf035962c
電磁波兵器実在の新ソース
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/55161e4bfc1498be188725f769db3fe9
世界中で集団ストーカーを起こしている根源とは?
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/de7850fec770af6bb514da173278f0be
国防軍創設の意義について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/26b4f9b6ceac0ceab3d6328da6ac9e10
自公政権の行方を分析
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/a7d33cd95f0390e29253956d636e03e2
韓国で集団ストーカーをドラマ化
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/c7b761c8107ad719137d745c17422141
中国共産党と創価学会との関係
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/888d6dbe4247eca562f17c6054e5ef7c
【創価学会が集団ストーカーをやっている決定的証拠】 洗脳された創価の二―ト大騒ぎ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/62dcc73ead5e8c2fa8157ff7c6da4656
1999年に『週刊現代』に連載された高沢皓司氏の「オウムと北朝鮮の闇⑨」抜粋
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/8c6e6325adedd6c009b1a2eccb260ee4
新宿区危機管理課に防犯パトロール要員個人登録について相談
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/5862c78b5277ace9ab495a15f6248f28
オウム事件の真相と創価学会の真相(簡単なまとめ)
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/30dd614170546a9bb327499ef37675a0
池田大作死亡説ーもし死んでいたら見えてくる事
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/bbc745916f84d24c1fe002265832e199
池田大作名誉会長の講演 in USA
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/d687450ee0afa4b71b747ffc09f89bb0
集団ストーカーの犯行予告ー飯能の創価学会員桑原に読ませられた漫画
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/c7e88a50d7d93de22592b60b1e220709
取手駅通り魔事件の犯人は層化信者
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/9b501bd0273125af05077654b1e970b4
浦沢直樹氏の「MONSTER」 ー サイコパス洗脳と遺伝子工学
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/a238796701ebc6dd1075fdd3c3490d70
オウム事件で北朝鮮などの黒幕が暴かれず尻尾切りにされたカラクリ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/31f648debbd384f3686a5018d3035e88
層化と朝鮮学校教育との類似性、ルーマニアの国旗と層化旗
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/260b5a9d82ce09854a48613ec984ac87
仏教の罪ー三業について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/73372a5c20090b36fe8b89e05326cd31
絡まれました。 + 層化の大好きな三国志演義の計略ついて。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/17909c067d0ae2d411f6bd832359fd70
聖教新聞「寸鉄」特集とマツダ派遣社員の12人殺傷事件
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/fa285f18d69c83f4a83efd6ffe71a410
集団ストーカーテロの根源的原因ー「軍事独裁体制」
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/2a8f276ab4896331510b43c86b71e36f
ユダヤ陰謀論の目的真相と毛沢東思想、反日亡国論ーそして日本占領が成功した暁には。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/5cbec17f4180cf50ed51287316a95e03
電磁波犯罪から見える共産ファシズムーマルクスの唯物弁証法
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/ab0d2d22d2a390d7727bc637d39813bf
論考「創価学会の裏に北朝鮮」 
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/1fbe542ceddde7cc5313a3bf0eeb8fb8
層化の裏は共産圏だと思う(ユダヤ陰謀論に対する見解)。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/7ccd46f2567c4a2bc862f122a3f0a14c
討論「日本と国際インテリジェンス戦争」ー層化は共産圏の謀略組織+統一教会が集団ストーカーを一緒にやってる事について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/3b2e07cdd6f067896b72dbdd2901edb4
創価学会広宣部の存在と創価学会員の語った奇怪な全体主義的思想
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/448ad01ed3014270a7fa41a65dc6a58c

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日本のケインズ備中松山藩の改革者山田方谷という人物。2

2014年03月12日 | その他、趣味、関連情報
日本のケインズ山田方谷という人物。1
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/e373f4784e94977fbef679dc273e1c80
の続き。

方谷は1836年三十二歳で帰国するが、帰国するとすぐ有終館学頭に命じられ、
彼の後の藩政改革の根本思想となった「理財論」「擬対策」を執筆する。
同時に「牛麓舎」という私塾を開き、四十歳の時、板倉勝職が世子として迎えた
桑名藩主松平定栄の八男勝静の教育係を任される事になった。
以下、方谷の藩政改革論、「理財論」と「擬対策」について解説していく。

「理財論」は「それ善く天下の事を制する者は事の外に立ちて事の内に屈せず。
而るにいま理財者は悉く財に内に屈す」で始まり、これを主題として書かれている。
これは現在の松山藩では藩主というトップとその周囲が、藩の状態を大局的な視
野で把握できていない。更に、財務会計を行う人間が毎日のルーティンワークと
己の職務権限の中でしかものを考えていないため、目先、小手先の帳尻合わせ
ばかりやっており、これによってますます藩財政が逼迫して行っている事を批判している。
そして、「今、盟主と賢相とが誠によく此れを省み、一日超然として財利の外に
卓立し、出入盈縮は之を一二の有司に委し、」とある様に、藩主の側近に「大局を
見通せ、改革案を長期計画的に立案できる」優秀な参謀を置いて藩主の能力を強化し、
藩会計等専門的な事は一人、二人のの有能な者に任せ、トップと参謀は藩全体を
見据えた改革を行うべきだという「例外の例外原則」―トップマネジメントは
日常業務から離れ、組織の戦略や計画を作り、実行統制する事に専念すべきという
経営学理論―を説いている。

また、「君子はその義を明らかにして其の利を計らず。ただ、綱紀を整へ、政令
を明らかにするのみ」という事も強く主張しており、これは藩運営にしっかり
としたルール(義)がなく、収賄等(利)によって石高通りの収入も入ってこない
という事を批判している。長期的な展望に立った改革案を作成し、それを強い
リーダーシップによって「制度、政令(義)」として現場に落とし込み、実行した場合、
一年二年では効果は現れないが、「痛みに耐えて」遵守していれば、いずれは
自然に藩財政が回復してくると説いている。これらは全て現代の経営学で研究された
改革手法であって、方谷がそれを江戸時代に見抜いていた慧眼に感嘆する。

「擬対策」における主張は、平和な時代が続くと初期の様な質実剛健の士風が
失われ、人間関係と世渡りといった処世ばかりが侍ですら重要な価値観になってくるが、
こういう何でもない平和な時代にこそ、後の没落の原因が作られていて、組織や
国が乱れ始めても一向に気づかず、気づいても完全に崩壊するまで治そうとしない
という批判である。
この様な組織の性質を経営学では「茹でガエル現象」と呼ぶ。
熱湯にカエルを入れればすぐに飛び出すが、ゆっくり熱していくと死ぬまで気づかない
のと同じように、人間も緩慢な環境変化には気付かないという理論である。
この理論は疑似科学と言われているが、それはカエルの行動に関してであって、
組織に関してはほぼ当てはまる。
ゆえに、方谷は今の様な平和な時代にこそ、君主は世辞を言ったり媚びへつらったりして
出世や我利に走るような家臣を遠ざけ、組織の事を真剣に考えている直言の士を
重用すべきだと説いている。

方谷の改革は1849年(嘉永二年)四十五歳の時板倉勝職が死去し、家督を継いだ
勝静の命によって、元締役兼吟味役元締め(事実上の宰相)になってから始まる。
なお、板倉勝職は方谷を学問によって農民から武士に取り立てた君主だが、
一般的には奢侈と淫行に溺れ藩財政を悪化させた暗愚な君主とされている。
方谷の改革が勝職の死後に始まったのもそのためである。

方谷は1849年(嘉永二年)にまず、藩の財政状況の詳細な調査を行った。
その結果、松山藩は表向き五万石だが、実際は19300石しかない事実を突き止める。
この調査を元に「藩財・家計引合収支体系」という収支試算表を作って分析を行ったが、
これによると赤字率が43.5%で、それらは大阪の商人からの借金によって賄われていた。
歳出が歳入を上回っているから、借金が毎年増えて現在の10万両に昇っていたのである。
そして、放置すれば毎年増えていく。方谷はまず武士の給料の「借り上げ(減給)」
を発表して大阪に出向くと、銀主(両替商)を集め債権者集会を開き、銀主一人一人
に綿密な借金返済計画を示して借金の一時棚上げを要求した。
これは現在の民事再生法、あるいはそれ以前の和議法の会社再建手法そのものである。

方谷は商人の経験があったので、経営再生のためには、債権者の了承と協力が
当然の如く重要である事を知っていたのだろう。藩の重役達は粉飾決済が世間に
ばれて藩の恥が歴史に残ると反対したが、方谷は「目先の銀主の信義を失うまいと
するのは小さな信義であり、これを守ろうとすれば問題をいつまでも先送りにする
事になる。情報公開をして負債の解決に当たるのは大きな信義である」と説得した。

大阪商人達は方谷の誠意と緻密な財政再建計画を見て感動し、十年賦、五十年賦で
良いと納得し、松山藩御用達の加島屋に至っては、十万両の融資を許した。
方谷の主張の通り、大きな信義を見せた事で、単に商人たちに借金の棚上げを納得
させただけじゃなく、協力も引き出す事に成功したのである。
この達成は「生き馬の目を抜く大阪商人が武士に目を抜かれた」と評判になり、
後に、大阪の商人たちが返礼として、藩の江戸藩邸が火事で焼けた際、その立て直しの
資金を無償で出したという。また、同時に、方谷は年貢米を現金化するために、
作った米貯蔵用の大阪の蔵屋敷を廃止した。米の売買が蔵元と言う商人に任せっきりに
なっており、蔵元は相場の安い時に蔵から出して買い取って、高い時に売って暴利を
得ていたという。方谷は大阪蔵屋敷廃止で経費削減を図り、藩自ら相場を読んで
米の売買を行うようにした。これによって、年間千両の経費削減が可能となり、
三千から六千両の利益を生み出したという。更に、年貢米を領内四十か所に
貯蔵するようにし、凶作・飢饉の際に開放して領民を救うシステムも作った。
 


続く
日本のケインズ山田方谷という人物。3
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/9721f788ff1aac225b9c8c67c33abfb2


※電磁波、BMI兵器による被害詳細と技術解説、ガスライティング被害と手法の詳細解説記事まとめ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/c/9b0d3c46a9ab63bd0053faed3f7493ee





※なお、私は元々一サラリーマンで実家は庶民レベルに過ぎませんが、
なぜ、少なくとも政治家や自衛隊の三佐で統合幕僚学校候補くらいの
人間を狙わないのでしょうか?「やりにくいから出来ない」。
それが集団ストーカー・電磁波テロの何たるかであって、真相です。
つまり、無差別テロだからです。無差別テロであれば、猟奇殺人鬼達が
やり易く、「むかつくカモ」だと思える者が狙われます。





<層化の裏に共産圏関連過去記事>
「ハングリーであれ。愚か者であれ」 スティーブ・ジョブズの講演
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/7047be3d80328857c1df3e79df19ab5a
鬱陶しい集団ストーカーネット工作員の印象操作について。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/eda1870e077684190aa7700eec52d45f
(取り急ぎ)創価etcの自称防犯活動と被害者統合失調症認定の謎について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/452f4d12dedb4bcb2c0941ad5ec3ede8
池田大作のノーベル平和賞挫折とフランスでのセクト指定
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/e1aa3b7d38520d7cff774919daf6dd6b
【重要情報】前回記事でのコメントのやり取り。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/404a544444470bb3a8e50fa0693de233
中国高官が祖国を捨てる日
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/27ebe37aed68db08d884615cf035962c
電磁波兵器実在の新ソース
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/55161e4bfc1498be188725f769db3fe9
世界中で集団ストーカーを起こしている根源とは?
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/de7850fec770af6bb514da173278f0be
国防軍創設の意義について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/26b4f9b6ceac0ceab3d6328da6ac9e10
自公政権の行方を分析
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/a7d33cd95f0390e29253956d636e03e2
韓国で集団ストーカーをドラマ化
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/c7b761c8107ad719137d745c17422141
中国共産党と創価学会との関係
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/888d6dbe4247eca562f17c6054e5ef7c
【創価学会が集団ストーカーをやっている決定的証拠】 洗脳された創価の二―ト大騒ぎ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/62dcc73ead5e8c2fa8157ff7c6da4656
1999年に『週刊現代』に連載された高沢皓司氏の「オウムと北朝鮮の闇⑨」抜粋
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/8c6e6325adedd6c009b1a2eccb260ee4
新宿区危機管理課に防犯パトロール要員個人登録について相談
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/5862c78b5277ace9ab495a15f6248f28
オウム事件の真相と創価学会の真相(簡単なまとめ)
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/30dd614170546a9bb327499ef37675a0
池田大作死亡説ーもし死んでいたら見えてくる事
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池田大作名誉会長の講演 in USA
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集団ストーカーの犯行予告ー飯能の創価学会員桑原に読ませられた漫画
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日本のケインズ備中松山藩の改革者山田方谷という人物。1

2014年03月12日 | その他、趣味、関連情報

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ネット工作員が何が何でも居合や剣道やってる私を危険人物というレッテルを
貼ってるので、スティーブ・ジョブズに続いて私が今、研究中の江戸期の
藩政改革者山田方谷について紹介したいと思います。
私は民族主義ナショナリズムを持ってるから、武士の世界に興味を
持ってる訳ではなく、現代日本社会で生きていく上でも非常に有意義なものを
日本史の中に見つけたからです。吉田ドクトリンから始まる戦後日本が
あえて捨ててしまった非常にもったいない文化です。


まず、山田方谷wikiから。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E6%96%B9%E8%B0%B7

以下、私のもの。

 山田方谷は文化2年2月21日(1805年3月21日)、備中松山藩領阿賀郡西方村生まれた。現在の地名で言えば、岡山県高梁市中井町西方である。名は球、通称安五郎といった。方谷は号である。

 備中松山藩は表高5万石で譜代大名の板倉家が治めていたが、備中板倉家は徳川家康の代に京都所司代として朝廷の統制や大坂の豊臣家の監視を担った名奉行板倉勝重、重宗父子の嫡流である。奏者番や奏者番兼寺社奉行を多く輩出していた譜代大名でもエリート家であった。

 山田方谷の父は五朗吉といい、母は梶といったが、農民の身分で菜種油製造販売の商工業も営んでいた。また、山田家は元々毛利家の家臣で関ヶ原の戦いののち毛利家が減封された結果、郷士となった家だったが、方谷の曾祖父の代に事件を起こして一時期郷士格を剝奪され所払い(立ち退き)に処され、祖父の代に赦免された後は、親類で庄屋のかたわら酒造業を営む室家を頼って家名再興に励んでいた。室家は備中英賀郡中津井村(現岡山県真庭市)にあり、この室家から将軍吉宗のブレーンとして享保の改革を補佐した儒学者の室鳩巣の父室玄僕が出ている。

 父・五朗吉は若い頃は室家で働き、仕事が終わると室家の長老の戸を叩いて学問を教えてもらう等家名再興に勤しみ、長じて公懿という号を持つなど学識があった。その上、年貢以上の供物を藩に納めていた事から、長百姓(村役人)に任じられていたのみならず、藩主勝職から御目見格の扱いを受けていた。「御目見格の扱い」とは藩主に拝謁出来る資格を与えられている事だが、正規藩士に近い扱いを受けていたという事である。

 当然ながら、五朗吉も母・梶も方谷に対して非常に教育熱心であった。幼児の頃から書や句読(漢文の読み方)を教え、四歳の頃に作州木山神社(岡山県真庭市木山)に詣で、拝殿で額字を書いて奉納したものが木山神社に現存している。五朗吉は方谷が漢文の誦習を怠けると「夜遅くても起きて教え下さった長老に申し訳がない」と戒めたという。方谷は後年、深夜読書で疲れが出て居眠りをしてしまうと五朗吉の訓戒を思い出して座り直したと語り、父の教えがなければ毎日子供達と遊んで、読書、学問の大事な事など理解出来なかったと述べている。

 五歳になると隣の新見藩二万石(現岡山新見市)の藩儒丸川松隠の回陽塾で朱子学を学ばせた。丸川松隠は寛政の改革を行っていた老中首座の松平定信から昌平黌(昌平坂学問所)の改革を託すために仕官を誘われたが断り、代々仕官して来た新見藩の藩校思誠館督学教授になった人物である。

 昌平黌の改革とは「寛政異学の禁」と呼ばれる幕府の正学を成立以来の朱子学に統制するための改革の事であるが、寛政(1789年~1801年)当時、儒学は陽明学や古学派、折衷派など朱子学以外のものも盛んになっており、幕府の封建教学である朱子学を教えていた林羅山を祖とする林家に人材が出ず不振に陥っていた。それを改革するため、幕府は柴野栗山、岡田寒泉、尾藤二洲、古賀精里(栗山、二洲、精里を寛政の三博士と呼ぶ)を迎えて林信敬を補佐する教授陣を強化し、湯島聖堂と呼ばれていた林家の私塾の改築を始め、「正学」(程朱の学)以外の儒学を「異学」として教える事を禁じた。また、湯島聖堂の学問所における講義や役人登用試験も朱子学だけで行わせ、定信の改革に消極的であった信敬が急死した後は、岩村藩主松平乗薀の子衡(述斎)に林家を継がせて大学頭とし、湯島聖堂から学問所を切り離して名を昌平黌と改めて幕府直轄としたのである。松隠はこれらの改革のために松平定信から招聘の打診を受けたのであるが、もともと尾藤二洲、古賀精里と共に大坂の儒学者中井竹山の門弟だった。この中井竹山を通して招聘を受けたのである。

 さて、方谷であるが、その利発から松隠に孫の如く可愛がられたそうである。六歳の時に新見藩主関長誠(成煥)に召されて、長誠の前で字を書かされたというから余程期待されていたのが分かる。9歳の時には有名な逸話を残している。松陰宅を訪れた客の一人が、勉強している方谷に「学問をして何しようとするんだね」とからかうように尋ねると、「治国平天下」と即座に答えたと言う。「治国平天下」とは朱子学の教典「大学」の内容で、「大学」の思想を簡単に説明すると「修身・斉家・治国・平天下」というものである。意味は「天下を平和にしたいと思う者はまず国をよく治め、国をよく治めようと思う者はまず一家を整える。一家を整えたいと思う者はまず己の心を正しくし、身、道徳を修める」というものである。「大学」は朱子学で最初に学ぶ基本思想であるが(他に「中庸」「論語」「孟子」の三書が必須教典)、方谷は「大学」で学んだ事をそのまま言ったのだろう。しかし、その志は生涯変わらないものとなる。

 また、高梁市のサイトの「山田方谷を語る 二 丸川松隠に学ぶ」によれば、朱子学のみならず歴史や漢詩の勉強もし、13歳の時には三国志の諸葛亮(孔明)を詠んだ詩を作ったという。漢詩の出来や書の見事さは感嘆すべきもので、松隠の娘婿の丸川竜達が衝立にして回陽熟の玄関に置いていた。これが後に、方谷の高弟となり、藩政改革や藩、幕府外交を補佐する事になる二松学舎大学の祖三島中洲が方谷を知るきっかけとなったという。

 文政元年(1818年)年八月、方谷が14歳の時であるが、母・梶が歳40で逝去した。五朗吉も梶も働き者で当時の美徳である質素倹約を尊び、奉公人と同じ食事を摂り、早朝から深夜まで働いていたが、おそらくそれ故に40歳で逝去したと考えられる。過労がたたったのだろう。ちなみに、丸川松隠は天保2年8月4日(1831年9月9日)に73歳で病没する。

この時、方谷は回陽塾で寄宿生活を送っていたが、梶が逝去する十日前、病状の深刻さを聞いて六里(24km)を歩いて帰宅した。しかしながら、教育熱心な梶は方谷に「学業を途中で投げ出すような事をしてはなりません。急いで先生の元に帰るように」と厳しく叱った。方谷は枕元で泣きじゃくっていたが、梶は最後まで方谷と山田家を思い決然として方谷を帰塾させたという。ちなみに、この梶の行動は「孟母断機の戒め」という孟子に関する故事に因んだものである。これは前漢末の儒者劉向の「列女伝」に載っているものだが、その主旨は、孟子が若い頃、学業半ばで家に戻って来た時、孟子の母は織っていた機(はた)の糸を断ち切って、「学業を中途で放棄する事は女の生きる道の機織りを止めるのと同じ事です」と叱って帰らせたというものである。梶も五朗吉同様に学識のあった人で、「孟母断機の戒め」を実践する事で方谷に自分の亡き後の山田家の事を託したのであった。

しかしながら、14歳の方谷の方は梶の亡き後、ショックでしばらく悲嘆に暮れていた。その結果、回陽塾での勉学が疎かになったらしい。心配した丸川松隠は方谷を呼んだ。そして、「お前は一生の心のすわりをどのように心得ているのか」と問い、両親のこれまでの苦労を話して聞かせたという。松隠から教戒を受けた方谷であるが、おかげで奮起する事ができ、決意の漢詩を作って松隠に見せた。「述懐」という題名で、松隠の教戒を受けて心境を綴ったものである。

「述懐」
父は私を生み 母は私を育ててくださり
天は私を覆い 地は私を載せている
私は男児である よく考えなければならない
ぼんやりとして 草木とともに枯れてはならない
世の中を救う仕事は成しがたく
年月の流れ去るのは早いものだ
私が柱を背にもたれかかって深い物思いの中で苦しみうめいていると
私を知る人は 深く考え過ぎるという
流水はとどまることなく人は老いやすい
私の胸はふさがって 鬱々としている
父母の恩と天地の恵みというのは限りがない
いつになったらこの恩に報いることができるのだろうか

漢詩を読んだ松隠は方谷の詩を添削した上、「陽気発するところ、金石また透る、精神一到何事か成らざらん(思う念力岩をも通す、精神一到して努めれば何事も出来ない事はない)」と朱子の言葉を加筆して激励した。方谷は感激し、以来、師からもらったこの書を書院に掲げて拝んだという。

しかしながら、翌年の文政2年(1819年)の七月、二度目の不幸が方谷を襲う事となった。今度は父・五朗吉が病死する事になったのである。享年、40歳であった。梶と同じである。

五朗吉は梶亡き後、5歳の次男平人を抱えながら家業を続ける事に疲労困憊しており、家業を縮小せざるを得なくなったのか、経済的にも困っていたらしい。そもそも、農業の傍ら菜種油の製造や営業を行うのは非常に重労働で、梶を亡くした後一人で経営するには無理があった。そして、方谷に家業を継がせようかと思い悩み、松隠に相談の書簡を出してしていた。それに対して松隠は、「(以下、書簡の抜粋)今二の足を踏んでは、これまでの丹精が無駄になってしまいます。「孟母断機の教え」を実践された亡き母上の願いもあります。今一段の土台が出来ましたなら、大坂へも遊学させたいとも思ってりますので、どうかじっくりと熟考下さい。衣食の事など御心配無用です」と返信した。松隠は要するに、梶が「孟母断機の教え」を実践したからには、大坂への遊学費はもちろん、生活費の面倒も見るので方谷に学問を続けさせたいと書いているが、方谷の将来をよほど期待していたのだろう。また、松隠なりに山田家の事を深く思ってアドバイスした事が解る。

松隠からの返信を読んだ五朗吉であるが、結局、家業を続ける事を決心した。そして、梶の実家の西谷家から近という後妻を娶って、方谷が出来る限り勉学を続けられるようなんとか取り計らった。しかし、その後すぐに病死する事になるので、かなり無理をしたと考えられる。五朗吉は亡くなる前に松隠に遺書を書いた。そして、方谷の将来の事や遺産整理の事などを依頼した。遺書によれば、遺産の3分の1は方谷の学費として松隠に与えられ、家業は近と五朗吉の弟辰蔵が継ぐ事が書かれてあったが、自分の亡き後も方谷に松隠から学問を学べるよう処置しておいたのである。しかしながら、辰蔵は病弱で翌文政三年(1820年)には重労働の家業が続けられなくなってしまう。その結果、親族が協議し、方谷が回陽塾を辞めて家業を継ぐ事に決定される。松隠は五朗吉の遺志や山田家の将来を考え、出来る限り方谷に学問を続けさせるつもりであったが、山田家の現状を考えるといかんともしがたい事であった。

この時期は方谷にとって苦難と悲しみの時期だったと言ってよい。五朗吉も梶も方谷に英才教育を施したが、決して裕福な環境にあった訳ではなかったのである。しかし、二度の不幸に見舞われた方谷はむしろ強くなっていた。方谷は家業経営から多くを学び、後の藩政改革において武士では決して発想出来ないアイデアを生み出すための経済学を独自に体得する事になるのである。ちなみに、思慮深い五朗吉は方谷が家業を継ぐ可能性も考え、家業と学問を両立させるための「訓戒十三箇条」を書き残していた。次の通りである。

一、母への孝養をつくして昼夜怠らぬこと。
一、弟の教育に油断しないこと。
一、朝は六時に起き、その日やらなければならない仕事を検討し、仕事を終えたら自分の修行を怠らないこと。
一、夜は一〇時に床に就き、学問修行と家の仕事のほかに、無駄な夜更しはしないこと。
一、先祖をうやまい、祭典を怠らないこと。
一、勤倹質素を守り、家庭を安らかにし、また米穀や銀子の出し入れに関して、酷薄な計らいをしないこと。
一、容姿はきちんと整え、言語はまじめで嘘をつかずに、徳をつみ、行ないに励むこと。
一、飲食、衣服、器具などの無益な趣味に心を用いないこと。

一、賭博やみだらな歌や酒宴遊興などの戯事に無駄なお金を使わないこと。男女のあいまいな間柄には、とくに警戒すること。
一、悪友と交遊し、利益に誘われ、欲に心をくらまさぬこと。
一、郷里に困窮した人や病人がいれば、心を込めて尋ね、交情を篤くして睦みあう心がけを忘れないこと。
一、家の内外の掃除や家屋の破損に心を配り、火のもとに油断しないこと。
右一三箇条をかたく守り、家政を整え、慈母への孝養と幼弟の撫育とに専心し、孔子の教えを宗とし、先賢の志に従い、学業の道に怠ることなく日夜励むこと。

文政3年(1820年)、16歳の方谷は家業を継ぐために西方村に帰って来た。そして、翌文政4年(1821年)には新見藩士若原氏の16歳の娘・進と結婚し、後年「両親を失い、10年間は鋤鍬と算盤のみ手に取り、農業や商業に奔走し・・・」(「石川又二郎宛書簡」)と回想する生活を送る事になる。この様な多忙の中、学問も独学で続けたというから正に苦学と言って良い。妻進と継母近と力を合わせて家業経営を行ったのであるが、長年経営に携わり家業に精通していた五朗吉と梶をほぼ同時に失ったので、18歳までは一刻も早く熟達するために菜種の仕入れ方、油の製造方法、営業手法の研究に没頭した。その上、五朗吉の訓戒を守り近隣の人々と誠実に交際したので、「安五郎さん」と親しまれるまで信用を得たという。その努力はすぐに結実する事になる。文政6年(1823年)、19歳の時には「先生すこぶる家業に詳しく、日にはかりを操りて農民商人と交わる。後年一藩財利の権を握り、ずるい役人や商人のごまかしを受けざりしものは、この素養ありしによる」(「山田方谷全集」)というレベルにまで達する事を得たという。ちなみに、会津藩士で会津藩の外交を担い、維新後は教育者となった秋月悌次郎(韋軒)も後に方谷と議論した結果、家業経営の経験こそ藩政改革成功の要だと知ったと感嘆を以て述べている。以下の通りである。「議論が風発して、一々肯綮(物事の急所、かなめ)に当る。その中でも一番感じたのは、布帛や米穀は勿論のこと茄子や胡瓜のその時の値段まで口にして意見を立てる。それによって方谷の実務に精通した偉器だということを知ったし、その松山藩政に実効を奏したのは、陽明学ではなく、むしろ方谷の茄子や胡瓜の値段までも心得ている結果であったということを知った」。

また、方谷は学業も疎かにしなった。家業が終わると深夜まで勉強していたという。元々方谷は神童の聞こえが高かったので、その篤学の評判は早くから四方に広まり、文政八年(1825年)12月、21歳の時に松山藩主板倉勝職の耳に入った。そして、勝職から「農商の身にて文学心がけよろしき旨を聞き、二人扶持(一日に玄米1升(年間約500キロ)が支給される)をくだしおく。これより、おりおりは学問所(藩校有終館)に出頭し、なおこの上とも修業し、ご用に立つよう申しつける」との沙汰を賜わる事になった。五朗吉が既に勝職から御目見格の扱いを受けていたが、方谷はこの命によって士分格になったと言って良い。五朗吉の家名再興の宿望がより現実のものになったのである。当然ながら、方谷の親族達は大いに喜んだ。そして、これを本格的に家名再興のチャンスと捉えて方谷を時々家業から外し、京都に数度に渡って遊学をさせる事にした。二人扶持は遊学のための奨学金でもあったからである。

最初の京都留学は文政10年(1827年)、二十三歳の時であった。師は当時朱子学者として名のあった九条家の家司寺島白鹿で、期間は同年春から年末までである。丸川松隠の勧めだったという。松隠は元々中井竹山に学ばさせたかったのだが、この時既に没していたので、竹山に学ぶ前の京都遊学中知己となった寺島白鹿を推薦したのではないかという。出発に際して、松隠は「斯文の淵源(儒学の根源)探り求めて帰る事を期待する」という遊学中の課題を漢詩にして方谷に送っている。

方谷は他にも藩主の勧めで当時名声の高かった鈴木憮泉の門にも学んだ。鈴木憮泉は山崎闇斎、浅見絅斎の学ー崎門学ーを奉じる西依成斎の門人で、崎門学派の朱子学を講じたが、崎門学とは水戸学、国学と共に幕末の尊王思想に影響を与えた朱子学である。湯武放伐(中国史においてー特に殷の湯王、周の武王の故事を指す、次の天子となるべき有徳の諸侯などが、無道な暴君や暗君を天下のために、討伐して都から追放するという行為)を否定し、武力で豊臣家から政権を奪い取った徳川幕府の権力は天皇の裁可によって正当化されるという主義を取るものである。また、山崎闇斎は門弟に詩文をたしなむ事を禁じ、教科書も朱熹(朱子)の「四書集註」、朱熹、呂祖謙の撰になる宋代哲学の綱要ともいうべき「近思録」等に限定して、朱子の精神を叩き込むという朱子以上に朱子的な朱子学を教えた。一方で、山崎闇斎は朱子の理気の説で神道を解釈し、神道と儒教を結合した「垂加神道」も創っている。

方谷はこの鈴木憮泉の塾で春日潜庵と学友となった。春日潜庵は後に公卿久我家の諸大夫となり、梁川星巌(漢詩人)、梅田雲浜(崎門学者)ら尊王攘夷志士と共に三条実万、近衛忠煕、鷹司輔煕、久我建通ら公卿を補佐し、孝明天皇の勅許を得ないまま日米修好通商条約を締結した幕府と対立した結果、大老井伊直弼の安政の大獄によって弾圧される事になる。春日潜庵は方谷と同様、高名な陽明学者にもなるが、鈴木憮泉の門弟でありながら陽明学を学んでいたという。

また、方谷はこの遊学中に松隠から出された課題を解くのに非常に悩み、蘭渓禅師という人物の下を訪れている。そして、座禅にふけったが、方谷は禅理に通じていた事でも知られている。方谷が禅に興味を持つようになったのはこの禅師との出会いがきっかけだったかも知れない。

一回目の京都遊学から帰って来たのは、先述した様に文政10年(1827年)の末であった。翌文政11年(1828年)は方谷がいなくなって家業に支障が出ていたのか家業経営に没頭する事になるが、方谷は京都遊学を「家をすて、身を忘れ、家業をかえりみず、慈母(近)の恩に背き、妻子の愛を投げ捨てて」(三度目の京都遊学中に弟平人に送った書簡の一部)まで行ったと言っている。しかし、方谷が学問に励む理由は「亡き父の遺志を継がねばならず、藩主の恩にも報いなければならず、まことにやむにやまれない」(同前)事だったから、家業経営を行いながら藩校有終館に通い、学問も同時に研鑽せねばならなかった。とはいえ、利益と名誉を追求する家業経営と学問の両立は儒学の性質からなかなか困難だった。一回目の留学中に松隠から出された課題が解けなかった事もあり、学問に専念する必要を切に思いながら多忙な日々を送っていたが、やがて二度目の京都遊学を決心する。そして、文政12年(1829年)3月23日、再び師の寺島白鹿の許へ出発した。九月までの留学である。

二度目の遊学では勉学がかなり進んだようで、五月に方谷は松隠に宛てて課題に対する回答を中心とした書簡を送った。ちなみに、この書簡は若き日の方谷の精神を知る上で貴重なものとされている。

まず、松隠の出した課題「斯文の淵源(儒学の根源)を探り求める」に対する方谷の答えであるが、「天人の理を究め、性命の源に達し大賢君子の境地にまでのぼる」事によって初めて出来るという自覚に到達したという。「天人の理を究め、性命の源に達」するというのは儒学(朱子学)の最高の目標である。そして、そこに学問の道を定めたという。他にも以下の事を綴っている。

「道が明らかでなく、徳が進まないのは、気質が邪魔しているのであり、次に人欲が邪魔しているのです。ですから、学問をする者は、まず気質を変化させる事から始めなければなりません。球(方谷の諱)の気質が暗昧柔懦(物事に暗く愚かで、気が弱く意気地のないこと)であることを、父母はとても心配していました。幼い頃より先生の門に入り、誦読(そらんじて声に出して読むこと)がある程度出来る様になった頃、父母を亡くすという不幸に会い、それ以来、俗人と交わり、名誉と利益を追求して来ました。そのため、暗昧は暗昧のまま、柔懦は柔懦のままとなっています。この気質を変化させるためには、家業をいったん止めて考えを整理して深めること、書を読み先人に学んで実践することにこした事はありません。というわけで、再び京都に来て師に着き、四書五経の理解に力を入れて、常に実践しようと努めているのです」。

方谷がいかに家業経営と学問の両立に苦悩していたか分かる。四書五経の理解と実践によって方谷が変えようとした気質は高明剛毅な気質であったが、鋤鍬と算盤を手に取り、農業や商業に奔走して名誉と利益を追求する家業経営の中で「天人の理を究め、性命の源に達し大賢君子の境地にまでのぼる」事がいかに相矛盾する事だったのか容易に想像出来るだろう。それゆえ、方谷は家業をいったん止めて京都に遊学したのであった。文武両道の志の厚い方谷はこの年弓も学んだが、これも気質を変えるための行動だったのではないかと思われる。ちなみに、方谷は後の藩政改革において家業経営で培った経験や知識、見識と儒学の道で到達した境地で得た徳や政治哲学を深いレベルで融合して成功させる事になる。一見、相矛盾すると思われる事でも、より高次元で止揚出来るという事を方谷の藩政改革から学ぶ事が出来る。

文政12年(1829年)9月、遊学から帰国した方谷は12月23日、藩主勝職より名字・帯刀を許される事となった。京都遊学の努力が実り、正式に松山藩士に列せられて、遂に五朗吉の遺志であった家名再興を果たしたのである。その上、同月28日には八人扶持で中小姓格を賜り、藩校有終館の会頭を命じられた。藩校には学頭(校長)、会頭(校務主任ー教頭格)、句読師、助教等の教職があったが、いきなり教頭格になったのである。歳24歳であった。藩主の恩に報いたと言って良いが、藩校有終館の会頭になってからの仕事こそが真の義務であった。

翌天保元年(1830年)年六月であるが、方谷は城下本丁に邸宅を賜った。そして、12月には有終館会頭を辞職するが、これは京都や江戸に遊学するためだったらしい。しかしながら、翌天保2年(1831年)、三度目の遊学を計画していたちょうどその時の2月10日、その邸宅が火事になってしまうという事件が起きた。この火事は方谷が賜った邸宅のみならず、藩校有終館を焼いた後、松山城下までも延焼させる事となった。この火事で方谷は家財と蔵書の全てを焼失させてしまう。この火事の際、方谷は城下本丁の邸宅にはおらず、西方村の実家にいた。一説には妻の進が方谷の遊学を止めさせようと放火した可能性もあるという。この頃の進は年々ヒステリックになっていたというからである。

蔵書の全てを失ったのは非常に深刻な事であった。しかしながら、「天人の理を究め、性命の源に達し大賢君子の境地にまで」のぼろうと志している方谷の思考は全く建設的であった。京都の師の寺島白鹿に次の要旨の書簡を送っている。「幼い頃から文事に専念してきたのですが、10余年の業績がいまや灰燼となってしまいました。天意とは申せ、実にみじめなものです。ですが、存亡得失は世のつねです。すばらしい彫刻作品や篆刻(書画の落款印など、実用以外の趣味的な印を彫ること。とくに職人に任せず、文人墨客が自分でやることをいう)の技術であっても、時が来れば滅びるのです。惜しんでくよくよすることなどないのです。天は、私の事業の陳腐さを嫌って、事業を一新させようとしたのかもしれません。いまこそ奮起して、旧染(古くからしみ込んでいる慣習)による汚れを一洗し、高く一つの方法を打ち出して、天意に答えなければなりません」。

城下町まで延焼させた方谷であるが、藩から城下町の松連寺という寺で30日の謹慎を申し渡された。この刑について適当かどうかであるが、「江戸の火事と火消」(山本純美著)によれば、「地方凡例録」によると「自火の場合、多くは禁固刑で、寺で謹慎といった形がとられている」、しかし、「その失火については代官、勘定奉行の酌量の余地があったらしく、この量刑が必ず行われていたわけではない」、「延焼の範囲でみると、寺社門前では10間以上は江戸へ報告し、その火元は3日間押込、延焼間口10~50間は10日、50~100間は20日、100間以上は30日と重くなるが、あまり厳密ではなかった。小さい火事なら火元は自分で寺に入って謹慎し、焼け跡に小屋掛けなどができれば寺を出てこられた」、「こうした出火についての各地の規程には、町奉行、地方についての勘定奉行、寺社奉行などで統一性はなかった」という。方谷の場合、江戸では自火に該当し、30日の謹慎というからには100間(約182m)以上延焼の扱いで自火としては重かった、つまり刑として適当だったといっていい。

謹慎が解けた天保2年(1831年)七月であるが、方谷は藩から2年間の遊学の許可を得た。そして、京都の師である寺島白鹿と鈴木憮泉の許へ三度目の留学に出立したが、八月、再び不幸が起きる。丸川松隠が74歳で逝去したのである。松隠は火事の時も方谷に一片の詩を添えた書簡を送り、「易経」乾卦の「亢竜有悔(最も高いところに昇りつめた竜は、これ以上昇ることができず、後は落ちることしかできないので、その後のことを考えて慎みを持っておくべきという)」を引用して、「くよくよしないように」と励ましていた。方谷が寺島白鹿に前向きな書簡を送れたのも、松隠の訓戒が少なからず影響を与えたからと言える。松隠が年だったとはいえ、方谷の悲しみは切実だった事だったろう。

方谷は鈴木憮泉の門で元岡山藩士の馬来南城、富松萬山、春日潜庵、立誠堂を開塾していた相馬九方らと親交を深めていたが、日出藩(豊後国速見郡日出2万5000石木下家)の儒学者帆足萬里の門人小川弘蔵と出会った事で転機が訪れる。遊学前後から朱子学に満足出来ず、暗中模索していた方谷は萬里の著書を読んで「読むごとに非常にびっくりして、もっともだと感じ入って、思わず机をたたいて、すばらしいとほめたものだ」と感嘆したという。ちなみに、帆足萬里は江戸後期を代表する儒学者だったが、同時に理学者(自然科学者)でもあった。この頃、日出藩家老となって藩政改革に従事していたが、儒学者であった帆足萬里が蘭学を通じて本格的に自然科学を学ぶようになったのは文政年間(1818年~1830年)からである。40歳代だった萬里は藤林普山の「訳鍵」を手に入れてオランダ語を修得し、ヨーロッパの天文学書や自然科学入門書、医学書などを読んで、その紹介とともに批判や独自の見解も加えた没後刊行の「窮理通」全八巻を著す事となる。明治維新の後であるが、オランダのグイド・フルベッキが「窮理通」の説を聞いて江戸時代の科学の進んでいたことに驚いたという。その他、国学、仏典にも通じていたが、天保15年(1844年)には王室・覇府・諸侯の三編よりなる、幕藩体制に関する諸改革案を論じた「東潜夫論」を著し、医学でも漢方と洋方の折衷論を述べた「医学啓蒙」を弘化3年(1846年)に著している。

方谷は小川弘蔵を通じて藩政改革を行っていた帆足萬里から書簡で教えを請うたものの、返事は来なかったようである。しかしながら、萬里の書を読んだ方谷は「知行合一」の命題を持つ陽明学を志すきっかけとなったという。

一応、帆足萬里の藩政改革について触れておくが、その前にこの時期の幕府の経済問題や諸藩の財政問題について記しておく。江戸時代の幕藩体制は「米本位制」である「石高制」を経済的、政治的原則としていたが、「石高制」は年貢を米で徴収し、それを売却して現金に換える事で成り立っていた。しかし、米価は江戸時代を通じてほぼ一定、1石1両前後(0.5~1.5)で推移していたにも関わらず、この頃の諸色(米を除いた食物や日常品)の価格は高騰して米の実質価格は下落していた。「耕地面積の拡大」や「新しい農機具の開発」、「農業技術の発達」などの要因によって農業の生産性が飛躍的に向上し、農民一人当たりの収入が増えたために、米だけじゃなく様々な生活必需品以外の品物を買うようになったからである。このニーズに応えるために、物流を担う海運業も飛躍的に発展したが、幕藩体制を支える石高制は米価の相対的下落によって屋台骨が揺らぐ事となった。諸藩の状況はより深刻で、江戸藩邸の維持や参勤交代が武家諸法度で義務付けられていた上、天災による凶作や大火などが頻繁に発生して年貢米の削減や歳出がかさみ、幕府からの手伝普請を請け負う事もあったからほとんどの藩は財政破綻していた。それゆえ、江戸時代中後期以降はどこの藩も藩政改革が急務となっていたのである。

さて、帆足萬里の藩政改革についてであるが、天保3年(1832年)から同6年(1835年)2月のたったの3年弱に過ぎなかった。改革を進めている内に特に老輩からの反発にあい、政策を提示しても協力しなくなったからだという。こういう反動は改革者が必ず遭遇する事で、それだけ組織の旧弊を変革して新しい方針に適応させるという事が困難だという事だが、それでも萬里は一応の成果は出している。天保五年正月の段階で藩の倉庫には米2629石、大豆937石(専売制を取っていた)、金290両、藩札20貫700匁の余剰が出来ていたという。

萬里が家老に就任した時の日出藩であるが、綱紀が退廃し、参勤交代のための費用はもとより、藩士への扶持米にすら窮する状態であった。よって、萬里はまず財政を整理し、その後諸般の宿弊を取り除くという方針を立てた。そして、役所から倉庫の諸帳簿を自宅に運ばせ、公務が終わった後に詳細に調べ上げた。これにより、役人達の不正経理がことごとく発覚したため、執政以下の家老に責任を問うてほとんどを退役させて、関わった役人達も同様に罷免、更迭させるという果断な処置を取った。そして、藩士中の自分の門人の中でも才幹のある者を要職に付けた上、役人達の信賞必罰を徹底させた。日出藩も財政破綻してギリギリの状態であったから、財政再建までは萬里の改革に委ねざるを得なかったのだろう。腐敗した役人達を一掃した後は、節倹の諭を藩内に下し、家禄はもちろん衣服、飲食、音信、贈答の細かい事に至るまで制限して、士民に質素倹約の風土を養わさせようとた。萬里の藩政改革の方針は松平定信の寛政の改革の影響を受けた「緊縮財政」による「財政健全化策」であるが、天保12年に始まる水野忠邦の天保の改革も帆足萬里の改革と同様の政策を行っている。ちなみに、山田方谷の藩政改革は領内経済を成長させ、領民を豊かにする事によって財政再建を行う事になるが、家老始め藩中に質素倹約を命じた事は一緒である。財政難の要因の一つに武士達が平和の世の中に馴れ奢侈に流れた事があったから、財政再建のために扶持米を削って質素倹約を行うというのはどこの藩も同じであった。

萬里は節倹の方策を1年、翌天保4年(1834年)まで続けたと思うが、歳計は歳出の方が多く財政赤字は未だ解消されなかった。「思うが」と書いたのは、史料(「大分偉人伝」大分県教育会編)に詳しく年が書かれていないが、藩政改革の3年弱の間に財政収支が合わず、更なる改革を打ち出す年があったからで、天保5年(1835年)には財政赤字が解消されるのでその年は天保4年と推理したからである。財政赤字が未だ解消されていない事を知った萬里は更に支出を切り詰め、一切の遊戯を厳しく禁じた。その結果、天保5年(1835年)には財政収支が好転するのである。財政問題が解決した後であるが、萬里は窮民救済の制度を作らせるために各町村に勧誘し、基金を作らせようと

 

大分県六大偉人綜合年譜46

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 方谷はこの時15歳。5歳で丸川松陰の門に入り、9歳の時には四書五経の大学を治めていたが、家業を継ぐべき叔父が虚弱だったために、21歳まで家業に専念する事になった。しかし、学問の道も諦めず、家業が終わると深夜まで勉強していたという。後述するが、この家業の経営の経験が方谷が備中松山藩の藩政改革を行った際に活きる事となる。
方谷は当時の士分の改革者のほとんどが倹約中心の改革に縛られていた常識を覆して藩札の刷新や殖産興業と言う現代の経済政策にも通じる改革を行う事になるが、この様な発想が出来たのは、家業の経営を通じて経済産業に精通する事が出来たからだろう。

 家業を継いだ方谷であるが、父・五朗吉は学識もありそれ故、方谷の家業経営の信用が上がるにつれてその学識の高さも評判となると、やがて藩主勝職の耳に入る事となった。
 方谷の令聞を聞いた勝職であるが、方谷の志を誉めて二人扶持を与え表彰した。士分ではないものの、士分の扱いになったと言ってよい。父・五朗吉の地道な努力が実を結んだのである。
 当然ながら、方谷の親族達は大いに喜んでこれを本格的に家名再興のチャンスと捉えた。そして、方谷を家業から外し、学業に専念させるために京都に数度に渡って留学をさせる事に。京都では公卿九条家の家士で儒学者の寺島白鹿に学んだが、文政12年(1829年)に帰郷すると、板倉勝職は正式に方谷を登用する事に決し、名字帯刀を許して八人扶持とした上、藩校有終館会頭を命じた。藩校には学頭(校長)、会頭(校務主任ー教頭格)、句読師、助教等の教職があったが、方谷はれっきとした藩士になったのみならず、いきなり藩校の教頭格に任命されたのである。歳24歳の時である。勝職がよほど期待をかけたと思いたい所だが、勝職は癇癖持ちで酒乱で藩政にろくに興味を持たず、藩財政を悪化させた人物として伝わるので、

これで方谷は山田家代々の念願だった家名再興を実現させた訳だが、方谷は出世よりも純粋に学究を動機として学問に情熱を注いでおり、その後も留学を重ね、京都だけではなく江戸にも行き、幕府の昌平坂学問所の儒官佐藤一斎の塾に入門した。
一斎塾では後に藩主真田幸貫に命じられて「海防八策」を著し、洋学の第一人者として勝海舟、吉田松陰、橋本佐内、坂本龍馬など多くの開明派志士達を生んだ松代藩士佐久間象山と共に塾頭になったが、象山の性格が傲慢で狷介だったために、仲は良くなかったようである。
後年、方谷の最も有名な弟子で、越後長岡藩の藩政、軍制改革を行い、戊辰戦争では奥羽越列藩同盟軍として数に勝る新政府軍を大いに苦しめて幕末史に英名を残す事となる河井継之助が山田方谷に弟子入りした際、象山に関する談話の中で、確執の理由を封建の世では雇われるのが宿命なのに、象山には「温良恭倹譲」の一字がないと語っている。河井継之助も同様に佐久間象山とは反りが合わなかったらしい。佐久間象山という人物は

さて、昌平坂学問所では朱子学以外は教えてはならなかったが、佐藤一斎の見識は陽明学にも及んでおり、陽明学も若干教えていた。それが山田方谷の思想に強い影響を与えた。
方谷は王陽明の「伝習録」を中心に、大塩平八郎の乱で有名な陽明学者大塩平八郎の著した「洗心洞箚記」も愛読していたようである。この陽明学こそが山田方谷の改革の原動力となったのだが、陽明学について若干説明したい。

陽明学は南宋時代に出来た朱子学が、明代に支配イデオロギーに変化しつつあった
事に対する、原点回帰とアンチテーゼとして王陽明が唱えたもので、思想的特徴に
「心即理」「至良知」「知行合一」という概念がある。「心即理」とは朱子学の
「性即理」という概念に対する反論である。朱子学は孟子の性善説を採用していて、
心を「性」と「情」に分別し、「性」とは天が付与した純粋な善性であり、「情」とは
感情によって私欲等に変化する心の動きとした。「理」とは事物を支配する「性」、
「情」の上位概念で、朱子は「性」即ち天賦の善性のみを「理」とし、そして、「理」の
概念は、人に内在する「性」だけでなく、外界全ての事物も「性」を持つと言っている。
これが朱子学の「性即理」である。

これに対して王陽明は、性・情合わせた心そのものが理に他ならないと唱えた。
心の内にある性(理)を完成させるためには、外的な事物にある理を参照する必要はなく、
天賦の善性ある「性」と感情によって移ろい易い「情」の合わさった心を、本来、
万人に備わっている良知へと磨き、それに従えば良いという物で、これは朱子学の概念の
「理」に含まれる外的権威の経書や政治的権威まで否定する危険性を孕んだものであった。

「致良知」とは本来、万人に宿っている天賦の善性である「性」、「情」を私欲によって
曇らせず、孟子が言う所の万人が天賦にして持っている善悪、是非の判断能力「良知」へと
磨く事を言う。良知に従う限り、外界に存在する既成の善悪の観念に束縛されず、その行動は
善となるというもので、良知とは何かを知る事でもある。

「大学」にある「格物致知」の解釈を朱子学では「知を致すは物に格(いた)るに在り」とし、
外界に存在する理を一つ一つ極めて行くことで得られる知識を以て物事の善悪を判断すると
したのに対し、陽明学は「知を致すは物を格(ただ)すに在り」として外界にある「理」は
全て「性」、「情」の合わさった心にあり、それを正すことによって知を致す、すなわち
「良知を致す」事によって「理」と合致させると解釈した。

「知行合一」とは朱子学における「知先知後」に対するアンチテーゼであり、
「知(良知)」とは認識を言い、「行」とは実践を指す。心の外に理を認めない陽明学
は経書等の外的知識によって理を悟るのではなく、先天的に万人に宿っている良知に
従うのであるから認識と実践とは不可分と考える。例えば、美しい花を見て(知)、
美しいと思った(行)時は認識と実践は一体となっている。ここから発展させて、
道徳的知である良知は実践的性格を有し、また道徳的行いは良知に基づくものであるから、
もし「知」と「行」が分離するのであれば、それは私欲によって分断されているのだ、
とする。

後年の方谷の藩政改革において、陽明学がどの様に発揮されたであろうか。
知行合一の思想通り、藩校有終館学頭として知識を藩士に教授していただけではなく、
リスクをおかして藩宰相となり藩政改革を実行したという事や、儒教で育成された
武士階級が商人には課税もしなかったほど商工業を嫌っていた時代にも関わらず、
方谷はそのような固定観念を無視して、商工業を取り入れた改革を重点として
推進した事にあると思う。 

また、陽明学というのは、「致良知」や「知行合一」の教えによって、過激な行動な
行動を取らせる事が多く、時にそれが不毛としか言えない結果をもたらす事があるようだ。
大塩平八郎や吉田松陰は熱烈な陽明学徒であったが、その行動と死は一見すると非常に
無謀だった様に思える。しかしながら、彼らの行動は多くのフォロワーを作り出し、
尋常でない影響を与えた。陽明学は、いわゆるカリスマ的リーダーシップを作り出すのである。

ただし、優れた知性や判断力、及び成熟した人格を持っていないと、その行動は本当に
無駄で終わる危険性があり、方谷は陽明学のこの欠点を熟知していた。そのため、方谷は
朱子学も同時に尊重し、その事によってむしろ、陽明学を活かす事が出来たのである。
方谷が藩政改革を実現させ、幕末維新の混乱の中で備中松山藩のかじ取りをうまく行えた
のは、陽明学の欠点を克服したからに他ならない。陽明学の欠点を克服した事で、領民から
神の様に慕われ、備中聖人と言われる様なカリスマ的リーダーシップを発揮する事が
出来たのである。



続く
日本のケインズ山田方谷という人物。2
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/6d3e9e0d59e4fa4b9330efe2e3043ddc




※なお、私は元々一サラリーマンで実家は庶民レベルに過ぎませんが、
なぜ、少なくとも政治家や自衛隊の三佐で統合幕僚学校候補くらいの
人間を狙わないのでしょうか?「やりにくいから出来ない」。
それが集団ストーカー・電磁波テロの何たるかであって、真相です。
つまり、無差別テロだからです。無差別テロであれば、猟奇殺人鬼達が
やり易く、「むかつくカモ」だと思える者が狙われます。




<層化の裏に共産圏関連過去記事>
鬱陶しい集団ストーカーネット工作員の印象操作について。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/eda1870e077684190aa7700eec52d45f
(取り急ぎ)創価etcの自称防犯活動と被害者統合失調症認定の謎について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/452f4d12dedb4bcb2c0941ad5ec3ede8
池田大作のノーベル平和賞挫折とフランスでのセクト指定
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/e1aa3b7d38520d7cff774919daf6dd6b
【重要情報】前回記事でのコメントのやり取り。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/404a544444470bb3a8e50fa0693de233
中国高官が祖国を捨てる日
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/27ebe37aed68db08d884615cf035962c
電磁波兵器実在の新ソース
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/55161e4bfc1498be188725f769db3fe9
世界中で集団ストーカーを起こしている根源とは?
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/de7850fec770af6bb514da173278f0be
国防軍創設の意義について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/26b4f9b6ceac0ceab3d6328da6ac9e10
自公政権の行方を分析
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/a7d33cd95f0390e29253956d636e03e2
韓国で集団ストーカーをドラマ化
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/c7b761c8107ad719137d745c17422141
中国共産党と創価学会との関係
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/888d6dbe4247eca562f17c6054e5ef7c
【創価学会が集団ストーカーをやっている決定的証拠】 洗脳された創価の二―ト大騒ぎ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/62dcc73ead5e8c2fa8157ff7c6da4656
1999年に『週刊現代』に連載された高沢皓司氏の「オウムと北朝鮮の闇⑨」抜粋
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/8c6e6325adedd6c009b1a2eccb260ee4
新宿区危機管理課に防犯パトロール要員個人登録について相談
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/5862c78b5277ace9ab495a15f6248f28
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集団ストーカーの犯行予告ー飯能の創価学会員桑原に読ませられた漫画
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層化と朝鮮学校教育との類似性、ルーマニアの国旗と層化旗
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絡まれました。 + 層化の大好きな三国志演義の計略ついて。
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聖教新聞「寸鉄」特集とマツダ派遣社員の12人殺傷事件
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/fa285f18d69c83f4a83efd6ffe71a410
集団ストーカーテロの根源的原因ー「軍事独裁体制」
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/2a8f276ab4896331510b43c86b71e36f
ユダヤ陰謀論の目的真相と毛沢東思想、反日亡国論ーそして日本占領が成功した暁には。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/5cbec17f4180cf50ed51287316a95e03
電磁波犯罪から見える共産ファシズムーマルクスの唯物弁証法
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/ab0d2d22d2a390d7727bc637d39813bf
論考「創価学会の裏に北朝鮮」 
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/1fbe542ceddde7cc5313a3bf0eeb8fb8
層化の裏は共産圏だと思う(ユダヤ陰謀論に対する見解)。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/7ccd46f2567c4a2bc862f122a3f0a14c
討論「日本と国際インテリジェンス戦争」ー層化は共産圏の謀略組織+統一教会が集団ストーカーを一緒にやってる事について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/3b2e07cdd6f067896b72dbdd2901edb4
創価学会広宣部の存在と創価学会員の語った奇怪な全体主義的思想
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/448ad01ed3014270a7fa41a65dc6a58c

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ルイ・アームストロング この素晴らしき世界

2013年02月18日 | その他、趣味、関連情報
憲法9条改正に断固反対し、平和平和と言いながらその真の目的は
日本の国防力と外交力を削ぎ、国家乗っ取りとテロリズムを謀る事だった
在日・カルト・共産主義者達による今の日本の惨状。

いつの日か我々日本国民が再びこの名曲を歌える日が来るように
立ち上がらなければなりません。

既に国家はクラッキングされ、唖然とするような圧政、悪政が開始されています。
平和は歩いてきません。刻々と変わる国際情勢の中で、アメリカがわざわざ自国の
血税を使い人命を賭けてただでくれる甘い物でもありません。

真の日本の平和は我々日本国民の賢明さと努力によって手に出来る物です。



ルイ・アームストロング この素晴らしき世界



I see trees of green,
red roses too.
I see them bloom,
for me and you.
And I think to myself,
what a wonderful world.

I see skies of blue,
And clouds of white.
The bright blessed day,
The dark sacred night.
And I think to myself,
What a wonderful world.

The colors of the rainbow,
So pretty in the sky.
Are also on the faces,
Of people going by,
I see friends shaking hands.
Saying, “How do you do?”
They’re really saying,
“I love you”.

I hear babies cry,
I watch them grow,
They’ll learn much more,
Than I’ll ever know.
And I think to myself,
What a wonderful world.

Yes, I think to myself,
What a wonderful world.

Oh yeah.

(訳)

私には緑の木々が見える、
赤いバラの花々も
私と君のために
咲いているんだ。
そしてひとり思うんだ、
なんて素晴らしい世界だと。

私には青い空が見える、
白い雲も
輝き祝福された日、
神聖な夜の浄闇。
そしてひとり思うんだ、
なんて素晴らしい世界だと。

虹の色彩、
空にあって何と可愛らしい
行き交う人々の
その顔にもあって
私には友人たちが握手しているのが見える、
「ごきげんいかが?」って言ってるよ
彼らは本当は言ってるんだ
「愛しています」って

私は赤ちゃんたちの泣き声を聞いている、
彼らの成長を見守ろう
彼らはより多くを学ぶだろう、
私が知るだろうことよりも。
そしてひとり思うんだ
なんて素晴らしい世界だと。

そうさ、ひとり思うんだ、
なんて素晴らしい世界だと。



※1968年にヒットした曲。作詞・作曲はG・ダグラス(音楽プロデューサーの
ボブ・シールのペンネーム)とジョージ・デヴィッド・ワイス。
ボブはベトナム戦争を嘆き、平和な世界を夢見てこの曲を書いたという。





※電磁波、BMI兵器による被害詳細と技術解説、ガスライティング被害と手法の詳細解説記事まとめ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/c/9b0d3c46a9ab63bd0053faed3f7493ee




「Without courage, all other virtues lose their meaning.」
(勇気がなければ、全ての才能や人徳は意味をなさない)

by Winston Churchill





<層化の裏に共産圏関連過去記事>
電磁波兵器実在の新ソース
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/55161e4bfc1498be188725f769db3fe9
世界中で集団ストーカーを起こしている根源とは?
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/de7850fec770af6bb514da173278f0be
国防軍創設の意義について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/26b4f9b6ceac0ceab3d6328da6ac9e10
韓国で集団ストーカーをドラマ化
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/c7b761c8107ad719137d745c17422141
中国共産党と創価学会との関係
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/888d6dbe4247eca562f17c6054e5ef7c
【創価学会が集団ストーカーをやっている決定的証拠】 洗脳された創価の二―ト大騒ぎ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/62dcc73ead5e8c2fa8157ff7c6da4656
1999年に『週刊現代』に連載された高沢皓司氏の「オウムと北朝鮮の闇⑨」抜粋
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/8c6e6325adedd6c009b1a2eccb260ee4
オウム事件の真相と創価学会の真相(簡単なまとめ)
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/30dd614170546a9bb327499ef37675a0
池田大作死亡説ーもし死んでいたら見えてくる事
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/bbc745916f84d24c1fe002265832e199
池田大作名誉会長の講演 in USA
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/d687450ee0afa4b71b747ffc09f89bb0
集団ストーカーの犯行予告ー飯能の創価学会員桑原に読ませられた漫画
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/c7e88a50d7d93de22592b60b1e220709
取手駅通り魔事件の犯人は層化信者
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/9b501bd0273125af05077654b1e970b4
浦沢直樹氏の「MONSTER」 ー サイコパス洗脳と遺伝子工学
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/a238796701ebc6dd1075fdd3c3490d70
オウム事件で北朝鮮などの黒幕が暴かれず尻尾切りにされたカラクリ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/31f648debbd384f3686a5018d3035e88
層化と朝鮮学校教育との類似性、ルーマニアの国旗と層化旗
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/260b5a9d82ce09854a48613ec984ac87
仏教の罪ー三業について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/73372a5c20090b36fe8b89e05326cd31
絡まれました。 + 層化の大好きな三国志演義の計略ついて。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/17909c067d0ae2d411f6bd832359fd70
聖教新聞「寸鉄」特集とマツダ派遣社員の12人殺傷事件
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/fa285f18d69c83f4a83efd6ffe71a410
集団ストーカーテロの根源的原因ー「軍事独裁体制」
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/2a8f276ab4896331510b43c86b71e36f
ユダヤ陰謀論の目的真相と毛沢東思想、反日亡国論ーそして日本占領が成功した暁には。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/5cbec17f4180cf50ed51287316a95e03
電磁波犯罪から見える共産ファシズムーマルクスの唯物弁証法
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/ab0d2d22d2a390d7727bc637d39813bf
論考「創価学会の裏に北朝鮮」 
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/1fbe542ceddde7cc5313a3bf0eeb8fb8
層化の裏は共産圏だと思う(ユダヤ陰謀論に対する見解)。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/7ccd46f2567c4a2bc862f122a3f0a14c
討論「日本と国際インテリジェンス戦争」ー層化は共産圏の謀略組織
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/3b2e07cdd6f067896b72dbdd2901edb4
創価学会広宣部の存在と創価学会員の語った奇怪な全体主義的思想
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/448ad01ed3014270a7fa41a65dc6a58c
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Liberte by Paul Eluard

2012年12月15日 | その他、趣味、関連情報

「自由」 ポール・エリュアール


※「フランス名詩選」の安藤元雄訳を中心に、「世界詩人全集、エリュアール詩集」の安東次男訳を補足(括弧内)。

 

学校のノートの上に(ぼくの生徒の日のノートの上に)
勉強机や木立に(ぼくの学校机と樹々の上に)
砂の上、雪の上に
君の名を書く

読んだページ全部の上に
まだ白いページ全部の上に
石、血、紙、または灰に
君の名を書く

金いろの挿絵の上(金色に塗られた絵本の上に)
兵士たちの武器の上(騎士たちの甲冑の上に)
国王たちの冠の上に(王たちの冠の上に)
君の名を書く

ジャングルと砂漠の上
巣の上に、エニシダの上
子供のころのこだまの上に
君の名を書く

夜ごと訪れる不思議の上(夜々の奇蹟の上に)
日ごとの白いパンの上
結び合わされた季節の上に(婚約の季節の上に)
君の名を書く

切れ切れの青空すべての上(青空のようなぼくの襤褸の上に)
池のかび臭い太陽の上(くすんだ日の映る池の上に)
湖にきらめく月の上に(月のかがやく湖の上に)
君の名を書く

畑の上、地平線の上、鳥たちの翼の上
影を落とす風車の上に(影たちの粉挽き場の上に)
君の名を書く

曙のそよぎの一つ一つの上(夜明けの一息ごとの息吹の上な)
海の上、船の上(海の上に、そこにうかぶ船の上に)
途方もない山の上に(そびえる山の上に)
君の名を書く

泡と立つ雲の上(雲たちの泡立てクリームの上に)
嵐ににじむ汗の上(嵐の汗たちの上に)
つまらないどしゃぶり雨の上に(垂れこめる気抜け雨の上に)
君の名を書く

きらきら光る形の上(きらめく形象の上に)
色彩の鐘の響きの上(色彩のクローシュの上に)
自然界の真理の上に(物理の真理の上に)
君の名を書く

目をさました小径の上に
伸びひろがった街道の上(展開する道路の上に)
あふれ出る広場の上に
君の名を書く

いまともるランプの上
いまきえるランプの上
一つに集まった僕の家の上に(集められたぼくの家たちの上に)
君の名を書く

二つに切られたくだもののような
鏡と、僕の部屋との上に(ぼくの部屋の開き窓の上に)
空っぽの貝殻、僕のベッドの上に(虚ろな貝殻であるぼくのベッドの上に)
君の名を書く

くいしん坊でおとなしい僕の犬の上(大食いでやさしいぼくの犬の上に)
ピンとたったその耳の上
不器用なその前足の上に
君の名を書く

僕の戸口の踏み台の上(扉のトランプランの上に)
いつも見慣れた品物の上(家具たちの上に)
祝福された火の波の上に
君の名を書く

許し与えられた肉体全部の上(とけあった肉体の上に)
僕の友人たちの額の上
さしのべられた一つ一つの手に
君の名を書く

思いがけないものの映る窓ガラスの上(驚いた女達の顔が映る窓硝子の上に)
じっと黙っている時でさえ(沈黙の向こうに)
心のこもる唇の上に(待ち受ける彼女たちの唇の上に)
君の名を書く

取り壊された僕の隠れ家の上(破壊されたぼくの隠れ家たちの上に)
崩れ落ちた僕の狼煙台の上(崩れおちたぼくの灯台たちの上に)
僕の退屈の壁の上(ぼくの無聊の壁たちの上に)
君の名を書く

望んてでもいない不在の上(欲望もない不在の上に)
むきだしになった孤独の上(裸の孤独の上に)
死神の歩みの上に(死の足どりの上に)
君の名を書く

立ち戻った健康の上
消え失せた危険の上
思い出のない希望の上に(記憶のない希望の上に)
君の名を書く

一つの言葉の力によって(そしてただ一つの力を借りて)
僕の人生は再び始まる(ぼくはもう一度人生を始める)
僕が生まれたのは、君と知り合うため(ぼくは生まれた君を知るために)
君の名ざすためだった(君を名づけるために)
自由 と(自由(リベルテ)と)

望んてでもいない不在の上(欲望もない不在の上に)
むきだしになった孤独の上(裸の孤独の上に)
死神の歩みの上に(死の足どりの上に)
君の名を書く

立ち戻った健康の上
消え失せた危険の上
思い出のない希望の上に(記憶のない希望の上に)
君の名を書く

一つの言葉の力によって(そしてただ一つの力を借りて)
僕の人生は再び始まる(ぼくはもう一度人生を始める)
僕が生まれたのは、君と知り合うため(ぼくは生まれた君を知るために)
君の名ざすためだった(君を名づけるために)
自由 と(自由(リベルテ)と)





NOTE;
ポール・エリュアールは反ナチ・反ファシズムレジスタンス活動家でシュルレアリスムの詩人。この詩はナチ占領下のフランスで、イギリス空軍がフランス国民を鼓舞するためにフランス国土に散布したという伝説の詩です。セクト法を制定しているフランスの学校では必ず習うフランス人なら誰でも知ってる詩です。創価学会と共産ファシズムに支配された全ての日本国民に贈ります。

ちなみに、エリュアールは共産党員でしたが、彼の入党の理由は共産主義者への懐柔が目的でした。シュルレアリスム活動が既成概念を打ち破るコンセプトを持ち、反資本主義的な思想を帯びているにも関わらず、共産主義と調和しないと
言う理由で共産主義者に激しく批判されたからです。共産主義はこの時期のソ連のスターリン体制を見ても、社会主義の過程で全体主義化するのは自然な事であって、ヒトラーの思想にヒントを与えたのも社会主義です(スターリンもまたヒトラーに影響を受けました)。

エリュアールが心底から共産主義者だったか私は疑問に思っています。
入党しても追及は収まらず、多くのシュルレアリスム詩人がシュルレアリスムを放棄しました。

フランス共産党
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A





※電磁波、BMI兵器による被害詳細と技術解説、ガスライティング被害と手法の詳細解説記事まとめ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/c/9b0d3c46a9ab63bd0053faed3f7493ee




<層化の裏に共産圏関連過去記事>

韓国で集団ストーカーをドラマ化
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/c7b761c8107ad719137d745c17422141
中国共産党と創価学会との関係
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/888d6dbe4247eca562f17c6054e5ef7c
【創価学会が集団ストーカーをやっている決定的証拠】 洗脳された創価の二―ト大騒ぎ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/62dcc73ead5e8c2fa8157ff7c6da4656
1999年に『週刊現代』に連載された高沢皓司氏の「オウムと北朝鮮の闇⑨」抜粋
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/8c6e6325adedd6c009b1a2eccb260ee4
オウム事件の真相と創価学会の真相(簡単なまとめ)
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/30dd614170546a9bb327499ef37675a0
池田大作死亡説ーもし死んでいたら見えてくる事
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/bbc745916f84d24c1fe002265832e199
池田大作名誉会長の講演 in USA
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/d687450ee0afa4b71b747ffc09f89bb0
集団ストーカーの犯行予告ー飯能の創価学会員桑原に読ませられた漫画
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/c7e88a50d7d93de22592b60b1e220709
取手駅通り魔事件の犯人は層化信者
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/9b501bd0273125af05077654b1e970b4
浦沢直樹氏の「MONSTER」 ー サイコパス洗脳と遺伝子工学
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/a238796701ebc6dd1075fdd3c3490d70
オウム事件で北朝鮮などの黒幕が暴かれず尻尾切りにされたカラクリ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/31f648debbd384f3686a5018d3035e88
層化と朝鮮学校教育との類似性、ルーマニアの国旗と層化旗
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/260b5a9d82ce09854a48613ec984ac87
仏教の罪ー三業について
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/73372a5c20090b36fe8b89e05326cd31
絡まれました。 + 層化の大好きな三国志演義の計略ついて。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/17909c067d0ae2d411f6bd832359fd70
聖教新聞「寸鉄」特集とマツダ派遣社員の12人殺傷事件
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/fa285f18d69c83f4a83efd6ffe71a410
集団ストーカーテロの根源的原因ー「軍事独裁体制」
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/2a8f276ab4896331510b43c86b71e36f
ユダヤ陰謀論の目的真相と毛沢東思想、反日亡国論ーそして日本占領が成功した暁には。
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電磁波犯罪から見える共産ファシズムーマルクスの唯物弁証法
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/ab0d2d22d2a390d7727bc637d39813bf
論考「創価学会の裏に北朝鮮」 
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/1fbe542ceddde7cc5313a3bf0eeb8fb8
層化の裏は共産圏だと思う(ユダヤ陰謀論に対する見解)。
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/7ccd46f2567c4a2bc862f122a3f0a14c
討論「日本と国際インテリジェンス戦争」ー層化は共産圏の謀略組織
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/3b2e07cdd6f067896b72dbdd2901edb4
創価学会広宣部の存在と創価学会員の語った奇怪な全体主義的思想
http://blog.goo.ne.jp/green5771/e/448ad01ed3014270a7fa41a65dc6a58c

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ガスライティング(特にアンカリング、ノイズキャンペーン)被害を軽減させる方法

2010年12月04日 | その他、趣味、関連情報
近所の層化が家の前にたむろして大騒ぎしたり、家の周囲でわざと耳障りな大きな騒音をた
てて嫌がらせすることをノイズキャンペーン、歩行中のすれ違いざまや追い越しざまにわざ
とらしい威嚇的な咳払いしたりして被害者に対し「周囲に気づかれずに集団ストーカーやっ
てるぞ」と挑発する行為等をアンカリングと言いますが、これに更に電磁波攻撃を連動させ
て騒音や咳払いを聞くと同時に体に痛みが走ったり、倒れそうになるくらい気分が悪くなっ
たりさせられているのが常です。これを毎日毎日やられてキレそうになってましたが、最近
この被害を軽減させる方法を見つけました。

家にいる時や外出中はなるべくipod等のポータブルプレイヤーで音楽を大音量で聴くことです。
そうすれば、信者がたむろして騒いでる声やその他様々なアンカリング、ノイズキャンペン
の音をかき消すことができます。電磁波攻撃の被害だけはそれでも変わりませんが、ガスラ
イティング等付きまとい系の被害はほとんど気にならなくなります。被害者の方は是非、一
度お試し下さい。まあ、なんでこんなことしなくちゃならないのか、考えれば考える程腹が
立ってきますが。

尚、ガスライティングとは?ノイズキャンペーンとは?電磁波攻撃とは?につきまして
は、以下の私の過去記事まとめや他被害者さんのサイトで解説していますのでご覧下さい。

※電磁波、BMI兵器による被害詳細と技術解説、ガスライティング被害と手法の詳細解説記事まとめ
http://blog.goo.ne.jp/green5771/c/9b0d3c46a9ab63bd0053faed3f7493ee
★ガスライティング詳細解説
http://antigangstalking.join-us.jp/AGSAS_Glossary.htm


ちなみに、ポータブルプレイヤーはUSBフラッシュメモリ8GでレコーダーとFMがついて2000
曲くらい入るものがアマゾンで3800円程度で売ってます。私は高校1年の時から大学卒業ま
で音楽やってたのでかなり音楽が好きなのですが、音楽にあまり興味のない被害者の方も今
はyoutube等でCDを買ったり、音楽配信ダウンロードする前にただで聴けますので、いいも
のを探して音楽を趣味にしてしまったら一石二鳥ではないでしょうか。

私が聴いてるものはかなりマニアックなのですが、好きな曲を何曲か紹介しておきます。


Nicola Conte Jazz Combo 「Black Is The Graceful Veil(Acoustic Version)」



Nils Petter Molv�・r - Cruel Altitude



Beady Belle 「Ghosts」



Parov Stelar 「 Warm Inside (ft Leena Conquest) 」



Micatone 「 Traces」



Erik Truffaz - Yabous



Toe - For Long Tomorrow (Full Album)



Mo Horizons 「So Ma Guisee」




Llorca 「 My Precious Thing」




KYOTO JAZZ MASSIVE - KUDU



Jazztronik TIGER EYES



Late Night Alumni  「Sunrise Comes Too Soon」





<8Gポータブルプレーヤー>
Transcend 8GB T.sonic 320 TS8GMP320

トランセンド・ジャパン

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<Nicola Conte>
Modern Sound of Nicola Conte

Schema

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<Beady Belle>
ホーム
マリユス・レクショー,ブッゲ・ヴェッセルトフト
ユニバーサル インターナショナル




<Parov Stelar>
Seven&Storm

Etage Noir

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<Micatone>
Nine Songs

Sonar Kollektiv

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<Mo Horizons>
Ten Years of

High Note Records

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<Llorca>
New Comer

F Communications

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<Jazztronik>
en:Code
Jazztronik
徳間ジャパンコミュニケーションズ

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<Late Night Alumni>

Empty Streets
クリエーター情報なし
Hed Kandi
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フェデリコ・ガルシーア・ロルカ

2010年02月01日 | その他、趣味、関連情報
前回の記事から被害は相変わらず激化しています。外出中は大きな音がしたり、すれ違い様
にわざとらしい大きな咳払いをされると、それに合わせて電磁波攻撃によって体に痛みや激
しい不快感を生じさせられています。間接的に暴行を振るってるような形にする訳です。夜
はピクピクと足の筋肉を痙攣させてその後激しい不快感を生じさせる日、気が遠くなるよう
な眩暈を生じさせて激しく気分を悪くさせたりする日があり、もうバレようが何だろうが全
く平然とやり続けているのですが、特に電磁波犯罪実行犯の中心人物は本当に狂人としか言
い様が無い私への意味不明な憎悪、敵意、軽蔑、殺意を持っており、私が電磁波犯罪に巻き
込まれてから1年7ヶ月の間一切それは変わらず、毎日激しい攻撃を繰り返しています。これ
を「テロ」以外の言葉で表現するとしたら何があるでしょうか。更に、就寝中に異様な気分
の悪さを発生させて睡眠妨害も頻繁にされております。

毎日、必死に耐えているのですが、電磁波攻撃は痛みなどの脳信号を送っているだけでな
く、物理的な肉体の損傷、傷害も行われていると思われますので本当に体調が心配です。
しかし、驚くべきことに日本のほとんどの病院は創価学会の圧力と病院内部に送り込まれて
いる信者によって、集団ストーカーと電磁波犯罪被害者が体調不良を訴えたりしても追い返
したり、激しい肉体的苦痛を訴えてるのに検査もせず精神科へ送ったりしてるのです。
医師の中にも当然ながら信者がおり、その者が薄ら笑いを浮かべ診察します。皆さん、これ
が創価学会、公明党を10年間政権与党にさせていたことの想像を絶する恐怖の結果です。
こいつらは明らかに日本の侵略と破壊活動を目的としているので、このような無差別テロを
重要な組織活動の一つにしているのです。これをお読みの皆さんのほとんどはもはや私の言
ってることを統合失調症の被害妄想等と思わず、信じることでしょう。層化の悪事はマスコ
ミを金で縛って訴訟で脅し、官界から圧力をかけて封じ込めているのでテレビ、新聞には出
てきませんが、ほとんどの日本国民の知ることになっていると思います。私と同様のことを
ブログ等で綴っていらっしゃる被害者の方は大勢おり、被害者団体までできています。

そして、重要なのが層化の裏で日本を敵国にしてる国の人間が首謀してやっていると判明し
ても、ばれないように無差別テロを行う等という行為に納得してはいけないということで
す。無差別テロ等は全く戦略としても無意味極まりない単なる破壊活動であり、国際社会全
体を敵に回すような愚行に過ぎません。今まで書いてきたように、このテロを首謀している
のは共産圏のような国際的孤立を平然と出来る反人間的、悪魔的な国家によるものの可能性
が高いと認識しましょう。先進国は軍事的謀略や侵略等、国益にならない行為以外はもはや
極力やらないのです。しかし、このテロ行為には本当に蛮族の反理性と暴力的感情を感じま
す。戦略や国益など無視しても成し遂げようとするような人語の通じない気持ち悪い狂気が
あり、その動機として民族主義的なナショナリズムとプライドの満足というものをはっきり
感じることが出来ます。規律のしっかりした優秀な国家の軍人は戦場でさえ一般市民への虐
殺略奪強姦等やらないものです。本当にこの連中は馬鹿かサルだと思いますが、少なくと
も、参加している日本人は絶対に恥じるべきです。

※電磁波犯罪被害詳細、電磁波犯罪の技術的根拠、ガスライティング被害の記事
http://blog.goo.ne.jp/green5771/c/9b0d3c46a9ab63bd0053faed3f7493ee

所で最近、この被害を受けたのをきっかけにふと思い出して、スペイン内戦で30代で死ん
だガルシア・ロルカという詩人の詩を読んでいます。スペイン内戦は第二次大戦の前哨戦で
あり、ファシズム陣営と共産と連合国陣営の代理戦争だったものですが、ロルカという詩人
はファシズム側のファランヘ党によって内戦勃発時の粛清、狂気にぶつかり殺されてしまい
ました。自分は単なる詩人だから大丈夫だと思っていたみたいですが、この時代の狂気はそ
れを許しませんでした。スペイン内戦は家族、隣近所、友人同士が敵味方に分かれて戦った
ものですが、この辺を調べていると集団ストーカーやってる愚か者どもがどうもそのように
もっていきたいんじゃないかと気づいてうんざりしています。スペイン内戦や第二次大戦等
を調べていると、ドイツなんかにはファシズムを生まざるを得ない状況があって、そのよう
になる必然性を考えざるを得ないですが、現代日本社会がこんなもの再び繰り返そうとする
などバカバカしくて絶句しますよ。とにかく、ロルカは非運というか、内戦勃発直後の国内
の集団ヒステリー状態がよほどひどかったようで殺害されてしまいました。

ロルカという詩人はスペイン内戦がほとんどドイツ対ソ連の代理戦争で、ロルカがソ連が支
援してた人民戦線政府側の人間として殺害された為、左翼、共産党の人がよく好んでいます
が、私はそれ故に今まであまり興味がありませんでした。プロパガンダに利用されるように
政治的なんだろうな、という偏見を持っていたからです。しかし、実際のロルカの詩は全く
政治的ではなく、詩人としては高い文学性を持っていました。非常に難解な詩が多いです
が、カンテ・ホンドというジプシーの哲学詩の形式を用いたり、ガセーラとカシーダという
アラビア詩の形式を用いたり、これらは共にスペインの伝統ですが、画家のダリと親交があ
ったようにシュールレアリスムの手法も用いたりして実験的で多彩です。スペイン語を習得
してないと理解が非常に難しいですが、闘牛士の死を悼んだ「イグナシオ・サーンチェス・
ヘヒーアスを弔う歌」等はこの時代の詩の潮流を知っていれば、ロルカの才能をしっかり理
解することが出来ます。しかし、内戦勃発直前に書かれた詩集などは暗いイメージと絶望に
満ちており、時代の狂気が繊細な比喩に宿っています。それでも、それを美的なものへと昇
華しようとして、悲しい幻想的な倒錯を生んでおり、政治的な破壊と狂気がいかに芸術家の
感性を叩き壊すかよくわかります。

ロルカを殺害したヒトラーも非常に芸術的に自らとドイツ民族、ナチズムを表現し、大衆を
扇動し熱狂に導いていきました。ワーグナーのヴァルキューレをBGMにするような演説、凱
旋行進をし、親衛隊や突撃隊を組織してテロリズムで政権を乗っ取りました。かっこいいハ
ーケンクロイツの紋章をデザインし、「ハイルヒトラー」と党員に絶叫させ、ユダヤ人をス
ケープゴートに叩いてドイツ民族のナショナリズムを鼓舞しました。第一次大戦の敗戦でボ
ロボロになっていたドイツ国民はドイツの復活を期待しましたが、それが全世界での戦争を
引き起こし、連合国枢軸国合わせ死者5000万人を生み、最後は日本の広島、長崎市民を
放射能爆弾で虐殺するという惨禍をもたらしたのです。ロルカの詩はそれが始まる15年間
くらいの間に書かれたものです。ロルカは政治活動をしようとしませんでしたが、ロルカの
知性と感性はこの時代の狂気を拒絶していたように思われます。

フェデリコ・ガルシーア・ロルカ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%87%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%82%AB
スペイン内戦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%86%85%E6%88%A6

歴史を見ていくと人間社会というは何故、中々うまくいかないのか、本当に絶望することが
多いです。人の生きる意味や価値というのは社会が市民に与え、実感させてくれるのにも関
わらず、自らの手でそれを破壊していこうとします。第二次大戦期間中に生きた人たちは一
体、自分の人生にどんな意味や価値を見出したでしょうか。国家のために死ぬこと等、戦争
が終わってしまえば全く空虚なことです。多くの市民は虫のように生存することだけを考え
たに違いありません。確かに、社会は多くの複雑なトレードオフの利害対立で成り立ってい
るので、それ故に戦争も起こってくる訳ですが、だからこそ人間社会は何より優先するルー
ルを作ってそれを守り秩序を確立して戦争のリスクを回避しようとします。力だけが物を言
う無法地帯が生み出す惨禍はアフリカ諸国を見れば一目瞭然でしょう。日本社会は戦後相当
進歩し、それ故に一時は実質世界第一位の経済大国になったと思ってますが、それでも、私
が今現在、巻き込まれているようなテロや裁かれない凶悪犯罪が起こってしまっています。

中国は未だにチベットやウイグルで弾圧虐殺し法輪功信者を拷問死させたり、北朝鮮はミサ
イルを日本に向けて発射したりしてますが、アメリカは「子供だ」と相手にしてません。
私の巻き込まれてるテロは根本的にこういう連中がやってることは明らかで、創価学会が日
本国民にやってることは正にそのものかそれ以上です。中共は法輪功信者を拷問死させて
いますが、電磁波犯罪もDRAPA(アメリカ国防高等研究計画局)レベルのハイテクを使用し
て遠隔から被害者を周囲に統合失調症に罹患したと思わせながら拷問にかけ暗殺しようとす
るものです。しかも、それは無差別テロです。しかし、なぜ日本はこのような勢力の存在を
許しているのかバカバカしくて話になりませんね。政治家の皆さんもしっかりしたリーダー
シップを発揮して対処してもらいたいものです。後世の歴史家や作家に罵倒されないため
に。更に、スペイン内戦から層化が日本をクーデターと内戦に持ち込むことを連想しました
が、頼むのでそんなこと考えてないで欲しいですね。

社会心理学には「リスキーシフト」「集団思考」という理論がありますが、全体主義的な組
織というのはナチスを見ても典型的にそれの極みのような特徴を持っています。しかし、無
差別テロをやってる連中の人語の通じない狂気、気持ち悪い暴力、笑いながら殺すという倒
錯はむしろ、これらの理論を逆手に使って徹底的に反社会的なテロ集団に洗脳しているよう
にも感じます。オウムを見て下さい。あれも典型です。先進国はもはや第二次大戦のような
愚かさを繰り返さないために、組織論として失敗を分析してるのです。

集団思考
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E6%80%9D%E8%80%83
リスキーシフト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%95%E3%83%88
集団心理
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E5%BF%83%E7%90%86
同調現象
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E8%AA%BF%E7%8F%BE%E8%B1%A1
自己検閲
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%A4%9C%E9%96%B2
自薦の用心棒
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E8%96%A6%E3%81%AE%E7%94%A8%E5%BF%83%E6%A3%92
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Herbie Hancock陰謀論。

2010年01月26日 | その他、趣味、関連情報
今回は趣味関連。創価学会ミュージシャン。

Herbie Hancock - "Sly"


Herbie Hancock - Actual Proof


驚くことに天才ジャズピアニストHerbie Hancockは創価学会員だそうです。ジョンマクラフ
リン、ビートルズと東洋文化に傾倒しているミュージシャンは60年代~70年代に多く、その
ブームの根本にはビートニクの文学運動があると思われます。 「Actual Proof」は日蓮の
「現証」の英訳らしいです。私は東洋文化をミックスしたような向こうのアーティストの作
品が非常に好きです。

ビート・ジェネレーション
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

ピューリッツァ賞詩人ゲイリースナイダーは禅に凝っており、禅の詩ばかり書いていまし
た。他のビートニク、ジャックケルアックやアレンギンズバーグも東洋文化の影響が濃かっ
たように思われます(昔よく読んだがもう忘れた)。

しかし、層化は無差別に一般市民を狙って集団ストーカーをやってるようなカルト宗教暴力
団であって、Herbie Hancockは真相を知っているのでのでしょうか。はっきり言って層化
であることは彼のキャリアを傷つけるんじゃないですか?特に日本人が知ったら。層化も
Herbie Hancockの優れた音楽を台無しにしないように、まともな宗教団体に生まれ変わって
もらいたいものですね。集団ストーカーと電磁波犯罪を一刻も早く止めるべきです。どう
せ、広告塔として利用してるんでしょうが、そういう姿勢は俗なポップミュージシャンには
いいかもしれませんが、芸術性の高い彼のような音楽性には相当な悪影響を及ぼすでしょう。

私はジャズファンクが一番の好みであってジャズファンではありませんが、ジャズファンは
Herbie Hancockがファンクに走った時に堕落したと言ったそうです。私はロックをやってい
たのでこのようなジャズファンの教条主義、教科書主義が嫌いで、ジャズフュージョンの
新ジャンルを作ったことの方を評価しています。ただ、どうもコマーシャル過ぎて頂けない
曲も結構耳にしてるので、あまり評価できない部分もあります。層化の現世利益のやくざ的
俗物主義に完全に魂を蝕まれたのか?と思うような。うんざりしますが、ジャズじゃ食えな
いと聞いた事があるのでしょうがないのでしょうか。70年代後半の「sunlight」~
「Future Shock」くらいのファンクアルバム。

一応名曲とされている「Future Shock」の「Rock It」は80年代オールドスクールラップの
バックサウンドの方向付けをしたような流行サウンドを作りました。今聴くと非常に古臭く
ダサイ(RUN DMCとか昔のラップを思い出して懐かしさも覚えますが)。はっきり言って、
良質の音楽は時代など関係なく聴けるものであり、今聴くと古臭くて聴くに耐えない陳腐な
サウンドをHerbie Hancockが作っていたのは彼の汚点だと断言します。時代と大衆とセール
スに媚びていたのでしょう。

しかし、私的には「ヘッドハンターズ」「スラスト」(ギリギリ「マンチャイルド」も)辺
りは嵌ってしょうがありません。ここら辺はコマーシャルに媚びた嫌らしさ等微塵も無く、
かなりストイックです。私が今まで聴いた音楽の中でも最高傑作の一つに入ると思っていま
す。ちなみに、ジャズファンではないのでこの3作以外はほとんど聴きません。


ヘッド・ハンターズ
ハービー・ハンコック,ポール・ジャクソン,ベニー・モーピン,ハービー・メイソン,ビル・サマーズ
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スラスト(突撃)
ハービー・ハンコック,ポール・ジャクソン,ベニー・モーピン,マイク・クラーク,ビル・サマーズ
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マン・チャイルド
ハービー・ハンコック,ポール・ジャクソン,デビッド・T・ウォーカー,ウェイン・ショーター,アーニー・ワッツ,スティービー・ワンダー
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詩とはどういうものか紹介。

2010年01月08日 | その他、趣味、関連情報
詩の趣味を持っているというのは多分、文学、美術、音楽等に興味ない普通の方々
にはあまりいい印象を与えないかも知れません。事実、今の日本の詩(現代詩と言
う)は読み手がおらず、詩集はほとんど詩専門の思潮社でしか出版されてないよう
な状況にあります。その理由は現代詩が感性は陳腐化してるくせに戦後やたら難解
化していったことと漫画やテレビ、芸能と言った新しいメディアや文化が発達した
ために文学自体が廃れたことにあります。実際は優れた作品も多いのですが。

後、よく子供が詩を書くので子供の趣味のようなイメージもありますね。
しかし、私はこういう世界だからこそ逆に面白いと思ってやっていました。
障害があって一般受けが難しく優れたものが作りづらいからこそ、逆にやりがい
を感じます。それに、一人で出来て高価な機材等一切必要ありませんので。

現代詩というのがどういうものか、日本の戦後の詩人の中で一番評価されてる
田村隆一の詩を紹介しますのでご覧下さい。この人の詩は私も大好きです。

しかし、つくづく思うのは、こういう文芸の世界で活動してて何でこんな暴力的な
テロに巻き込まれているのか、そんなものと正反対の世界なのに全く理不尽としか
言い様がありませんね。



「言葉のない世界」 田村隆一

1

言葉のない世界は真昼の球体だ
おれは垂直的人間

言葉のない世界は正午の詩の世界だ
おれは水平的人間にとどまることはできない

2

言葉のない世界を発見するのだ 言葉をつかって
真昼の球体を 正午の詩を
おれは垂直的人間
おれは水平的人聞にとどまるわけにはいかない

3

六月の真昼
陽はおれの頭上に
おれは岩のおおきな群れのなかにいた
そのとき
岩は屍骸
ある活火山の
大爆発の
エネルギーの
熔岩の屍骸
なぜそのとき
あらゆる諸形態はエネルギーの屍骸なのか
なぜそのとき
あらゆる色彩とリズムはエネルギーの屍骸なのか
一羽の鳥
たとえば犬鷲は
あのゆるやかな旋回のうちに
観察するが批評しない
なぜそのとき
エネルギーの諸形態を観察だけしかしないのか
なぜそのとき
あらゆる色彩とリズムを批評しようとしないのか
岩は屍骸
おれは牛乳をのみ
擲弾兵のようにパンをかじった

4

おお
白熱の流動そのものが流動性をこばみ
愛と恐怖で形象化されない
冷却しきった焔の形象
死にたえたエネルギーの諸形態

5

鳥の目は邪悪そのもの
彼は観察し批評しない
鳥の舌は邪悪そのもの
彼は嚥下し批評しない

6

するどく裂けたホシガラスの舌を見よ
異神の槍のようなアカゲラの舌を見よ
彫刻ナイフのようなヤマシギの舌を見よ
しなやかな凶器 トラツグミの舌を見よ

彼は観察し批評しない
彼は嚥下し批評しない

7

おれは
冥王星のようなつめたい道をおりていった
小屋まで十三キロの道をおりていった
熔岩のな流れにそって
死と生殖の道を
いまだかつて見たこともないような大きな引き潮の道を
おれは擲弾兵
あるいは
おれは難波した水夫
あるいは
おれは鳥の目
おれはフクローの舌

8

おれはめしいた目で観察する
おれはめしいた目をひらいて落下する
おれは舌をたらして樹皮を破壊する
おれは舌をたらすが愛や正義を愛撫するためでない
おれの舌にはえている鈷のような刺は恐怖と飢餓をいやすためでない

9

死と生殖の道は
小動物と昆虫の道
喊声をあげてとび去る蜜蜂の群れ
待ちぶせている千の針 万の針
批評も 反批評も
意味の意味も
批評の批評もない道
空虚な建設も卑小な希望もない道
暗喩も象徴も想像力もまったく無用の道
あるものは破壊と繁殖だ
あるものは再創造と断片だ
あるものは断片と断片のなかの断片だ
あるものは破片と破片のなかの破片だ
あるものは巨大な地模様のなかの地模様
つめたい六月の直喩の道
朱色の肺臓から派出する気嚢
氷嚢のような気嚢が骨の髄まで空気を充満せしめ
鳥は飛ぶ
鳥は鳥のなかで飛ぶ

10

鳥の目は邪悪そのもの
鳥の舌は邪悪そのもの
彼は破壊するが建設しない
彼は再創造するが創造しない
彼は断片 断片のなかの断片
彼には気嚢はあるが空虚な心はない
彼の目と舌は邪悪そのものだが彼は邪悪ではない
燃えろ 鳥
燃えろ鳥 あらゆる鳥
燃えろ 鳥 小動物 あらゆる小動物
燃えろ 死と生殖
燃えろ 死と生殖の道
燃えろ

11

冥王星のようなひえきった六月
冥王星のようなひえきった道
死と生殖の道を
おれはかけおりる
おれは漂流する
おれはとぶ

おれは擲弾兵
しかもおれは勇敢な敵だ
おれは難破した水夫
しかしおれは引き潮だ
おれは鳥
しかもおれは目のつぶれた猟師
おれは猟師
おれは敵
おれは勇敢な敵

12

おれは
日没とともに小屋にたどりつくだろう
背のひくいやせた灌木林がおおきな森にかわり
熔岩のながれも太陽も引き潮も
おれのちいさな夢にさえぎられるだろう
おれはいっぱいのにがい水をのむだろう
毒をのむようにしずかにのむだろう
おれは目をとじてまたひらくだろう
おれはウィスキーを水でわるだろう

13

おれは小屋にかえらない
ウィスキーを水でわるように
言葉を意味でわるわけにはいかない


田村隆一詩集『四千の日と夜』
http://www.eonet.ne.jp/~mansonge/trp/yonsen.html

田村隆一
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E6%9D%91%E9%9A%86%E4%B8%80

腐敗性物質 (講談社文芸文庫)
田村 隆一
講談社

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